SHIKIBUさんのブログ 別館

iPhoneアプリ開発者のSHIKIBUさんが、歴史・文化・オカルトその他の雑学をいろいろ呟きます

AppStoreのブースト行為(不正ランキング操作)は別に構わないと思ってると言う話

2017-07-02 17:55:16 | IT雑記

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  iPhone用ゲームアプリ(iOS6.0以上)

(担当S)

 

 アップル社のAppStore / iTunesStoreに並んでいるゲームアプリには、ランキングを不正に操作してダウンロード数を稼ぐ所謂「ブースト」を行っているアプリが結構沢山あります。
 某サイトではやたらと手厳しく「ブースト」行為を批判していますけど、私個人的にはそれがそんなに悪いことだとは思ってません(※言っておきますがSHIKIBUオートメーションは「ブースト」行為は一切おこなってません)。
 この「ブースト」とは一体なんなのか、知らない人の為に説明すると、「お小遣いアプリ」や「お小遣いサイト」(※換金できるポイントを貯める事ができるアプリやサイトの事)にゲームアプリ開発会社が自社で作ったゲームアプリの広告を掲載して、「今、〇〇をダウンロードしてくれたら30ポイント!」と宣伝を打ち、ポイントを餌に自社アプリのダウンロードを大量に稼ぐと言う行為のことです。
 別名「リワード広告」とも言いますけど、建前上、アップル社はこう言った行為を一切禁止しています。もし「ブースト」している事が発覚したら、最悪の場合アカBAN(アカウント停止)を食らう事もあります。
 しかし実際には多くのゲームアプリが「ブースト」を行ってダウンロード数を稼いでおり、中にはS●GAやSO●Y、スク●アエニ●クスなどの大手や大御所も、この「ブースト」に手を染めています。
 まぁ確かに、ルール違反って言えばルール違反なんですが、大手のゲームアプリ開発会社は新規ゲームアプリ開発に億単位の資金を投入するので、何が何でも多くのユーザーに開発したゲームアプリをダウンロードしてもらわなければ開発費すら回収できず、正に死活問題です。
 普通に宣伝して、それで多くのユーザーが新しく開発したアプリを素直にダウンロードしてくれるのならば、S●GAやスク●アエニ●クスの様な大御所が「ブースト」に手を染めたりはしないと思うのですが、それじゃ開発費を早期に回収するのが難しいと判断したから「ブースト」に手を染めたのだろうと勝手に想像しています。
 こう言うランキングの不正操作が発覚した場合、最悪アカBAN(アカウント停止)になりかねないと言う話を先ほどしましたが、大手のゲームアプリ開発会社がアカBAN(アカウント停止)される可能性は殆どないと私は思っています。
 何故ならS●GAやスク●アエニ●クスの様な大御所は数百万のダウンロード数を誇る人気ゲームアプリを幾つも抱えており、それらの人気ゲームアプリが稼ぎ出す莫大な課金収入の15〜30%が自動的にアップル社の懐に転がり込むので、例えランキングの不正操作が発覚したとしても、こんな大事な収入源をアップル社が簡単にアカBAN(アカウント停止)するとは考えられません。
 今までランキングの不正操作が発覚してアカBAN(アカウント停止)された会社とかもありますが、それらの殆ど全てが中国に拠点を持つ得体の知れない会社(つまりアップル社にとってみれば、何の旨味もない会社)ばかりです。
 私の知っている範囲で、日本で名前が通っているゲームアプリ開発会社が、ランキングの不正操作によりアカBAN(アカウント停止)を食らったなんて話は、寡聞にして聞いた事がありません(もし、そんな事が起きたら、ネット中、藪をつついた様な大騒ぎになっているはずです)。
 個人的には『大手や大御所に対して大鉈を振るえないんやったら、「ブースト」はアカンってルールは無意味やし、やめてしまったらどうや?』と思うのですが一応、建前上は依然として「ブースト」はやってはいけない事になってます。
 そもそもどうして「ブースト」をアップル社が禁止にしているのか、私には理解できません。
 別に「ブースト」に頼らなくても大手のゲームアプリ開発会社なら、その資金力を武器に大量の宣伝を打ち、所謂「クソゲー」みたいなゲームアプリ(失敗作とも言う)でも、ある程度強引に売りさばく(ダウンロード数を稼ぐ)ことは可能ですので(※今は「無料ダウンロード・後で課金」のアプリが大半なので「売りさばく」と言う形容詞は不適当かもしれませんが…)、それはある意味「ブースト」とやってる事が一緒です。
 これは零細なゲームアプリ開発会社からすれば、何の価値もない「クソゲー」のランキングを、豊富な資金力で不正に釣り上げている様にしか見えません。
 冒頭の方でも紹介した某サイトでは、「ブースト」行為は質の良いアプリやコンテンツをランキングの下の方へと隠してしまうからユーザーにとって利益にならない、みたいな事を主張してますが、そんな事を言い出したらさっきの「クソゲー」の例ではないですけど、資金力のあるゲームアプリ開発会社が何の値打ちもないアプリを宣伝しまくって強引にランキングの上位に食い込ませる行為も、質の良いアプリやコンテンツをランキングの下の方へと追いやっているわけですから、これも禁止にしなければいけません。
 この某サイトは「ブースト」を断罪しようと躍起になり過ぎて、言ってる事が少しズレてるんじゃないかと思います。
 もしかしたら私の言ってる事に対して「不正行為を指摘しているサイトなのに、そこまで悪しざまに言わなくても…」と感じている方がいるかもしれませんが、ぶっちゃけて言うと、私は某サイトの様な告げ口をする奴は嫌いです(笑)。
 嫌いと言うと少し語弊があるのですが、少なくても信用はできません。
 「不正行為を告発している」なんて書き方をすればカッコよく見えますが、告げ口をする行為そのものが倫理的観点から見て問題があると思いますし、少なくても正しい行為だとは思えません。
 この某サイトはやたら更新頻度が高い事から、単なる個人の趣味でやってる訳ではなく、こう言う告げ口行為でPVを稼いで広告収入を得る、所謂アフィリエイトサイトの一つではないかと思っています。
 ここで一つ考えて欲しいのですが、人の悪事を告げ口する事によって利益を得てるなんて事は、よくよく考えたら、とてもカッコ悪い事だし、倫理的にも問題があるとは思いませんか?
 それにこれは言い過ぎかもしれませんが、品性下劣ですよ。
 と、ちょっと本題から逸れてしまいましたが、ブーストは何も「クソゲー」の様な低品質で値打ちがないアプリばかりがやっている訳ではなくて、世間の評価が高い優良なアプリでも「ブースト」で宣伝したりしてたりします。
 優良なアプリであれば、それが例え不正なランキング操作であったとしてもAppStoreの検索順位で上位にくるのは多くのユーザーにとって歓迎すべき事でしょうから、「そんなに目くじらをたてなくても…」と言う気にもなります。
 実は某サイトで「ブーストしている!」として非難しているアプリの中にも、そこそこ人気のある評価の高いアプリが混ざっていたりします。
 「ブースト」が”悪”だという話は、結局アップル社が「ブースト」行為を禁止しているから悪になっているだけであり、アップル社のさじ加減一つで”善”にも”悪”にもなり得る話だと思います。
 
