柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

因幡の白兎が白状した岩

2008年11月25日 | 世の中
なんか、淋しそうな海岸ですが
この岩が「因幡のしろうさぎ」に出てくる岩なんです。

沖ノ島に流されたしろうさぎが帰りたくて、海のわにに「お前の一族と、私の一族とどちらが多いのか、競争しよう。私が数えるから、皆を集めて列を作りなさい」と持ちかけます。
わには、言われたとおり一列に陸地まで並びます。
しろうさぎは、わにの背中をわたって、もうすぐ陸地に着こうとしたとき
「お前達は、私に騙されたんだよ」と嘘をついた事を白状してしまいます。
そこを聞いたわにが、怒ってしろうさぎを捕まえ皮をはいでしまいました。

赤裸になったしろうさぎは痛くて泣いていると、八十神が通りかかり訳を尋ねます。しろうさぎが話をすると、「それなら、海の水に浸って、風邪に吹かれるとよい」と教えてくれました。
しろうさぎは、言われたとおりにすると肌が裂けてひりひりと痛み出し、又泣いておりました。
そこに大国主命が来て、訳を尋ねます。
しろうさぎが、今までのことを話すと「かわいそうに。真水で体を洗い、池にある蒲の穂を敷いて寝ていなさい。必ず治るから」と告げました。
しろうさぎは言われたとおりにすると、痛みは消えて治ってしまいました。
意地悪をした、八十神は八上姫に結婚を申し込みますが
八上姫は、大国主命を選んで結婚したそうです。

という神話です。

で、この岩の所まで来た時に
しろうさぎは、うかつにも本心を白状してしまったのだそうです。

鳥取県の白兎海岸にあります。
わにとはワニザメらしいです。