全国新酒鑑評会で1位発表されない理由は、発表すれば
発表する主体の酒類総合研究所がDisられる事が確定だからだと思われる。
だれだって(どんな組織)だって批判されるのがみえみえな事はやりたくないだろう。
順当にいくと、全国新酒鑑評会1位のお酒は、
(カプロン酸エチルの高い)華やかな(アルコール添加)大吟醸となるだろう。
そんなお酒が、仮にも全国新酒鑑評会1位のお酒≒日本一の日本酒となることに対して、日本酒の業界内部から多くの批判がおきるだろう。
批判は、主にカプロン酸エチルが高い酒が1位であること。
(伝統型酵母で造った酒こそ1位になるべき)
アルコール添加酒が1位であること。
(純米酒こそ1位になるべき)
という神学論争である。
カプロン酸エチルの高い酒を出品している志太泉が言うのは、きわめて矛盾しているのは承知しているが、志太泉としても、全国新酒鑑評会1位のお酒が、(カプロン酸エチルの高い)華やかな酒となったら正直気分はよくない。
やはり、蔵としての酒質追求のゴールはそれぞれの蔵は違うものと想う者として、仮に全国新酒鑑評会1位の酒という存在が蔵に名誉と注目と売上という実利をもたらすことにより、全国新酒鑑評会酒質への目標の収斂が仮に起きたとしたらいやだなあと思う。
ただ、こんなにも私的にも、Disりたい気持ちは、あるけれど、やはり1位を発表する事で少しでも日本酒に話題になってほしいと思う。
そう思う理由は、また。
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