SHIKIBUさんのブログ 別館

iPhoneアプリ開発者のSHIKIBUさんが、歴史・文化・オカルトその他の雑学をいろいろ呟きます

【科学】『もうすぐ「1kg」が変わりそう』の何故?

2017-07-16 01:20:26 | 気になるニュースに二言三言

4343

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(担当S)
 

 最近「1kgの定義が変わるかもしれない!」って言うショッキングなニュースが報道されましたが、殆どの人は何の事やら意味が分からないと思います。
 ぶっちゃけて言うと「1kgの定義」が変わっても、私たちの生活には何の影響もありません(笑)。
 体重50kgの人が30kgになってしまようような劇的な変化はないので、ダイエットをしている人でそんな事を密かに期待していた人には残念ですが、そう言う事は起こりません。
 そもそも「1kgの定義」が決められたのは18世紀末の1795年。この時の定義は「1リットルの水の重さを1kgとする」というものでした。
 しかし、その後の科学の進歩によって、同じ1リットルの水でも温度によって重くなったり軽くなったりする事が判ったので、新たにプラチナの塊に10%のイリジウムと言う希少金属を混ぜ込んだ「国際キログラム原器」と言うものを作って、1889年にこの「国際キログラム原器」の重さを1kgと定義しなおしました。
 科学に疎い人にとっては正に「なんのこっちゃの世界」ですが、先述した「1リットルの水の重さ」とこの「国際キログラム原器」の重さは殆ど同一です。ただし精度に関して「国際キログラム原器」の方が遥かに上ですが。
 「国際キログラム原器」は、その後100年以上ものあいだ「1kgの定義」の基準となるモノサシとして使われてきましたが、この「国際キログラム原器」は表面にホコリになどが吸着する事によって毎年1マイクログラムづつのペースで重くなってしまう事が知られています。
 1マイクログラムと言うのも科学に疎い人には全く理解できない単位でしょうが、噛み砕いて言うと1円玉を均等に1000個の破片に分解して、その破片の一つを更に均等に1000個の破片に分解したら、その分解された破片の一つの重さは丁度1マイクログラムになります(※判り易いとは言えない表現でスンマセン m(_ _)m )。
 この1マイクログラムの重さと言うのは有って無い様な重さなのですが、最先端の工学や物理学、あるいは製薬などの分野では、この程度の重さの差も無視できない場合があるので、来年(2018年)から新しい「1kgの基準」が採用される事となりました。
 現在もっとも最有力視されているのは、電磁気力を応用して間接的に「1kgの基準」を定義する手法ですが、一般の人には難解すぎる話なので、新しい定義の詳細については割愛させて頂きます。
 一つだけ大きな声で言えるのは、「1kgの基準」の定義が変わっても、私たちの生活には何の影響もないと言う事です。 
 
  
 
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UFO・宇宙人は存在すると思う? 大学生の8割弱が「NO」に、ちょっと一言

2017-07-16 01:20:22 | 気になるニュースに二言三言

3307

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(担当S)


