五十嵐貴久氏の『TVJ』を読んでから、氏に作品にはまり、この所集中的に氏の作品を読んでいる。今回も手にしたのが、『For You』と言う作品だ。ハードカバー帯の注釈で読んでみようとおもったのだが、これまたこの手のPRにはなんとなく、違和感がある。と読んだ直後に思った。泣くほどの作品だろうか?感動はするが・・・。と
まあーもっとも感じ方は人それぞれなので、私の場合は泣くほどではないがと思っただけの事だ。
さて、話のストーリと展開はまた何んとも言えず素晴らしい。確かに感動した。一つ、文句があるとすれば、
韓国の映画スターフィル・ウォンと映画雑誌ジョイシネマの編集者佐伯朝美、朝美のおばの吉野冬子の関係が最後に明らかになるが、あまりにも唐突すぎる気がした。色々伏線が張ってはあるが、もう少しああーそうだったんだと思えるぐらいの更なる伏線が欲しかった気がする。
でもこの作品も面白い。何んとも言えない程、氏の作品はほのぼのさせるものが多い。
書籍名:For You(フォーユー) |
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