 
 
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 5月1日よりAppStoreから配信となりました、カラフルなサイコロが印象的なアクションパズルゲーム「ダイスポップ」。
 ゲームのジャンル的には落ちもの系ゲーム(いわゆる、落ちげー)になります。
 指一本で遊べるとても簡単な操作性ながら、ぷよぷよの様な「連鎖反応消し」等のテクニックも使えます。
 興味のある方は下記のリンクからどうぞ。



 [gooブログ] AppStoreのブースト行為(不正ランキング操作)は別に構わないと思ってると言う話
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新聞各紙の政権批判に物申す!

2017-07-02 17:54:05 | 気になるニュースに二言三言

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  iPhone用ゲームアプリ(iOS6.0以上)

(担当S)

 

 何やら大袈裟な記事タイトルが踊ってますが、そんなに過激な事を書くつもりはありません(汗)。
 再三申し上げてますけど、当ブログは政治色ゼロがモットーです。
 ですから特定の政党や政治家を応援したりはしませんし、その逆に特定の政党や政治家を蔑むような事も当然しません。
 …なんですが、新聞各紙の政権批判を見ていると「小学生が記事を書いてるんとちゃうか?(呆)」と言ってしまいたくなるほど、稚拙で思わず頭痛がするような事が平然と書かれているので、今回ちょっといちゃもんを付けてやろうと(笑)こうして筆をとった次第です。
 今回は箇条書形式で、私が「流石にこれアカンやろぉ…(汗)」と思っている新聞各紙の批判(あるいは要望)内容を色々と書いていきますので、是非ご覧ください(「見たくないわぁ!」なんて言わないでね…)。

(1) 総理大臣の態度が傲慢だ!
 昔からこの手の批判を新聞各紙はやってますが、ぶっちゃけ人格攻撃ですよね、これって?
 社会人なら誰でも建前上は人格攻撃はやってはいけない事だと知ってるはずですし、社会に出るまでにそう習いますよね。
 まぁ、実際には平気で人格攻撃をするような輩が今の日本には溢れてますが、そう言う下劣な事を大衆のお手本になるべき存在の新聞社が率先してやってしまうのはどうなんですかね?
 こんなのはハッキリ言って政権批判でもなんでもないし、政権批判をしたいのなら別のネタで攻めた方がいいと思います。