 当ブログは所謂「雑多ブログ」の一つなのでオカルト的な話題も多く扱っていますが、私、担当Sは科学的証拠がない限り宇宙人とかUFOの存在を信じないことを、たびたび表明しています。
 世の中のブログにはオカルト的な話題をあたかも本当の様に書いているブログもありますが、個人的にはそういうブログは感心しません。
 ブログを書いてる人が本当にオカルト的な事を信じていて記事を書いている場合もあるでしょうけど、アクセス数を稼ぎたい一心でデタラメだと判ってるオカルトな話を本当の話の様に書いているブログも結構存在するからです。
 某大槻教授ではないですが、宇宙人がUFOでホワイトハウスに降りてきてアメリカ大統領と一緒に記者会見する位の事がなければ、私は地球に宇宙人が訪れているなんて話を信じる気にはなれません。
 しかし「この宇宙に人類以外の知的生命体は果たして存在するか?」と言う事については、私は全く別の意見を持っています。
 既に宇宙人がUFOで地球に訪れていると言う話は全くのオカルトな話題ですけど、「この宇宙に人類以外の知的生命体は果たして存在するか?」については真面目な科学的要素が大いに含まれているので、こう言う議論を頭から否定するつもりはありません。
 どうも、この微妙な違いを理解できない人が多いみたいなのですが、宇宙に人類以外の知的生命体が存在する可能性を論ずるのと、既に宇宙人がUFOで地球に訪れていて地球人や牛にちょっかいを出していると言う話の間には、深い深い溝が存在します。
 こういう事を言うと意外に感じる人が多いと思いますが、実は世界でも一流と言われている天文学者や物理学者でも、かなり真剣に地球外知的生命体(いわゆる宇宙人の事)の存在を信じている科学者は多数存在します。
 その筆頭が「車椅子の天才物理学者」と言われているホーキング博士で、「エイリアン上陸…人類を大虐殺に」などの発言を繰り返し、たびたびニュースになっています。
 他にもSETIと呼ばれる国際的な地球外知的生命体探査プロジェクトに一流の科学者が大勢参加していたりと、「この宇宙には人類以外の知的生命体がきっといるに違いない」と信じる科学者は、我々の予想よりも遥かに多く存在します。
 じゃぁそれらの科学者が「宇宙人がUFOで地球に訪れていて、地球人や牛にちょっかいをだしてるんだ!」と言う話も信じているかと言うと、全くそんな事はなく、そういう話を信じている科学者は殆どいません。
 そう言う話には何の科学的根拠も物的証拠もないことから(と、言うよりもデマに近い…)、検証も反証も出来ないので科学の範疇で論じる事ができません。だから科学者は、その手の胡散臭い話を全く相手にしていません。
 しかし「地球人以外にも知的生命体がいるかもしれない」と言う話は、地球以外にも生命が発生する確率、その生命が人類の様な知性を備えるまで進化する確率、そして知性を備えた生命体が電気や電波を発見する確率などを科学的に論ずる事ができるため、一流の科学者ですら地球外知的生命体の存在を信じる人が多いのはそのせいです。
 そもそも「UFO・宇宙人は存在すると思う?」と言う質問の仕方が不適当です。
 UFOは完全にオカルトの範疇に入る話題ですが、宇宙人(と言うか地球外知的生命体)がいる可能性については科学的に論ずる事が出来るため、それを一緒くたにして質問するのはいかがなものかと思います。
 

 
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新聞各紙の政権批判の姿勢に一言!

2017-07-04 14:51:53 | 気になるニュースに二言三言

5359

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(担当S)

※当ブログは政治色ゼロを標榜しています。よって、この手の話題を取り上げる場合でも、特定の政党・政治家の批判、あるいは特定の政党・政治家の応援などは一切おこないません。
それを予めご了承下さい。

 別に新聞各紙が政権批判をするのは全然構わないと思います。私自身も現政権に対して「それはアカンやろぉ(汗)」と思う事もありますから、批判する事自体は全然問題ありません。
 しかし某新聞Aと某新聞Mは現政権の批判ばっかりで、全く褒めない・評価しないのは大いに問題があると思います。
 少し考えれば分かる事なんですけど、褒めるべき所が一切存在しなくて批判しかできない政権って現実の世界にあり得るでしょうか?
 どんなバカが国のトップに立っても、一つや二つ評価すべき点が必ず何処かにあるはずです。
 現政権の場合、"あの"トランプ大統領を手なずけて、多くの国民が心配していたスーパー301条の再来を未然に防いだんですから、その点は素直に評価してもいいと思います。
 新聞社のスタンスとして「憲法改正は認められない」「集団的自衛権も認めない」「テロ等準備罪(※共謀罪の正式名称)なんてもってのほか!」と言うのはあるとは思いますが、ちゃんとバランスを取って褒めるところは褒めないと「批判ばかりしてるのは、コイツらがなんか企んでるからやろ!?」と思われかねません(※実際に多くの国民から、そう思われています)。
 評価しても良さそうな点を無視して批判しかしないと言うのは、どう考えても不自然です。
 しかも現政権は高い支持率を維持しているので、そう言う政権に対して批判しかしないと言うのは「新聞社はバランス感覚を欠いているのではないか?」と多くの国民から思われても文句は言えないでしょう。
 
  
 
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『メキシコ 壁できても掘る…不法入国案内人』と言う新聞記事に物申す!

