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(担当S)
今回は日経新聞さんのコチラの記事から。
各報道機関やネットでは既に言及されていますけど、タカタがこうなった根本原因は「同族経営」にあると私も思います。
「同族経営」と言えば、2006年に起きたパロマ給湯器不祥事事件(死亡事故)も「同族経営」の企業が起こした不祥事の一つでしたが、当時の経営陣はワザワザ記者会見を開いておきながら『原因は販売店による「不正改造」によるもの』と断言して大ブーイングを浴びました。
事故の原因についてはここではとやかく言いませんが、メーカーの本音として「俺が悪いんじゃない!売ってた奴や客の取り扱い方が悪かったんだ!」と言うのは当然あるとは思います。
しかしそう言う本音の部分を、ワザワザ記者会見を開いてまで言う必要があるでしょうか?
通常、こう言う記者会見を開いた場合は「お客様に不安とご迷惑をおかけして大変申しわけありません!事故原因につきましては、本社としても全力で究明する所存でございます。本当に申しわけありませんでした!」的な事を言うのが普通です。
しぱしパロマは長らく続いた「同族経営」のせいなのか、そう言う常識が経営者に欠けていたので、マスコミがカメラとマイクを向けている前で「ウチの会社は悪くない!」的な事を言ってしまい、傷口をさらに広げてしまいました。
もう一つ「同族経営」の企業が起こした不祥事として、翌年に起きたいわゆる「不二家事件」があげられるでしょう。
不二家は洋菓子の製造工程で賞味期限切れの牛乳や製品の再利用を行い、社内基準の100倍の細菌が検出された洋菓子を出荷しておきながら「発覚すれば(解体的出直しを迫られた)雪印乳業の二の舞いは避けられない」との内部文書を作成して問題を隠し続けようとしました。
これは前述したパロマ以上に悪質だと言えます。
では、今回やり玉にあがっているタカタはどうでしょうか?
タカタもこれらの企業と根は一緒で、既に10年前からエアバックに問題がある事を指摘されていたのにも関わらず見て見ぬ振りをし、その結果として傷口を修復不可能な所まで広げしまい、今回の民事再生法の申請へと発展したのです。
未だにタカタの高田久重会長は消費者に対する謝罪を一切口にしておらず、このあたりの感覚のズレも他の「同族経営」の企業と共通しています。
私は「同族経営」の企業は全てが「悪だ!」みたいな事はいいません。
伝統工芸を営んでいる会社や老舗の和菓子屋や酒造所などは「同族経営」の会社が多く、この様な業種は「同族経営」の方が合っている場合があります。
特に伝統工芸的な業種は父から子へ、子から孫へと技能が伝承される事が多いので、「同族経営」だからダメなんだとは簡単には切り捨てたりできません。
従業員が10人に満たない小さな会社なら、労働力の不足から家族が従業員になって家業を支えると言うのもよくありますが、とりたてて「同族経営」が必要だとは思えない業種の比較的大きな会社が、いつまでたっても創業一族が経営を牛耳っている場合は注意が必要です。
こう言う企業は会社の利益を社員に殆ど還元せず、創業一族が海外旅行や博打、高級車を買う為の資金として使い込んでしまっている場合が多いので、その為、放漫経営に陥りやすくある日いきなり倒産って事も有り得ますから、もし何らかの取引する場合はなるべく長期の売掛け金は持たず、可能であるならば現金決済で商品を納めたほうがいいでしょう。
例外としては、創業以来”半同族”的な経営を続けてきたトヨタの豊田章男社長がプリウスリコール問題で機敏に対応し、企業のイメージダウンを最小限に防いだ例もありますが、私の経験から言わせてもらうと8割9割の「同族経営」の会社は何らかの深刻な腐敗が進行している事が多く、トヨタの様なケースは稀有な例外だと見たほうが賢明だと思います。
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[gooブログ] 【同族経営】『タカタ、民事再生法適用を申請 負債総額3800億円 』の何故?
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