私が生まれたのは昭和43年。
その頃の国立大学の授業料なんてものは
初任給の半分程度のもの。
そして7月になればボーナス月(以下略)
それが今では初任給の3倍程。
国民の所得を減らし
大学の授業料を上げ
親の完全支援で大学に進む事の出来る
若者の数を減らし
多くの進学を望む日本の若者に
入学金授業料を始め、必要な生活費を含む
学費の不足分を発生させ
その額を「奨学金」という名の「借金」で貸し
卒業後に返済させるシステムに組み込めば
多くの若者が疲弊し、
多くの若者が、結婚も出来ず少子化が進み
社会も経済も文化も成長せず、
国家そのものが衰退していく。
多くの若者が単なる「借金返済」のために働く
しかも、国が教育の美名を詠い貸した金で
若い日本人が自分の命を未来に繋ぐ事を
諦めなくてはいけない、そんな社会は今すぐ止めよう!
だから奨学金は一旦リセットして
新しい「日本」を始めよう。
「奨学金」を利用しないと
大学に進学出来ない「環境」を作ったのは
日本政府自身!!
借りても自分の給料、ボーナスで
充分に返済できる事の出来ていた額を
日本政府は半世紀掛けて
大学生活に必要な経費を増やしながら
少しづつ、少しづつ
姿、形、性質、性格を変えていき
「奨学金」という名の「借金」に変貌させた。
本来であれば「奨学金」とは
給付が基本!!
これが世界が共有する
共通の常識!
最低でも「無利子」
それが日本の奨学金は有利子が主力商品。
実は既に「奨学金」ではなく
学生相手の「ニコニコローン」でしかない。
あの地獄のサラ金業者が使っていた名セリフ
「ご利用は計画的に」という言葉さえ使わないその商法に
気付けば、卒業後の20年間の生活費を搾取される事になる。
経済的な理由で大学進学を諦めなくてはいけない
若者を救うためであるべき「奨学金」が
卒業後の新社会人生活に重くのしかかる
進学相談時に描いていた「奨学金」のイメージとは
全く性質の異なる
単なる「借金」であった事に気付いても
時は既に遅し!!!
今まで学んできた事、経験を活かし
自分に奨学金を与えてくれた国家に
恩返しの気持ちを込めて貢献し
社会人として立派に活躍し
やがて恋愛、結婚、家庭を持ち、子育て、
孫の面倒を見るお爺ちゃん、お婆ちゃん!!
と描いていた筈の自分の社会人生活が
まさか、その奨学金返済に追われる
借金地獄になるとは
夢、希望、志を抱いて
奨学金を利用して入学し
そして、過ごした大学生活では
想像も出来なかった事だろう。
真面目で、誠実で、勤勉であるが故
借金の事で、恋愛に進めず、当然結婚も出来ず
奨学金返済期間・最長20年・を過ごさなくてはいけない
そして大学進学時に目指していた筈の未来!!
とは全く違う生活を送り
やっと、返済が終わった頃には
所謂、結婚適齢期と言われる年齢は
遠い昔の時代
やがて一人で老後を迎える人生になろうとは
奨学金を利用して入学したあの時
一体誰に想像出来ただろう。
そんな日本の若者が(22歳~42歳+@)が
令和5年度で516万1829人。
日本の人口の約5%、しかも少子高齢化の時代に
その中の若者の5%。
これはもう政治家の作り出した「国難」である。
いや、もっと正確な表現をしよう。
これが今までの政治家の行ってきた「政策」であるのです。
しかし、「政策」によってこの奨学金の無償化が実現できれば
奨学金返済に苦しむ550万人程の
日本の若い男女が一気に活発化し
「少子化」も一発で解決!!
実は毎年毎年、政府が使い残している予算は
10兆円以上あります。
コロナの時なんか多めに予算組んでいたので
20兆円以上使い残していた年も。
実は日本には、そんな予算の使い残しで
解決できる問題だらけです。
使い残しの10兆円で、奨学金の「無償化」
という「政策」が実現できれば
それだけで日本は復活するのです。
いや、使い残しでなくてもかまいません。
10兆円政府がその気になれば何時でも出せるもの。
コロナの時の定額給付金は12兆9000億円の国債発行で
皆様一人一人に10万円給付したのです。
その定額給付金の予算より3兆円も安い金額で
現在の国難は一発で解決できるのです。
でも、今の政治家には無理です。
何故なら現在の環境を作ってきたのは
今の政治家達だからです。
だから国民一人一人の力で
政治家を変え、「政治」を変え
日本国民のための「政策」を
取り戻していきましょう。