私は、元々近眼だった。高校の時には既にメガネをかけていた。度数や乱視により、これらがひどくなる度にだが、メガネを買い替えてきた。そして特にこれが問題になったことはなかった。一つの近眼(+乱視用)のメガネ一つで。この一つの近眼用のメガネで、書類もPCのキーボードも画面も見えていた。
ところが、40代を超えた頃、この近眼用のメガネだけではこれが困難になった。そう老眼が進み、どんどん焦点が遠くなっていった。つまり、書類もPCの画面もキーボードも見ることができなくたった。
そこで、まず、キーボードを見なくてもインプットできるようにブラインドタッチ(タッチタイピング)を出来るようにした。ちょうど仕事が一息付いた時期で、私には約3ヶ月間ゆっくりできた事が大きい。大学の時に初めてコンピュータを知った時からすると20年以上も、感タッチでキーボートを使ってきたが、これを正しく、タッチタイピングするのは最初の一週間が本当にシンドかった。がこれを約1ヶ月でクリアした。
そして、次にPCの画面と書類が見える専用のPCメガネを近眼用とは別に作る事にした。これで取り敢えず、通常は近眼用メガネを使い、仕事つまりPCを遣う時にはPCメガンを使う形で仕事も支障なくできる様になった。そして、このパソコン用のメガネを約20年近く使用してきた。
それが、ここ数年、更に老眼が進み、このPC用専用メガネでも、仕事するのが苦痛になっている。パソコンの画面だけを見て操作する場合は何の問題はないのだが、書類を見ながらのパソコンの操作だと、どうしても二つの距離が障害になってきた。書類の文字が大きければあまり問題はないのだが、実は小さい文字が多い。手書きなどを含めて・・・。
以前は大丈夫だったパソコン用のメガネで、これらの書類を見ても、もうぼけて見えない。
解決する方法として、パソコン用のメガネで画面も見えて、且つ裸眼でも、見えるメガネを用意しなければならない。老眼対策用として遠近両々メガネと言うのがある。近眼用のメガネが古くなったので、数年前に遠近両々メガネにした。この時は、メガネの上側で遠くが見えて、下側でパソコンの画面が見える仕様にしてもらった。
今回は同様にメガネの上側がパソコンで、下側が裸眼の仕様にすると問題が解決するはずだ。これだと自然に使えそうな気もする。しかし定年まで既に残り1年を切った今、更に投資をする気になれない。それほど仕事への執念は既にない。書類でも小さな文字でなければ、パソコン用のメガネでも十分見えるし、文字が小さい書類は拒否する気にしよう!
そう昨年60才定年の先輩がいたが、この先輩が最近ずっと言っていた事だ。この先輩はパソコン専用のメガネを作っていないしそう言う発想はなかったようだ。そして事務所でパソコン、現場へ言っても文字が見えなくて仕事ができなくなっているので、本当は定年で辞めたかったと仕切りに話されていた。
私が、定年できっぱり仕事を辞める理由の一つがこの老眼だ。
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