2017-07-04 09:14:20 | 気になるニュースに二言三言

4405

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(担当S)

 
 某毎日新聞さんのコチラの記事なんですけど、この記事がトランプ大統領が行おうとしている政策を批判してやろうとする気マンマンな記事なのは分かるのですが、だからと言って記事の中でメキシコからの不法移民の意見を肯定的に取り上げたりするのはイカンでしょう。
 例えば「不法な人間などいない」なんてサブタイトルを付けた章で、不法移民を案内している奴の意見をデカデカと載っけてますけど、こんな奴の意見を紙面を割いて取り上げる必要があるでしょうか?勝手に国境を越えて侵入してくる奴らは何処の国でも不法侵入者・不法移民ですよ。アメリカでなくてもね。
 しかも記事の中では続けて『彼らの大半は貧困の中で溺れかけた者たちだ。米国に行かねば飢えるか、低賃金で働き続けるか、ギャングや麻薬密売組織に殺されるか……。』と不法移民をまるで擁護するような事を書いてますけど、彼らがそう言う状況に置かれいるからと言って勝手に国境を越えて不法侵入していいと言う理由にはなりません。どう屁理屈をこねたって不法侵入は犯罪ですからね。
 メキシコは確かに社会問題が多くて「低賃金での労働」とか「ギャングや麻薬密売組織に殺される」なんて話を私自身も耳にしますが、こう言ってはなんですがそれらは全てメキシコ国内の問題でアメリカとは全く関係ありませんよね。アメリカ政府がメキシコに内政干渉して「低賃金での労働」を強制していたり、ギャングや麻薬密売組織をメキシコに差し向けて、多くのメキシコ市民を危険にさらしているのなら話は別ですが…
 不法移民の人たちも、本当なら自国(メキシコ)の無能な政治家や官僚達に怒りの矛先を向けるべきなのに、この記事の中で『「トランプという名前を聞くだけでうんざりだ」と嫌悪した』と、不法移民の家族(※メキシコ在住)のトランプ大統領に対する強い不満を滲ませたコメントをワザワザ紹介しているのは理解に苦しみます。
 ちょっと下品な表現を使いますが、この記事を要約すると…
『この可哀想な不法移民の人たちの「俺たち(不法移民)がクソな国(メキシコ)から逃げ出してアメリカに不法侵入しようとしてるのに、トランプのクソ野郎は壁なんか作ろうとしやがって、ふざけんじゃんねぇ!」って言う意見に読者の皆様も耳を貸してあげて下さい!お願いします!m(_ _)m 』
…と言ってるようにしか聞こえません(汗)。
 当然、そんな意見に耳を貸せませんし、「彼ら(彼女ら)には何の同情も出来ない」と感じる読者もきっと多いでしょう。
 この「気になるニュースに二言三言」シリーズで私は再三再度もうし上げていますけど、新聞記者さんが特定の政治家を個人的に「嫌いだ!」と思ったり感じたりするのは別に構わないと思うんですよ。それは個人の好き嫌いの問題ですからね。
 しかし自分が嫌いだからと言って、大勢の不特定多数の読者が目を通している新聞(全国紙)に、こういう個人の好き嫌いの感情をそのままぶつけたような記事を書くのはいかがなものかと。
 何をどう言いくるめようとしたって、メキシコ沿いの国境を越えて(アメリカ国内に侵入して)くる奴らはどう考えても犯罪者ですからね。
 新聞の紙面を利用してトランプ大統領を批判したいのなら、もっと違うやり方あるでしょう。
 この「温厚な私」(笑)ですらトランプ氏が大統領選中に発言した「アメリカの自動車産業が困窮しているのは全て日本のせい」「アメリカが日本を守ってやってるのに日本は一銭も払っていない」と言う意見には流石にカチンときましたから、トランプ大統領を批判したいのならば、こういう部分を攻めた方がいいのではないかと思います。
 (※但し、これらの日本バッシングとも取れる意見をトランプ大統領は後に撤回しましたから、新聞各社としては批判しづらいのかもしれませんが…)。
 
 
  
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スマートフォンは「子供の学力を低下させる」と言う報道はどこまで真実なのか?