(2)●●ノミクスは完全に失敗だ!首相は素直にそれを認めろ!
 当ブログの性質上、●●と言う伏字をかぶせましたが、これが何の事かはわかりますよね?(笑)。
 もちろん私も●●ノミクスが「歴史始まって以来の大成果を上げている!」なんて風には思っていませんが、株価が順調に値を上げていたりするので「完全に失敗だ!」と断言してしまうのはかなりの無理があると思います。
 経済の事をあまり知らない一般大衆が「●●ノミクスは完全に失敗だ!」的な事を言い出すのなら分からなくもないんですが、それなりの大学を卒業していて経済学の素養があるはず新聞記者さんなら、株価が物価の先行指標であると言われている事くらいは知っているはずなのに、そう言う事を無視して「失敗だ!」と断じてしまのうは、どうしてなのかなと思います。
 経済学では景気が良くなると物価が上がるとする見方があり(※例えば1986年〜1991年のバブル景気では物価が高騰しました)株価が物価を押し上げたら、それは景気が浮揚しているとからだと言えなくもないのですが、そう言う物価や株価、それに景気の関係を知ってるはずの新聞記者さん(※もちろんいい大学を卒業)が、常軌を逸していると感じてしまうほどに●●ノミクスに対して攻撃的なのも理解できません。
 求人倍率なども一時にくらべればかなり上向いていますから、そう言う事実をとってみても何の成果も上がっていないとは言いづらいと思うのですが、それなのに「失敗だ!失敗だ!」とやたらと吹聴して回るのはいかがなものかと思います。
 株価の値上がりや求人倍率の改善などが、本当に●●ノミクスの成果と言っていいものかと言う当然の疑問はありますが、本来ならこう言う疑問点を新聞記者さんたちが新聞に記事として書いて(※傍目から見てもアジってるような記事じゃなくて、理知的・理性的な記事として書くと言う意味ですよ)、読者にきちんと伝えるのがジャーナリストの務めだと思うんですが…

(3)カジノ法案なんか許せない!カジノなんか作ったら治安が悪くなる!
 世界的に有名な公営カジノのモンテカルロを有するカジノ大国のモナコ公国は、治安の良いことでも世界的に知られています、ハイ。
 …と、ここで筆を置いてしまいたいのですが(笑)、カジノには大きく分けて二種類ある事を知らない人が多いようなので、それをこれから説明します。
 カジノには低レートカジノ(※所謂「公営カジノ」と言われてるのがコレです)と高レートカジノ(※所謂「違法カジノ」と言われているのがコレです)と二種類あって、この二つの大きな違いは賭博性が高いか低いかです(当然、低レートカジノの方が賭博性が低い)。
 世界的にも有名なモンテカルロやラスベガスは一応、低レートカジノに分類されます。
 低レートカジノ内でもVIPルームとかでは高レートの賭けが行われる場合がありますが、VIPルームと言う名前が示す通り一般市民は立ち入りできません。
 大っぴらけに高レートのカジノを運営するのは、殆どの国で違法ですので(※なので高レートカジノが「違法カジノ」だと言われる訳です)、殆どの場合カジノと言えば低レートカジノを意味します。
 過去に、どうしても高レートのカジノを合法的に運営したくて独立国を作ろうとしたアメリカ人がいましたが、これも見事にポシャっています。
 日本が外国の観光客の誘致を目的として成立させたカジノ法案は、言うまでも無く低レートカジノの設立を目指しています。
 個人的には博打とかは嫌いなので、これ以上賭博場が増えるのは勘弁して欲しいなぁと思っているのですが、カジノを作ったからと言って治安が悪くなるとは必ずしも言えません。
 この段の一番最初に書いた通り、カジノ大国のモナコ公国は世界的にも治安が良い国として有名ですから。

