訓練士のカナダDog Life

犬の訓練士がカナダから犬の話をお届けします♪

飼い主さんが訓練をする大切さ

2014-09-01 | 訓練
おはようございます。

ただいま訓練兼預かりで、クライアントさんの子犬ちゃんが、
我が家で生活しております。


Lakeland Terriaの生後9ヶ月になるフランキー君。
先月から訓練を始めました。飼い主さんは、もともと1週間知人に
預ける予定だったのですが、預けている間、今までの努力が無駄に
ならないよう、この1週間も同じルール・接し方を続けたいとの事で、
我が家で預かり、生活を共にしながら、訓練をする事になりました。


友人にフランキーを預かっている事を言うと
「一週間後、飼い主さんは、訓練されたフランキーにびっくりするね」と。

確かにフランキーは、私にみっちり訓練されます(笑)
訓練することで、私がコマンドを出すとそれに従います。
しかし私に従うようになる!ここが大事です。

私が訓練すれば、私の指示を聞くようになりますが、
飼い主さんの指示を聞くか?と言うとそれは、別です。

犬は、ハンドラーさんによって、態度を変えます。
誰がリードを持っているか?で、態度を変えるのです
 


柴犬クマは、リードなしの上級訓練まで入っています。

そんなクマを入ったばかりの訓練士の卵さんがリードを持つと
クマは「は?お座り?何のこと?」 とトボケます・・・・。
訓練?なにそれ?と知らない振り・・・


ハスキーのサニーは、おばあちゃんが訓練する事が身体的に無理だったので、
私が訓練をしました。上級訓練まで完璧に入っていましたが、
訓練出来なかったおばあちゃんの言うことは一切聞かず、結果おばあちゃんは、
サニーを手放す事になりました。


犬は、このように訓練が入っていても、誰がリードを持っているかで、
態度を変えるのです。だからこそ、
犬と一緒に住む方が(飼い主さんが)
訓練をすることが大切なのです。
 


私は、なるべく飼い主さんの犬は、扱わないようにしています。
私の言うことを聞く犬にしても、まったく意味がないからです。
もちろん犬の訓練もしますが、私の仕事の90%は、飼い主さんを指導することです。
私が、飼い主さんを指導し、飼い主さんが愛犬を訓練する。
そして飼い主さんと愛犬の間に 大切な絆 が出来るのです。


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