昨年末頃から定年退職を意識して、身の回りの整理を始めた。整理と言っても自分の机の中の書類を捨てる事だ。袖机にあるここ約7年分の書類と先輩たちが残してくれた古い書類等がその主たる物だ。念の為に確認しながら、多くは自己満足の為に、スキャナーでスキャンして電子化しておこうと思っていた。
1年ほど前に、電子化する事をいろいろ試したが、その時の結論としては、PDFファイル形式で編集ソフトとしては、富士ゼロックスの DocuWorksと言うソフトを使う事にしていた。今時の複合機はスキャンするとPDFファイルにしてくれるので、後は簡単にPDFファイルの編集ができるソフトが必要だった。
試した見たところ、PDFファイルの編集機能としては、
- 回転機能:90度右回転、90左回転、180度回転
- 頁編集:頁削除、頁移動、頁差し込み等
が必要でAdobeのAcrobat Standard等があれば、問題はなかったが、これを会社で皆が使える環境にはなっていなかった。つまりMSのOffice(EXCELやWORD、POWER POINT)のように必須にはなっておらず、且つ単独のソフトとしてはかなり高いものだった。それぞれ、フリーのソフトがあるにはあったが、どうも使い勝手が悪かった。
一方、当社の技術資料を保存する一つの形式としてPDFも推奨していたが、もうひとつXDWつまり富士ゼロックスの DocuWorksも使っていた。理由は、当社の顧客がこのファイル形式で資料提供を要求していたからだが、ソフトの値段も安い事と、使い勝手も良かったからだ。
しかし、本当はPDFオンリーで行きたかった。あくまで富士ゼロックスの DocuWorksは標準ではなく、かつPDFをいったんXDWへと変換しなければならない。しかし、PDFを直接編集できる簡単なソフトがないし・・・
駄目元で再度調べてみた。すると以前はなかったが、新しいソフトを見つけた。Cube SoftのCubePDF Utilityだ。使ってみるとこれが非常に簡単だ。且つ上記で上げた必要な機能が全て入っていた。しかも無料だ。これだけ素晴らしいソフトがなぜ以前はなかったのだろうか?調べるとどうもこの会社もソフトも比較的新しいようだ。
挿入、削除、前へ、後ろへ、左90度回転、右90度回転等必要な機能がそろっている。しかもその操作も簡単だ。 |
と言う事で、この素晴らしいソフトを見つけた事で、電子化の方法が決まった。もう富士ゼロックスの DocuWorksを使う必要がなくなった。部下の女性にもこれを教えると、これは簡単で便利だと言ってくれた。
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