恋愛小説「メールの涙」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第十二章 メール
夜、自分の部屋で小百合とのことを思い出しながら一人でビールを飲んでいると携帯電話のメール着信音が鳴った。
『啓介君。こんばんは』
(今日は本当に哀しかったよ)
『詩織。今日はごめん』
『ブログ。読んじゃった。炎上しているね。最初に会ったとき教えてもらったでしょう。今日ふっと思い出して読んでみたの』
(本当なの?嘘なの?ブログに書いてある読心術が身についているって)
『本当だよ』
『今も私の心読んだんだね。メールの行間読めるんだ』
『詩織』
『電話で話ししない?』(メールじゃまどろっこしいし)
『うん』
俺は、電話帳の一番最初に登録してある詩織の電話番号を押した。
「詩織・・・もしもし・・今日はごめん」
「大丈夫」(謝らなくていいよ)
「もう僕のこと」
「嫌いじゃないよ。明日会おう。会って話がしたい」
「うん」
俺は、詩織の本心が知りたくて、心の扉を開けようとしたが、すぐに閉じた。
恐かった。詩織の本心を知るのが。
~第十三章 詩織の過去へつづく~
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『ブログ。読んじゃった。炎上しているね。最初に会ったとき教えてもらったでしょう。今日ふっと思い出して読んでみたの』
(本当なの?嘘なの?ブログに書いてある読心術が身についているって)
『本当だよ』
『今も私の心読んだんだね。メールの行間読めるんだ』
『詩織』
『電話で話ししない?』(メールじゃまどろっこしいし)
『うん』
俺は、電話帳の一番最初に登録してある詩織の電話番号を押した。
「詩織・・・もしもし・・今日はごめん」
「大丈夫」(謝らなくていいよ)
「もう僕のこと」
「嫌いじゃないよ。明日会おう。会って話がしたい」
「うん」
俺は、詩織の本心が知りたくて、心の扉を開けようとしたが、すぐに閉じた。
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