SHIKIBUさんのブログ 別館

iPhoneアプリ開発者のSHIKIBUさんが、歴史・文化・オカルトその他の雑学をいろいろ呟きます

中世に世界2位の高さを誇っていた高層建築は日本に存在してた!?日本の伝統的木造建築技術を勝手に応援するブログ!

2017-07-16 01:20:27 | 日本の文化を勝手に応援!

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※訂正:以前の記事では「北山大塔」が建設当初、世界2位の高さを誇る建物の様に書いていましたが、世界3位の間違いでした。謹んでお詫びします。


 近年になって日本の伝統的な木造建築技術が海外からの注目を集めていますが、それは西洋の木造建築がニスを塗らないとすぐに腐ってしまうのに対し、日本の木造建築はニスなんか一切塗らなくても腐食せずに千年以上もその姿を保っていられるなど、多くの優れた特徴があるからです。
 そうは言っても日本国内の昔の木造建築に対するイメージは「ダサい(※死語)」とか「古臭い」とか言うのが大半だとは思いますが、実はかつて世界で2番目に高い建物(※もちろん木造)がこの日本に存在していた事実を知ったら、多少はイメージが変わるのではないでしょうか?
 世界史を紐解くと中世に入るまで世界で最も高い建築物はエジプトのピラピッド群で、その次に高い建築物だったのは6世紀ごろにコンスタンティンノープル(現、イスタンブール)に建てられた高さ55mを誇るアヤソフィアでしたが、ヨーロッパでピラミッドやアヤソフィアよりも高い建物が建てられるようになったのは14世紀に入ってからでした。
(※下の画像は現在のイスタンブールに建つアヤソフィア)
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 日本の明治時代よりも前に建てたられた現存する建築物の中で、最も背の高い建物は東寺の五重塔ですが、これも高さが約55mもあり、アヤソフィアと遜色のない高さを誇ります。
(※下の画像は東寺の五重塔)
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 現在の東寺の五重塔は1644年に再建された5代目ですが、1340年に書かれた「院家雑々跡文」と言う資料によると再建前の東寺の五重塔の高さは十六丈(※一丈は約3.3m)はあったとされる為、現在と殆ど同じ高さだった事が判ります。
 初めて東寺に五重塔が建てられたのは9世紀末ですが、それよりも100年も前の8世紀ごろに奈良の東大寺に建てられた、東塔と西塔(※両塔とも焼失し現存せず)は高さが70〜100mはあった言われていますから、もし現存していればこちらが日本一の高さの木造建築物になっていたでしょう。
 それと、こちらも現存していませんが、室町時代に金閣寺に建てられた北山大塔と言う名の七重塔は、前述した東塔と西塔よりも更に背が高い、高さ110mはあったと推測されていますから、これが事実ならば現・近代を除く日本史の中で最も背が高い建物だったと言う事になります。
(※下の画像は東寺の五重の塔、北山大塔、京都タワーそれぞれの高さを比べたもの)
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 この北山大塔は、ほぼ同時期に建てられたオランダのドム塔(※建設当時、欧州大陸一の109mの高さを誇っていた。1910年の改修工事で112.5mに増加)よりも背が高く、これはクフ王の大ピラピッド(147m)や、そのクフ王の大ピラピッドを抜き世界一の高さになっていたイングランドのリンカン大聖堂(160m)には及ばないものの、世界で3番目に背が高い建築物だった事になります。
 現代の木造建築と比較しても、オーストリア(※カンガルーのいない方です)のケルンテン州に建つ世界一の高さを誇る木造展望塔「ピラミーデンタワー(100m)」よりも高かった事になり、史上もっとも背が高い木造建築物だったと言えます。
 先にも述べた東大寺の北塔と南塔は、14世紀に建てられたリンカン大聖堂(160m)よりも前の8世紀に作られたのにも関わらず、70〜100mの高さがあったと言う説が存在するので、もしこれが本当だったらアヤソフィア(55m)を抜き、建設当時は堂々の世界2位の高さだった事になります。
 これらの日本の巨大木造建築物がどうして現存していないかと言うと、余りに背が高すぎた為に雷の標的になりやすく(※雷は背の高い建物に落ちようとする性質があります)、当時は避雷針などの技術がなかったために落雷による焼失を防げなかったからです。
 東寺の五重塔が再建されたのも、元はと言えば先代の五重塔が落雷で焼失してしまったからです。
 木造建築と言うと、どうしても古臭いと言うイメージが抜けませんが、冒頭でも説明したように日本の伝統的な木造建築技術は近年、海外からの注目を集めており、私が勝手に応援したい日本の伝統技能の一つだったりします。
  

 
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 ゲームのジャンル的には落ちもの系ゲーム(いわゆる、落ちげー)になります。
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 興味のある方は下記のリンクからどうぞ。



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日本は「アジア」ではなく「ジャパン」 〜 世界から日本は「ジャパン」と言う地域に分けられていると言う話

2017-07-03 19:12:09 | 日本の文化を勝手に応援!

