昨日(3月20日)は大学の卒業式。
私の研究室からも今年は7人が巣立っていった。
卒業式の後、夕方「卒業祝賀会」が行われた。学生の経費負担で教職員は無料で招待される。私たちの世代では「謝恩会」といったものである。ありがたいことおもうが、「祝賀会」というのは、どちらかというと当事者以外のものが行うものであろう。教職員が主催して、学生を招待するならば、祝賀会でいい。「恩」を売るつもりは毛頭ないが、どうもしっくりこない。学生を世に出すために、教職員はそれなりに努力をしてきている。その感謝に報いるというのは、悪いアイディアではないと思う。「感謝の夕べ」とか「卒業記念パーティ」としたらどうか。
卒業した後は、もう保護してくれるものは(親を除いて)誰もいない。自分で切り開いていかなければならない。親にだってもう頼ってはいけないのである。
私の好きな仰げば尊しという歌の最後は、「今こそ分かれめ。いざ、さらば」(今こそ別れて行こう。さあ、さようなら)。そう、一人で旅立って行ってください。今まで身に着けた知識や教養を武器にして。
頑張れよー。
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