(4)首相は森●や加●の責任を取れ!首相は辞任しろ!
 これも●で伏字にしましたが、なんの事かは分かりますよね(笑)。
 森●の報道はかなり下火になって今度は加●の問題が新聞各紙の紙面に踊ってますが、ハッキリ言って森●も加●も普通なら全国紙(※普通の新聞の事)じゃなくてスポーツ新聞や週刊誌が取り上げるようなゴシップの類だと思うんですよね(笑)。
 当ブログの性質上、森●や加●の事については多くは語りませんが、新聞各紙の記事を読んでると、なんかもう状況証拠ばっかりで決定的な証拠が何一つ出てきていないような印象を受けます。
 「●●夫人は森●学園の△△氏と以前から面識があったから、首相が一枚噛んでいるに”違いない!”」とか「××氏は首相の古くからの友人だったから、首相は便宜を図ったに”違いない!”」とか、そんな感じの”違いない!”ばかりの記事が目立ちますけど、余りにそう言う記事が多いので「”違いない!”なんて思惑で記事を書いてる暇があったら、決定的な証拠を探し出してスクープにすんのが、あんたら新聞記者の仕事やろが!」って小言の一つでも言いたくなります(笑)。
 スポーツ新聞や週刊誌は”違いない!”って思惑だけで記事を書いてもいいと思うんですよ。どうせみんな話半分で記事を読んでますし、そこに何らかの真実が書かれている事を余り期待されてませんから。
 しかし全国紙は多くの読者が真摯で精度の高い情報を提供してくれているものだと思ってますし、そう期待されていますから、”違いない!”なんて思惑で記事を書くのはいかがなものかと思います。
 もちろん読者は世の中で起きた色んな出来事を知りたいが為に新聞を読んでいますから、森●や加●の問題を新聞各社は記事にしなければいけませんが、それならこう言う風に書くべきではないでしょうか…

「森●学園理事長と首相夫人との間に、なんらかの繋がりがあったと思われている模様(終)」
「加●学園理事長が首相の友人である事が判明した模様(終)」

 …って感じで、一行か二行で終わる記事で十分だと思うんですけどね(笑)。
 何か決定的な証拠が出てきたり大きな動きがあるまでは、思惑なんかで記事を書かずに淡々と事実だけを簡素な文章で報道するべきではないでしょうか。
 今回の森●や加●の問題もそうですが、こう言う●●問題みたいな事件が起こると、昔から評論家を気取ってやたらと長い記事(それも思惑半分な)を書く新聞記者さんが結構いますけど、そう言う評論家気取りは自分のブログでやるか、あるいは自分で本を出版しその本の中だけでやった方がいいと思います(笑)。
 かつての「松本サリン事件(※1)」じゃないですけど、今回の報道合戦のように状況証拠だけでやたらと新聞記事を書き立てると、(あくまで建前上だけですが)弱者の味方であるはずの新聞社が自ら冤罪事件じみた事を引き起こしかねません。
 ※1、1994年にオウム真理教(現アレフ)が長野県松本市で引き置きした毒ガス(サリン)散布事件。当初、第一通報者である河野義行氏が犯人として警察から疑われ、状況証拠から各報道機関が河野氏を犯人だと決めつけるような報道を度々繰り返したが、のちに冤罪である事が判明した。
 

 …以上4点になりますけども(汗)、私が新聞各紙に対する批判(あるいは要望)内容は。
 私はこう言う新聞社が書く新聞記事を読んでも「ああ、新聞記者さんて●●さんの事を嫌いな人が多いんやな、アハハ」くらいにしか思いません。
 そう言う個人の好き嫌いとかの主観がむき出しになっている記事ですから、そこに何らかの事実や真実が書かれているとは全く思いません(新聞各社には大変申し訳ない話になりますが)。
 個人が自分のSNSやブログとかで「俺は●●首相なんて大嫌いなんだよ!」って言ったり表明したりするのは別に構わないと思います。それはその人自身の好き嫌いの問題ですから。
 しかし全国紙の場合、その新聞記事を政治的に右や左の人、あるいは個人的に●●首相を応援している人や応援していない人だって読んでいますし、もしかしたらオカマちゃんや元ローマ兵なんて人も記事を読んでるかもしれませんから、そう言う雑多な人が見ても角が立たない様に新聞記者さんの主観で記事を書く様な事は避けて、中立・中性な報道内容を心がけるべきではないでしょうか。
 新聞社の収入には新聞に掲載している広告料も含まれていますから、広告のスポンサーにそっぽを向かれないためにも政治的には中立・中性であったほうがいいと思います。
 広告スポンサーは余りに政治的に偏った新聞や媒体(メディア)に自社の広告が掲載されるのを嫌がるので、そう言う新聞や媒体(メディア)を避けようとします。
 どうして避けようとするのかと言えば、例えば右に偏りすぎた新聞に広告を載せたら左の人たちから「もう、■■社の製品は買わない!」って言われる可能性がありますし、かと言って左に偏りすぎた新聞に広告を載せたら今度は右の人たちから「もう、■■社の製品は買わない!」って言われてしまうかもしれないからです。
 そう言う事を考えると、広告スポンサーを持つ新聞やテレビ局は政治的には中立・中性であったほうが好都合なはずのに、どうしてこうも偏ってしまうのか不思議なものを感じます。
  
 
 
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携帯電話・スマートフォンは本当に我々の生活を豊かにしたか?

