少し前の話だが、新聞記事の紹介を見て購入した雑誌がある。
「プレジデント2012年11月12日号だ。その特集記事は「この先30年」安心を約束!金持ち老後、貧乏老後」。この中の「リタイア前にやるべきだった・・・」後悔トップ20と言う調査結果に大変興味があったからだ。健康に関しては
健康
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がトップスリーとなっており、これはある意味納得した。特に一番目の歯に関して言えば、十分今からキモに命じておこうと思った。自分では歯は強いと思うが、やはりそれだけでは歯の状態を維持はできないし、年を取ってからはやはり食事が一番の楽しみとなり、逆を言えば歯がそのキーとなる。当然と言えば当然だが、割りとおなざりにされているのだろう。
お金と暮らし
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とこちらもなるほどと納得した。やはりいちばんは、貯金の話となったが・・・。予測はしていたがそれでもそうなったと言うことなので、これは仕方がないのではないだろうか。世のサラリーマン諸氏は、自分のお金の運用には大半の方が興味は無さそうだ。それはかなりの方が奥様に任されているようだし。
従って、お金は無くても、それを活かす事には興味はないようだし・・・。しかし突発のボーナス的な物は如何に奥様に知られずに自分でパクれるかをすぐ考えられるようだ。せこい。しかし自分達で自分が稼いだお金を投資して稼ぐ事にはなぜ興味がないのだろうか?
仕事と人間関係
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とこちらもなるほどと納得した。大半予想できたからだ。大半の方がこう言う後悔をするのに、そして大半の方が自覚されている気がする。しかし、結局後悔する。これは必然なのだろうか?真剣に考えないからだろう。何とかなると。会社に自分の居場所があり、趣味等無くても、友達などいなくても、やってこれたから・・・。親と話をしなくとも、子どもと話をしなくとも。男は仕事があるから、会社があったから。地域社会とのつながりが無くとも、自分には関係ないと・・・。
この雑誌の特集に、事故診断チェック「愛されるジジイ」になる為の七ヶ条と言うのが掲載されていた。
現役時代とは何もかもがまったく逆になる
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私もいくつか、該当する項目があり、これは改善しないとまずいと自分でも認識している。しかし周りを見渡すと思った以上に上記に該当するお年寄りの方が多そうだ。私の所の大先輩がこの典型例だ。社長もそうだ。既に引退された先輩達にこのパターンが余りにも多い。少しは、人の言う事を聞けよと言いたいが、聞かないタイプの方が多い。
そう言う方には
名刺を燃やす「儀式」をやるぐらいの覚悟を
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となる記事を掲載されている。この中で大先輩に本当に言いたいのは、5の「タダで話を聞いてくれる人は、もういない」と言う事だ。大先輩はこの3月で会社を無事退職となり、引退となる。その後別の仕事はされる事はおそらく絶対ないだろう。
自分の生活する場所。それをどこにされるのかは分からないが、会社で後輩や私達に色々な話をされていたが、そう言う場所はない。話したくても聞いてくれる人が大先輩にいるのだろうか?普通は大先輩の奥様だと思うが、奥様は大先輩の話を聞いてくれるだろうか?私は、仕事の一環で、上司としてそして大先輩として、話を聞いて来たが、プライベートなら面倒だ。はっきり私なら愚痴を家で聞きたくはない。どうでも良い愚痴を・・・。
しかしこのタイプの方が、大変多そうだ。しかも一流企業のサラリーマンほど。何のプライドがあるのか知らないが、まずはないに等しいプライドを捨てないと生きていけないのではないだろうか?
全てを守ってくれた会社からの卒業。それは自分が自分として一人で生きる事。本当に会社からの卒業ができるかこれが、本当のセカンドライフの始まりだ。全てのプライドを捨てて・・・。