2017-07-03 19:12:36 | 気になるニュースに二言三言

3716

  iPhone用ゲームアプリ(iOS6.0以上)

(担当S)

 

 まず初め断っておきますが、私はiPhoneアプリの開発に携わっている人間でありながらスマートフォン(と携帯電話も)に対しては、かなり否定的な意見をもってます。
 それがどれ位、否定的なのかについてはこちらの記事を見てもらえれば分かると思います。
 しかしスマートフォンを子供に与えたら「脳に悪影響を及ぼして、子供が馬鹿になるんだ!だから学力が低下するんだ!」と言う話には、正直ついてゆけません。
 ついてゆけないだけでなく、そう言う事を言っている人を見かけると「ハッ!?(この人、大丈夫か…汗)」と思ったりもします。
 何故なら、そう言う話には科学的根拠がなく、そればかりか場合によっては子供の教育に対して有害な情報も混ざっているからです。
 子供にゲームをさせると頭が悪くなる所謂「ゲーム脳」と言う話は、だいぶ以前から長い事まことしやかに囁かれていますが、この話は一体どこまでが本当なんでしょうか?
 まず、この「ゲーム脳」と言う話が本当なのか嘘なのかについて話を始めますが、結論を先に言うと「ゲーム脳」については、現在ではほぼ完全に否定されています。
 子供にゲームをやらせる事によって、かえって脳が活性化すると言う(「ゲーム脳」とは全く逆の)研究結果も発表されていますので、「ゲーム脳」で子供が馬鹿になると言う話は眉に唾をつけまくって聞く必要があるでしょう。
 ですが、ゲームばっかりをやってると学力が低下すると言う統計データーが実際にあるようなので、「ゲーム脳」の話をそう簡単には否定できないようにも思われます。
 その道の専門家がこう言う統計データーを元に『統計分析した結果「ゲーム脳」は事実なんだ!』なんて事を言い出すと「やっぱり本当なのかなぁ…」と感じてしまう人は大勢いるでしょうし(だからこそ、この怪しげな「ゲーム脳」と言う話が広く信じられるようになったのでしょうけど…)、何の根拠もなく専門家がこう言う事をいいだすとは、普通は考えられません。
 しかし、この「統計分析」と言う言葉こそが実は大きな誤解を生み出す元凶であり、医学などの専門家であっても統計学を正しく理解していない人が安易に行った「統計分析」には全く何の価値もありません。
 以下は私が昔読んだ統計学の教科書的な本に乗っていた実話(うろ覚え)を元に再構成した話なんですが、この話を読んだら間違った「統計分析」には、どうして何の価値が無いか分かって頂けると思います。
 
 アメリカのM州のH大学のS教授が行った、大学生5000人を対象にした研究によると「喫煙は大学生の脳に対して非常に有害」だという事である。
 統計学的に分析した結果、喫煙している学生は喫煙していない学生と比べて、明らかに学力が劣ると言う事が判明した。
 S教授は非常に高名な病理学者であり、統計データーも信頼の置ける機関で精査したが間違いがなかったので、発表当時この研究成果はとても正しいものだと思われていた。
 ところが、この研究について追跡調査を行ったところ、喫煙している学生の大半が良からぬ仲間とつるんで勉学そっちのけで遊び呆けており、その多くの”不良”大学生が喫煙も良からぬ仲間から教えてもらった事が判明した。
 ここで私は断言しなければならないだろう。「喫煙が大学生の脳に対して非常に有害」と言うのは間違いで、単に生活態度が悪い(当然、勉強もしていない)学生の大半が、偶然にも喫煙をしていただけに過ぎないのだと。
 
