柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀社の調査で感じることは

2013年07月20日 | 葬祭スタッフ
葬儀社から事前相談や接遇の実務調査を依頼されることが増えてきました。

事前相談は、今や葬儀社の最も力を入れている所ですね

地域によって事前相談はこれから、という場所もありますが
ここ数年、事前相談が多くなり、相談者の育成を急いでいる所もあります。

電話の受け方などはとても丁寧になってきていますが
相談ではなく質問に答えることしかできない人達が多いのは残念ですね

質問が途切れれば、そこで電話を切る羽目になり
心の中にある、口には出さない不安や疑問がモヤモヤと残るケースが多いです

また、質問と違った答えしかもらえない場合も結構あります

相談は気持ちを聞いてもらう事も、意見を貰う事も大きな要素なのです


接遇はスタイルだけは身に付けている
または、見よう見まねで動いている、と強く感じます

お客様との間に一線が引かれているのです

葬儀社の営業は、葬儀式で一番発揮できるものです

葬儀自体を見て頂ければ、その葬儀社の力量が解ります
どんなチラシより、嘘がつけません

ちょっとしたアドバイスで気づいてもらえるものですが
内部からはそれが見えていない気がします

いち早く気付けば、他社とは相違ができてきます
それに気が付くのは、お客様です

葬儀社スタッフの意識は以前と違い、サービス業として
捉えているはずですが
葬儀社内の感覚が旧態然としていると、変わることが難しいのかも知れませんね

中には、お客様の為に力になりたくても
「勝手なことをするな、他の者が迷惑する」と叱られる会社もあると聞きました

そのセリフは私が葬儀社に勤め始めた20年前に聞いていたのと同じ!

「何かを変えなくては」と行動を起こす葬儀社の方が多いと信じたいです



葬儀社の格差はどんどん広がっています
7000社近くあると言われる葬儀社ですが
毎日の成長が生き残る術かもしれませんね


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