Bro2の暇つぶし

噛み締めながら読んでいる

先週末、三連休だった時に一気に読破したのが、記事でもちょっと触れた和英対訳仏教聖典。そもそもこの本を買おうと思ったのは、日本人なのに仏教の精神を知らないのは、恥ずかしいと思ったから。江戸時代までは神仏混淆、神仏習合といって、神社とお寺は一緒に存在する場合が多かったが、明治維新前後に廃仏毀釈というお寺だけ打ちこわす運動があった。神道には独自の教義というか、聖典みたいなものは無いし、古事記日本書紀には宗教的な教えは無い。単なる物語。これはギリシャ神話に似ている。とにかく神道には教義がないから仏教におんぶされていた。明治以後の国家神道は明治以後のねつ造だから触れない。
という訳で仏教は儒教と並んで江戸時代までの日本人の精神のバックボーンだったわけだ。これを知らないと維新前までの伝統的日本人について分からないと思い今回読んだ訳。
内容については、素晴らしいの一語に尽きる。一つの経典に捉われず、色んな経典から引用されていて、仏教についてのパースペクティブ、大局観が得られる。
もし、何か人生について指針が欲しいが何を読んだらいいか分からないという方は是非読んでみたらいい。自分は英語の勉強になると思い和英対訳版二千円を買ったが、日本語版だけなら千円である。新刊本の値段である。
もし無人島に一冊だけ本を持っていけるなら聖書を持って行くと誰かが言ったが、自分ならこの仏教聖典の方がいいとさえ思う。分量は聖書の方が多くて暇つぶしにはなるかもしれないが、内容と質は仏教聖典が明らかに上だ。
まあ暇つぶしに今後聖書も読むとは思うが、スピ系の話では、聖書はバチカンにより改変されているらしいので、真剣に読むと精神に齟齬を来たす恐れがあるかも。
今回は仏教聖典をオススメした。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事