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 前回、前々回と有形の日本文化を勝手に応援してきましたが、今回は趣をかえて無形の日本文化を勝手に応援したいと思います。
 と、いつもならここから「何故こんな記事のタイトルにしたのか」とか、「そのタイトルにどう言う意味があるのか」とか、そう言う長くてツマラナイ話が始まるのですが、今回は論より証拠という事で、証拠から先にお見せする事にします。
 ご存知の方もいると思いますが、某テレビ東京で日本に行きたい外国人を日本に招待すると言う番組をだいぶ前からやってます。
 その番組で以前、日本のソロバンを愛してやまないと言う元技術教師で現在は小学生に算数を教えているハンガリー人男性のバイダ・ヨージェフさんを日本に招待すると言う話をやっていましたがそのバイダさん宅を(※ハンガリーは日本と同じで姓・名という順番で名前を名乗ります)日本人スタッフが初めて訪れた時の様子がコチラです。
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 なんか、めっちゃ怒ってます…(※でもこの人、かなりの親日家なんですよ)
 怒っている上に自宅に突然訪れてきた見知らぬアジア人に対して、かなり警戒しているようにも見えます。
 紹介している画像はYouTubeに上がっていた動画から切り取った静止画なので、感情がハッキリとは読み取れないかもしれませんが、元の動画で見ると日本人スタッフを警戒し明らかに威嚇しているのが分かります。
 まぁ、日本でもいきなり見知らぬ外国人が自宅に訪れてきたら、誰でも普通は警戒すると思いますので、バイダさんの気持ちも分からなくもないです。
 しかし日本人スタッフが、自分が日本のテレビ局の取材で来ている事を説明すると…
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…この笑顔。
 すごい豹変ぶりです(笑)。
 まぁ、この番組の場合、日本に行きたい外国人自らが「自分はこんなにも日本に行きたいんだ!」と言う動画を制作して某テレビ東京に送りつけたりする事もしてますから、日本のテレビ局と聞いただけで嬉しくなってしまう人ばかりが番組に出ているのですが、それを考慮に入れても全くの初対面の時と相手が日本のテレビクルーと理解した時のバイダさんの反応のギャップはかなり凄いです。
 このバイダさんの最初の反応は、アジア人がヨーロッパでどういう風に思われているのかを端的に示したいい例だと思います(※余談ですが、どの国とどの国の人達がアジア人の評判を落としているのかについては、ここでは書いたりしません…荒れる元ですしね…)。
 実はこの番組では、バイダさんと同じような反応を示したヨーロッパ人が他にも数名、番組に登場していたりします(※もちろん自宅に訪れて来たのが日本人テレビクルーと分かると、みんな笑顔)。
 所詮、テレビ局がやってる事なので、番組を面白く見せるために仕込みやヤラセで外国の人にお願いしてやらせている可能性もありますが、YouTubeの元動画を見る限り、どうやらそれはなさそうな感じだったので、バイダさんは本気で見知らぬアジア人に対して警戒しているようでした。
 ここで一つ不思議に思うのは、アジア人に対してこれだけ警戒しているバイダさんの様な人が、どうしてここまで熱烈に日本に行きたいと願い、そして場合によっては自ら日本のテレビ局に対して熱烈にアピールしたりするのでしょうか?
 それは「アジア」と「ジャパン(※言うまでもなく日本の事です)」は全く別のエリアだと、海外からはそういう風に思われているかららしいのです。
 私たち日本人は日本がアジアとは別エリアだと言われても「ハッ!?」と思いますし、私も「ハッ!?」ですが、最近の世界の認識はどうやら違うみたいです。
 例えばヨーロッパで「アジアンカー(※アジアで作られた車と言う意味)」と言えば韓国車や中国車の事を意味しますが、日本車は「アジアンカー」には含まれません。何故なら日本車は「アジアンカー」とは別の「ジャパニーズカー」と言う全く異なるジャンルを独自に確立しているからです。
 自動車の様な工業製品以外でも、例えば2011年に発生した東日本大震災で被害の様子の取材に訪れたフランス人テレビクルーが、日本で全く暴動が起きていない事に驚嘆し被災者の方に対して賛辞を送るなど、近年そう言う日本人独自の精神性や国民性が世界の注目を集めています。
 ただし、このフランス人テレビクルーの場合は、視聴者の目を引く様な暴動などの様子をテレビカメラに収めたくて日本に訪れた節があるので、そう言う動機を知ると人によってはイラッとするかもしれませんが(まず私がイラッときてます)、最後は日本人の事を褒めていたので、これ以上この話を追求するのはやめておきます。
 こう言う日本人だけが持つ独特の「精神性」とか「国民性」などの無形の文化も、私が勝手に応援したい日本の文化の一つだったりします。
 

 
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奈良の玉置神社を勝手に応援するブログ!