 とまぁ、こう言う話です(汗)。
 この話でS教授がどうして間違った結論を導き出してしまったのかと言うと、S教授は「結果」と「原因」をあべこべに解釈してしまったからです。
 S教授は「喫煙が”原因”で学力が落ちているのだろう」と睨んで研究を行った訳ですが、実際は「勉強もせず良からぬ仲間とつるみ遊び呆けた”結果”、喫煙まで覚えてしまった」と言うのが真相なので、S教授は研究の最初の出発点から既に間違っていた事になります。
 この様に、いかに優秀な学者が非常に信頼の置ける統計データーを用いて研究を行ったとしても、最初の出発点が間違っていれば当然、間違った結論を導きだしてしまいます。
 「統計分析」と言う言葉には、間違った結論をあたかも正しい事かの様に印象付ける魔法の様な効果があるので、注意が必要です。
 「ゲーム脳」学説はゲームは子供の脳に有害(※1)だと断じていますが、なんだかこのS教授の話と似ていると思いませんか?(笑)。
 ※1、ゲームが子供の脳に有害と言う研究については、その研究手法についても多くの専門家から問題点を指摘されており、統計分析だけが間違っていると言う訳ではありません。
 ここで断言しますが、ゲームのやりすぎで子供たちの学力が低下したのは、ゲームが脳に悪い作用をしたからではなくて、単に勉強もせずにゲームばっかりをやってたから学力が低下しただけなのです。
 これと全く同じ事は『スマートフォンは「子供の学力を低下させる」』と言う話にも、そっくり当てはまります。
 勉強もせずにスマホでSNSやゲームばかりをやってたら、そりゃ当然、学力も下がります。
 問題の本質は、スマホやゲームが子供の脳に悪影響を与えているという眉唾な話なんかよりも、保護者の子供に対する教育態度にあるはずです。
 勉強そっちのけで自分の子供がスマホのゲームばっかりをやってたら「あんた、ええ加減にしなさい!」と叱り付けるか、場合によってはスマホを取り上げるくらいの事を保護者はやらなければなりません。
 しかし『スマートフォンは「子供の学力を低下させる」』と言う報道は大抵「スマートフォンは子供の柔軟な脳に悪影響を及ぼすんだ!」なんて言うトンデモ理論を展開してますから、人によってはそのトンデモ理論を変な風に解釈して「自分の子供からスマートフォンを取り上げて、子供を退屈させない為の何か別のモノを与えたらいんだ!」なんて言うかなりズレた行動を取ってしまうかもしれません(かなりのレアケースでしょうけど、そう言うズレた行動を取る親はこの世の何処かに必ずいます)。
 その「何か別のモノ」が漢字ドリルとか計算ドリルとかだったらいいんですけど、ニンテンドーSwitchとかだったら目も当てられません。
 元々スマホのゲームのやりすぎで勉強をしてないから学力が落ちているのに、スマホの代わりにニンテンドーSwitchを買い与えたところで、それによって学力が回復するはずがなく、ますます学力が低下する結果を招くでしょう。
 これとは全く逆に、スマホが子供の脳に悪影響を与えると言う話を真に受けすぎて、スマホどころかニンテンドーSwitchその他のデジタルデバイス機器すべてを禁止にする親がいるかもしれません(こう言う親は結構沢山いると思います)。
 それは流石に子供が可哀想ですし、小学生ぐらいの年齢の子供たちの話題の中心はゲームかテレビアニメなので、そう言う話題にその子がついてゆけなくなる可能性もあります。
 学力が落ちない程度なら、子供がゲームをやるのは全然問題の無い事だと私自身は思っています。
 他所の家の教育方針に他人である私が口を挟んだりはできませんけども、『スマートフォンは「子供の学力を低下させる」』と言う話を変な風に解釈をしたり、あるいは真に受けすぎて、子供に対する教育方針を立てるのは賢明な事だとはいえないでしょう。
  
 
 
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