2017-07-02 17:53:19 | IT雑記

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  iPhone用ゲームアプリ(iOS6.0以上)

(担当S)


 昔読んだ何かの本で文豪・夏目漱石が「汽車がなかった頃は”遠い所”に日帰りで仕事に行くなんて事はなかったのに、汽車が出来てからと言うもの”遠い所”にも日帰りで仕事に行く事が多くなり、生活に時間的な余裕がなくなった」と言う趣旨の事を呟いているのを見た事があります。
 「」内にある”遠い所”が何処なのか、漱石は具体的な地名を挙げていたのですが、だいぶ昔に読んだ本なので、それが何処だったのかは忘れてしまいました。
 漱石が言わんとしている事は、最新技術は確かに便利なものではあるけれど、便利になった分、余計な仕事も生み出してしまっているので、それを本当に便利なものと言っていいのか?と言う疑問であり指摘です。
 汽車が日本に現れた最初の頃は、それまでの徒歩による移動くらべて画期的に速く移動できる様になったので「今まで半日も掛かってた所にでも汽車なら一時間でいける。これなら余った時間は遊んでいられるぞ!」とはしゃぐ人も多かったのですが、実際に汽車による移動が一般的になると、一昔前なら仕事の依頼がくるなんて考えてもみなかった遠い所からでも仕事がたくさん舞い込む様になり、かえって時間的余裕がなくなってしまいました。
 それでも歩合制の仕事だったら我慢できますが、昔も固定給で働いている人は大勢いましたから、そう言う人は賃金は増えないの仕事だけが増えてしまったので堪ったものではありません。
 こう言う状況を鑑みて、漱石は文明の利器を果たして本当に利器と言ってもいいものか?と疑問に感じたわけです。
 夏目漱石が生きた明治時代の最新技術は汽車でしたが、明治の汽車に匹敵する(あるいは状況的に似ている)現代の最新技術には何があるでしょうか?
 私は携帯電話・スマートフォンが、明治の汽車に匹敵するものではないかと思っています。
 携帯電話・スマートフォンが普及してからと言うもの、お風呂に入っていようがトイレで用を足していようが(下品な表現でスンマセン!)電話がなったらすぐに取らないといけなくなりましたが(すぐに電話を取らないと怒り出す人とか結構いますからねぇ…)、昔はそんな事はありませんでした。
 固定電話が主流だった頃は、例えば自宅に電話がかかってきたとしても、携帯電話・スマートフォンとは異なり自分が自宅にいなければ電話に出れないわけですから、電話を掛けてきた相手もそう言う可能性をちゃんと考慮に入れて電話を掛けてきてました。
 今みたいに「なんで電話にでぇへんのや!」なんて怒り出す人はまずいませんでしたし、電話に出る・出ないがトラブルの元になるような事も当然ありませんでした。
 巷で話題になっている、宅急便が再配達を有料にしようと検討している問題も、元を正せば携帯電話・スマートフォンの存在が大きな原因になっているのではないかと思っています。
 ご存知の方も多いと思いますが、宅急便の不在票には配達している配達員の携帯電話の番号が記載されていますが、これは当然、お客さんが配達員へ直接電話して再配達の要請ができる事を意味しています。
 こう言う配達というのは配達員が自主的に探し出した”効率的な”ルートというのあるのですが、もし一度にあっちこっちから再配達の電話が配達員の元へかかってくると、さっき通った所へまた戻ったりと折角の”効率的な”配達ルートが効率的でもなんでもなくなってしまうので、配達員にはかなりの負荷がかかります。
 これも携帯電話・スマートフォンが普及する前なら、再配達の要請をしたい場合でも運送会社に電話するしか方法がなかったので、電話を受けた係りの人に「まだドライバー(配達員)が戻って来てないんですわ。いつ戻ってくるかも、ちょっとわかりませんのでねぇ…」と言われたら、そこで話は終わりでした。
 こう言う風に言われたら大抵の場合は「それじゃ明日でいいんで、明日の◯◯時頃にまた配達に来てください」って言って電話を切っていました。しかし今は携帯電話・スマートフォンがあるのでそう言う話の展開にはなりません。恐らく殆どの人が「遅くてもいいから、今日中に持ってきてください」と電話で配達員にお願いしていると思います。
 携帯電話・スマートフォンの普及によりそう言うお願いが劇的に増えてしまった結果、配達員の負荷が過大になり過ぎて、ブラック企業が多いといわれる運送会社ですら見るに見かねて再配達の有料化を検討(※1)をしだしたのではないかと、私は勝手に想像しています。
 ※1、全く別の理由として先日、運送会社の過重労働の未払い給料の問題(結局、未払い給料の支払いで合意)が報道されていましたので、その金策として再配達の有料化を検討しているのではないかとも推測されます。
 もし本当にそうだったら、携帯電話・スマートフォンのお陰で再配達のスピードアップが果たされて生活がまた少し便利にはなりましたが、荷物の送料は実質的に値上がりした事になってる訳ですから(※現段階では、再配達の有料化は実施されてません)、これを単純に生活が豊かになったと言っていいのか疑問が残ります。
 別に運送会社の配達員でなくても、これと似たような経験は多くの人が仕事や私生活でしているのではないでしょうか。例えば何処かへ出かけようと家や職場を離れたら「悪いけど、今すぐ戻って来て」と電話が掛かってきたり、全然立ち寄るつもりが無かった所から電話が掛かってきて「悪いけど◯◯を今日中に持ってきてくれへんかな」って言われたり、そう言う事は誰でも日常的に経験していると思います。
 と、散々、携帯電話・スマートフォンのアカン所だけを抜粋して話を進めてきましたが、マスコミ関係者や芸能人のようなやたらと移動の多い仕事では、いつでも何処でも繋がる携帯電話・スマートフォンの登場によって劇的に仕事がやりやすくなったと言う話も聞くので、そういうプラスの面がある事は素直に認めます。
 しかし普通の一般人の場合には便利さよりも、知らず知らずのうちに携帯電話・スマートフォンに振り回されてしまっているケースが結構あるのではないかと思います。
 無邪気に「携帯電話(スマートフォン)はいつでも何処でも相手に電話を掛ける事(あるいはSNSの発信)ができるから便利や(ハート)」と喜んでいる人が世の中には大勢いると思いますが、喜んでいる本人が気がついてないだけで携帯電話・スマートフォンのせいで増えてしまった余計な仕事は、きっと沢山あるはずです。
 

