昨年から定年を迎えられる方が連続している。
- 親会社の私の上司だった方は、昨年の夏に定年を迎えられた。そして会社には残られず、そのまま退職された。奥様と二人で次の人生に向かわれた。
ゴルフもされるし、ドイツのお子さんからビールの自作キットを送ってもらって作られていたようだし、他にも多彩な趣味がおありになった様だ。
うらやましい限りだ。まさに理想的な定年退職だろう。
- 先輩の一人は、昨年末に定年を迎えられた。そしてそのまま今の会社で継続して働かれている。もちろん給料は遥かに安くなったが・・・。
まだ働かないとならない理由もある様だ。しかし最初から同じ会社で、基本的には同じ技術を担当されて全うし、更に乞われて仕事ができるのもうらやましい。
- 先輩のもう一人の方は、今年の春に定年を迎えられた。そしてそのまま今の会社で働かれている。もちろん給料が遥かに安くなったが。
会社の仕事が趣味の様な気がするが、これも私にとってはうらやましい。
- 設計の先輩の方が今月定年を迎えられる。奥様と一緒に故郷に帰られるそうだ。つまり会社には残られないで、退職される。
しかしこの方の定年退職は、実は大きな問題がある。そう後任がいない。他の誰かでは引き継げないと言う大変な問題を抱えている。
特殊なお客様(と言うか親会社しか日本ではメーカーがない)の技術サポートを長年やってこられた。しかもその事業は高利益を生み出している。しかし短期間ではその仕事は引き継げない。それもずっと以前からわかりきっていたはずが・・・。
と言う事で、以前も掲載したかも知れないが、当社(親会社と今の会社)は、定年を迎えても仕事を継続する事が出来る。もちろん本人の意向次第となるが。そう多くの方は、仕事を継続される。これは勿論会社にとっても、ご本人にとっても望ましい事だと思う。
問題は、定年を迎えられる方が、ノウハウを必要とする仕事をされており、その仕事の後任がいない場合だ。そして会社に残られない場合が最悪となる。今回がこの最悪のパターンとなるが、どうして親会社は手を打たなかったのか?それどころではない状況が発生している様な気もするが、しかし貴重な利益を稼いでいる事業をほっておくわけにもいかないと思うが・・・。
お客様から、この先輩の定年の話はずいぶん前から心配されている話を聞いているが、事ここに至っては、もはや営業担当者も、お客様に話もできない状況となっている。会社として、この事業はもうやる気がないと言われているのと同じだが、お客様が強力なだけに怖い。そう余りにも怖いお客様だが、親会社の方が早く気付いてくれて、手を売って欲しいが、既に手遅れかも知れない。はい、やめますと言えるお客様なら良いのだが・・・。それならなんの為にお金をかけて天下りを・・・。
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