幸せ未来

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三江線廃線に想う

2018-04-01 23:50:57 | 鉄道を考える

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*写真は現地の展示物からの複写です
(著作権は撮影者およびコンテスト主催者にあります)

2018年3月31日の

運行をもって

山陰地方にある

三江線が廃線になりました

全長108Kmに及ぶ

長大路線です


昨日営業運転は

終了されましたが

途中駅の浜原駅では


それぞれの方向から来た

運転者が宿泊する設備が

あり、最後の夜を2名で

過ごし、

たぶん4月1日の回送で

お客を乗せる事なく

最後の車庫への

回送運転が行われた事と

思います


お客を乗せる事なく

運転手は長い期間を

懐古しながら運転

した事でしょう


また住民たちは

最後の走行音を聞いて

すべての鉄道の終わりを

感じた事でしょう


廃線となると言う事で私は

まだ混まないうちにと

昨年6月に三江線に

全線往復乗って来ました


この路線は芸備線と合わせ

島根と広島を結ぶ縦断する

路線として全線開業は

1975年と以外と新しい路線です


乗客は1984年をピークとして

年々減り続け

2016年

廃線発表前では 1日あたりの

乗客数はたったの58名

だったといいます


乗ってみて感じた事

この鉄道は江ノ川沿いに走る為

鉄橋とトンネル、そして急カーブ

の連続

25Kmの制限区間が多く108Km

の走行に3時間半もかかる


そして写真で見ての通り

ほとんどの区間で並走で

道路があるのです




車の普及と共に

乗客が減り続けた


全区間乗っていた私だが

地元に人たちが

悲壮とも言える会話が

聞こえてくる


それは自分で運転が出来ない

年寄りの人たち

「これからどうしよう」


ディサービスの老人たちが

乗って来た


乗り納めだと話している


外の車窓を見ながら

「見納めだね」


待ち歩く地元の

人がこう言っていた


鉄道が無くなったら

もう誰もこんな田舎に

来なくなるね


「寂しくなるな!」


そうなんです

鉄道があるから遠くから

観光客が来るのです


そして、その地方に来て

そこの場所に興味を

持ってもらえるかも

しれない


もしかしたら、

移住する人だって

出て来るかも

しれない


鉄道の役割は

移動手段だけではない


山陰地方で次ぎに

廃線がささやかれている

路線がある

それは木次線


宍道駅から備後落合までの

路線


途中日本唯一の三段スイッチバックと

いう鉄道資産もある


私もここに

観光列車 おろち号 に載って

行ってみた


景色のいい所

充分に観光資源のある所です


地元で 次は我が身

それで木次線の存続活動を

している人たちがいる


今回それを紹介して

おきます

http://toyokeizai.net/articles/-/203518
木次線の生き残り策

木次線の生き残り策はこちら



鉄道は観光列車だけで

稼げる物ではありません


現地の住民が主導して

地元の鉄道を意識させ

それによって地方が

活性化させる事につなげて行く


皆が一緒になって鉄道を

皆の共有物として認識して

皆で何かをする


それが地域の活性とか

魅力の再発見とか


そういう意味があるのです


鉄道は先人の人たちが

多大な努力と費用をかけて


作り上げた、地域の資産

なのです


それを理解して、その鉄道を

活かして、全国から人を

呼び寄せる


地域の存在感を示す事が

出来るのです


これはバスには出来ない事です


これ以上の廃線を

増やして行かない為に

地域の人たちが立ち上がって


それに全国の人たちが共感して

参加して、日本全国の

地方の元気を作っていって

欲しいと想います


鉄道には地域の元気と

存在を育てる事が

出来るのです


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生き方ランキング

青い路線が三江線です
きっともうこの路線図は
貼り変えられた事と思います
一つ歴史が消えましたね
地方の人たち、地元の鉄道を
守ってほしいと思います
それはただ「廃線反対!」の
声では駄目なんです
地元の人たちが一致して鉄道を活かす
活動をあきらめずに続ける
それで、地域の人たちの気持ちが
繋がります
鉄道への意識も変わります
その活動で地域が活性化します
生き甲斐が鉄道を通じて作れて
行くのではないでしょうか?
鉄道は単なる足ではないのです
きっと今
静まりかえった
三江線沿線の人たちが
感じている事ではないでしょうか?


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