 
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新聞が行っている「共謀罪」の報道に対して二言三言

2017-07-02 17:53:00 | 気になるニュースに二言三言

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(担当S)


 事あるごとに度々申し上げてますけど当ブログは政治色ゼロを標榜しています。しかも私は法律の専門家でもなんでもないので、本来ならば「テロ準備罪(※共謀罪の正式名称です)」について何かを語る資格なんてありません。ですが連日、新聞各社が報道している「テロ準備罪」の報道内容が余りにズレてると思うので、今回記事にしてみました。
 まず初めに「テロ準備罪」が何故これだけマスコミから叩かれるのかと言うと、天下の悪法だと言われた戦前・戦中の「治安維持法」と「テロ準備罪」とは多くの類似点が見出されるからです。
 その「治安維持法」よって起きた事件として最も悪名が高いと言われているのが「横浜事件(※1)」です。
 「横浜事件」は「治安維持法」を法的根拠として多くのジャーナリスト・新聞記者が逮捕・投獄された事件で、逮捕・投獄された方のうち4人の方が獄死すると言う痛ましい結果を生みました。
 ※1、新聞記者とコミンテルンの繋がりが疑われて起きた事件。事件の詳細をココで書くと長くなりすぎてしまうので、興味のある方はWikipediaなどを見てください。
 逮捕されたジャーナリスト・新聞記者の中には冤罪で逮捕された可能性のあると思われる方が多くいた事から、戦後暫くも遺恨を残すこととなります。
 確かに当時の警察の捜査の仕方や逮捕後の取り調べの方法には大きな問題点があったのですが、ぶっちゃけて言うとそれは警察の組織内の問題であって「治安維持法」とは余り関係ない事柄です。
 こう言うぶっちゃけた事を書いてしまうと反発する人もいるかもしれませんが、例えばAさんと言う犯罪と無縁な人が身に覚えのない殺人容疑で冤罪逮捕されたとして、だからと言って「Aさんが可哀想だ!第二のAさんを生み出さない為にも、冤罪を生み出す殺人罪は廃止にするべきだ!」なんて事を言い出す人はまずいませんよね。
 しかし新聞の「テロ準備罪」成立に反対する趣旨の報道内容は、この「殺人罪は冤罪を生み出すから廃止にするべきだ!」みたいな珍論・暴論と同レベルの事を言ってるので、聞くに堪えません。
 もちろん獄死や冤罪逮捕は由々しき問題ですが、それは先にも書いた様に警察組織の内部の問題です。
 余談になりますが、刑事と言う人達は何の罪のない人に対しても自分が怪しいと思ったら平気で相手の事を犯罪者のような扱いをしますので、ある意味でトンデモナイ人たちです。
 昔の刑事ドラマに出てくる様な正義感が強くて情に篤い刑事と言うのは完全にフィクションであり、実際の刑事は殆どヤ●ザと変わりありません。
 私自身も一度、こう言う言いがかりを付けてくる刑事のために非常に嫌な思いをした事があるので、今でも不信感が拭えません(※しかも警察の苦情係にその事を訴えても、謝罪の一言もなし。今でも思い出すと腹が立ちます)。
 平成の「治安維持法」とも言える「テロ準備罪」で仮に冤罪逮捕や「横浜事件」の様な獄死と言う痛ましい事が起きたとしても、それは警察の捜査能力の欠如や刑事や警官の容疑者に対する扱い方の問題なので、「テロ準備罪」に全ての罪を負わせるのは非常に無理があるし、暴論だといえるでしょう。
