柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

「余命わずか」その時にあなたが望むことは?

2022年10月29日 | 終活セミナー
終末医療を知っていますか?
「病気が回復する見込みがない」
「老衰で余命がない」

もし、こんな状態になったらあなたは延命を希望しますか。
それとも延命措置はせず自然に任せて残された時間を過ごしますか。

高齢者が入院をするとき、命にかかわる病気でなくとも終末期医療の希望を聞かれるようになりました。
高齢者はいつ体調が急変するかわかりません。その緊急事態に延命措置をどうしたいのか確認する時間はありません。
そのために病院側は本人の意思や家族の希望を前もって聞いておく必要があります。

さて、何歳までに決めておけばいのか?
それは年齢にかかわらず、今の考えを示すことです
なぜなら
明日命の危険はない、という保証はありません。
事故や災害、病気で危篤になることは否定できないのです。
あなたの人生を自分で選択したいなら、判断力があるうちに終末期医療を考えてみましょう。

親の終末期医療を話し合ったことがあるという家族は約4割といわれています。
6割の家族は次の理由で話し合うことをしていません。
・話すきっかけがない
・今は必要ない
・何を話したらいいのかわからない

そもそも、終末期医療とは?の疑問がある人も多いですよね。
回復する見込みがなく死期が迫った人に
人工栄養や、人工呼吸器や心肺蘇生装置を施して命の維持をするだけの治療をするのか
延命のための治療はせずに、自然の経緯のままを受けれて自然死を希望するのか。
痛みの緩和ケアはどうしたいのか、などの選択です。

本人の意思を家族が知ることで
万が一の時に、本人に意識がなくても家族が代わりに医師に伝えることができるようにしておくのがいいですね。

そのついでに
最期を迎える場所はどこがいいのか?
どんな過ごし方をしたいのか?なども考えてみましょう。

まもなくクリスマスや、お正月に家族が集まる機会があるのなら
今、自分が考えている終末医療を伝えてみませんか。
人間ですから、先々考えが変わることもあります。
その時にはまた、伝え直せばいいのです。
人の記憶はあいまいになるので
混乱を防ぐためにはエンディングノートを利用して意思表示をしましょう。



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