2017-06-14 05:42:28 | 日本の文化を勝手に応援!

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■海外の反響が大きかった一枚の写真

 奈良の有名観光スポットと言えば何と言っても東大寺ですが、他にも日本最古の法隆寺や全国に1000社以上あると言われている春日神社の総本社である春日大社など、有名な観光地には事欠きません。
 しかし十津川村の名前を知ってる人は、そんなに多くはないでしょう。
 私、担当Sは大阪育ちですから、隣県である奈良の十津川村の名前は昔から知っていましたが、実際に足を運んだ事はありません。
 それでもネットで調べる限り、他の観光地にない十津川村ならではの観光スポットと言うのが多く存在しており、今回紹介する玉置神社もその一つです。
 近畿ですらその存在が余り知られていない玉置神社ですが、私のツイッターアカウントで玉置神社の写真に英文を添えて投稿したら、かなりの反響がありました(※下がその写真です)。
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 玉置神社は玉置山と言う山の9合目に建てられた神社で、前人未踏の秘境のような雰囲気があります。
 元々が秘境のような感じの玉置神社に霧が立ち込めると、まるで異次元世界の中にぽつんと神社が建っているような、とても神秘的な光景になります。
 そう思ったのは私だけではなかったみたいで、先ほども申し上げた通りツイッターでこの写真を英文を添えて公開したら、非常に沢山の閲覧数を頂きました。
 欧米の人からすれば瓦屋根の建物自体がエキゾチックに見えるのに、それをさらに神秘的に演出する霧が立ち込めているのも相まって、多くの閲覧数を頂いたのではないかと、勝手に想像しています。
 東大寺や法隆寺などの有名観光地も決して悪くはないですが、東大寺の場合は奈良の中心地に存在する為に周囲の都会化が進み、古都奈良の雰囲気がどんどん薄れてしまっています。
 最後に、上の写真と一緒に同じツイッターに投稿した玉置神社の他の写真を紹介して、このブログの締めとさせて頂きます(つづく…かも?)。
 
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愛媛の大洲城を勝手に応援するブログ!

2017-06-12 06:42:08 | 日本の文化を勝手に応援!
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 私、担当Sは生まれは東京で育ちは大阪と、全く愛媛とは縁もゆかりも無い人間なのですが、2004年(平成16年)に再建された大洲城をかなり気に入っています。
 大洲城は木造復元天守閣(※三重櫓などは除く)としては全国で二番目であり、残っていた設計図などからかなり忠実に再現されたお陰で、往時の姿を現在に伝えています。
 この大洲城の最大の魅力は何と言っても、その立地!
 大阪にも「大阪城」と言うコンクリートで作られたフェイク城がありますけど、都会のど真ん中に建っている事から、往時の姿を想像するなんて事は全くできません。
 ※大阪城の名誉の為にフォローしておきますが、大阪城は復元天守の先駆け的存在(日本初)であり、再建当時(1931年)まだ珍しかった鉄骨鉄筋コンクリート構造を惜しげもなく採用し、日本の近代建築史に残るマイルストーン的存在ですが、正直いって私はあんまり好きではありません…
 しかし大洲城は周囲に邪魔なビル等が一切なく、江戸時代の佇まいが容易に想像できます。
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 まず一枚目の写真ですが、21世紀になって再建されたお城とは思えないほど、江戸時代の雰囲気を今に伝えています。
 この写真では見切れていますが、実は左の方にコンクリート造りの現代的なデザインの橋があって、せっかくの雰囲気をぶち壊しにしているのですが、まさか城の雰囲気にあわせて橋を架け替えろと言う訳にも訳にもいかず、大目に見るしかありません(←って、随分えらそうな言い方やな…反省!)。
 現代建築で主流の直線基調の簡素なデザインは、ル・コルビジェがその走りですけど、ハッキリ言ってあんまり好きになれないんですよねぇ…現代建築って…
 その点、この大洲城は誰もが頭の中で想像するような「日本のお城」を見事、具現化しています。
 とにかく城の周囲に邪魔な建物がないので、どの角度から見ても大洲城が一番大きく目立って見えます。
 大阪ビジネスパーク(OBP)のすぐ隣に建っている大阪城とは比較になりません(高層ビルと一緒に建つお城と言うのも、絵的にはある意味面白いと言えば面白いのですが…)。
 大洲城は花火がよく合うお城でもあります。ネットで大洲城の画像を検索しても花火と一緒に写っている写真が多いですし、当記事の見出しにも花火を背景にした大洲城の写真を使わせてもらってます。
 最後にもう一枚、花火を背景にした大洲城の写真を紹介して本記事の締めとさせて頂きます(つづく…かも?)。
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