 それと国家権力はテロの様な重要事件が起きた場合に、容疑者をどうしても逮捕するだけの容疑が存在しない場合には、所謂「微罪逮捕(※2)」で容疑者をしょっぴいたりする事もありますから、「テロ準備罪」があろうとなかろうとテロリストは(国外逃亡でもしない限りは)必ず逮捕される運命にあります。
 ※2、通常では逮捕されない様な容疑で逮捕する事。例えばカッターナイフを所持していたから「銃刀法違反で逮捕」など、重要事件でどうしても容疑者を逮捕するだけの容疑がない場合に使われる事がある。
 1995年に起きた「オウム真理教、地下鉄サリン事件(テロ)」では容疑者の大半がこの「微罪逮捕」でしょっ引かれていますから、ぶっちゃけ「テロ準備罪」なんかなくてもテロリストの逮捕は可能な訳です。
 しかし、この「微罪逮捕」をやってしまうと上の※2でも書いてますが「カッターナイフを所持していたから銃刀法違反で逮捕」「ホテルの宿泊者名簿に偽名を記入していたから旅館業法違反で逮捕」など、誰でも犯してしまいそうな非常に軽微な犯罪で容疑者が逮捕されたと各新聞の紙面に踊りますので、新聞を見て不安を感じた一般市民から警察への問い合わせの電話が殺到してしまいます(※実際に「オウム真理教、地下鉄サリン事件(テロ)」の時も警察への問い合わせの電話が殺到しました)。
 こう言う不合理を避けるためには「微罪逮捕」で強引に逮捕するよりもテロやテロリストに対する法律を作って、その法律に則ってテロ容疑のある人を逮捕した方が無用な混乱を招かずに済みます。
 「テロ準備罪」には、そう言う混乱や不合理を避けるための法整備と言う側面もあるのですが、残念ながらこの点に言及している新聞記事は殆ど見かけせん。
 それともう一つ新聞記事で良く見かけるのが『「共謀罪(※テロ準備罪の事です)」が成立したら、犯罪の相談をしただけでも逮捕されてしまうんだぞ!』と言う論調ですが、ぶっちゃけ善良な一般市民は友人や知人と犯罪の相談をなんかしません(笑)。
 例えば…

「兄貴、来週●●銀行を襲いましょうぜ!」
「おお、そうだな兄弟!今俺も同じ事を考えていたんだ!」

…なんて会話や相談をする善良な一般市民なんていますか?いないでしょう。
 だいたいこんな会話や相談をするのは、いかがわしい奴だと昔から相場が決まっています。
 こう言う馬鹿げた事を書き立てているいる新聞記事を読むと、申し訳ないですが余りに可笑しくて吹き出しそうになってしまいます。
 犯罪の相談をするのは犯罪者だけだと思うんですけどね(汗)。何か間違ってますかね?
 今回の「テロ準備罪」の様な新しい法律が施行されると、今まで必要ではなかった新たな費用とかが必ず何処かで発生しますから、そう言う点を突いて「無用な法律で国民の税金が無駄に使われている!」と各報道機関が報道すれば必ず賛同する人が現れると思うのですが、やれ『戦前・戦中の「治安維持法」と「横浜事件」を忘れるな!』とか、やれ『「共謀罪(※テロ準備罪の事です)」が成立したら、犯罪の相談をしただけでも逮捕されてしまうんだぞ!』とか、そう言う報道をタレ流すのは賛同者が現れないばかりか、下手をすると視聴者や読者を馬鹿にしていると無用な反発を生み出しかねません。
 もちろん「テロ準備罪」にも多くの問題点があるとは思うのですが、各新聞社(※一部の保守系新聞は除く)が騒いでいるのは、法律を施行するに当たっての具体的な問題点(※実務的な問題箇所や、税金を無駄遣いしている可能性)よりも、昔の話や「犯罪を相談しただけで逮捕」の様な馬鹿げた指摘ばかりで、どうしてそう言う無意味な報道ばかりをやたら繰り返すのか、正直とても不思議なものを感じてしまいます。
 

 
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 指一本で遊べるとても簡単な操作性ながら、ぷよぷよの様な「連鎖反応消し」等のテクニックも使えます。
 興味のある方は下記のリンクからどうぞ。



 [gooブログ] 新聞が行っている「共謀罪」の報道に対して二言三言
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アップデート申請したiPhoneアプリが「ガイドライン1.1 不快なコンテンツ」でリジェクトされた件(5)

2017-07-02 17:52:42 | IT雑記

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  iPhone用ゲームアプリ(iOS6.0以上)

(担当S)

 


 前回までの話は、我がSHIKIBUオートメーションが作ったiPhone用ゲームアプリ「ハゲにハンマー!」が、アップデート申請で却下(リジェクト)され、審査に合格すべくアプリを改善・改造し何度も再審査に挑戦するもことごとく却下(リジェクト)されたと言う話をしましたが、今回もその話の続きです。
 性懲りも無くこの「リジェクトシリーズ」(って勝手に名前をつけてますが…)を続ける理由ですが、それは私、担当Sが却下(リジェクト)に至った経緯をブログで紹介しすれば、おなじような事で困っている人たちがこの記事を参考にして、少しくらいは救われるのではないかと思っているからです(って言いながら、殆ど役に立たない情報の寄せ集めかもしれませんが…)。
 ここでちょっと、前回までの話のおさらいをさせて頂きます。まず、この記事の話題の中心であるハゲにハンマー!」と言うアプリがどうしてアップデート申請で却下(リジェクト)されてしまったかと言うと、このアプリは"ハゲ"の人をハンマーで殴ると言う確かに不謹慎に思われても仕方のない内容のゲームアプリだったので、アップル社からも「”ハゲ”の人に対して表現が暴力的だ!」だと判断されてしまったからです。
 で、色々と紆余曲折があり、この「ハゲにハンマー!」と言うアプリから「"ハゲ"の人への暴力的表現」だと思われる箇所を全て取り除き、その取り除いた奴を今度は全くの別のアプリとしてアップル社に対して新たに申請してみました…と言うのが前回までのお話です。
 と、前置きが少し長くなってしまいましたが、前回お話しした、その全くの別のアプリ(※ゲームのシステムは全く同一)として申請した新アプリはなんとか無事に審査をパスして、既に6月21日からその名も「イモとタマゴ!!」と言う名前でAppStore / iTunesStoreより公開済みです。
 ちょっと唐突になりますが、下の画像をご覧ください。
 下の画像は、アップル社に何度も却下(リジェクト)を食らってしまった「ハゲにハンマー!」と言うアプリの画像(左)と、このたび新たにリリースした「イモとタマゴ!!」と言うアプリの画像(右)を横に繋げて並べたものです。
イメージ 2
 背景の画像の違いとかキャラクターの違いとかがありますが、ぶっちゃけ中身は全く一緒のアプリです(笑)。
 基本的なゲームのシステムは全く弄らずに、左側の画像のハゲにハンマー!」と言うアプリから人間を彷彿させるキャラクターを全て取り除いて全く違うキャラクターに変更し、このたび新アプリとしてリリースしたのが右側の画像のイモとタマゴ!!」と言う名のアプリなのです。
 「ハゲにハンマー!」は確かに人間のキャラクター(と言っても、かなり抽象化・簡略化されてますが…)をハンマーで殴る描写があるので暴力的だと言われたら暴力的ですが、ぶっちゃけ世の中にはこんなしょうもないアプリとは比較にならないほど暴力的で残酷な表現を採用しているゲームアプリは星の数ほど存在します。
 なのにアップル社がこの「ハゲにハンマー!」と言うアプリを「暴力的だ!」として却下(リジェクト)したのは、表現が暴力的な事に加えて"ハゲ"のキャラクターをハンマーで殴る描写が「特定の身体的特徴(つまり”ハゲ”の事)をした人たち対して攻撃的」だと(つまり差別的だと)判断したからです。
 実はそう言う風に指摘されてしまうんじゃないかと思い、ゲームに登場するキャラクターを極端に抽象化・簡略化して描いてそう言う指摘を受けない様に最大限の努力は払っていたのですが、残念ながらそう言う対策を講じてもアップル社の目から見たら「暴力的」なアプリに写ってしまったようです。
 ここで一つ私が非常に気に入らないなぁと感じているのが、ハゲにハンマー!」と言うアプリを最初にアップル社に申請した時は、何事も無かった様に審査合格にしておきながら、その僅か二日後に行ったアップデート申請では「お前のアプリは暴力的やから認められん!」と却下(リジェクト)されてしまった事です。
 別に「アップル社としては認められない!ダメなモノはダメ!」と言い出すのはいいんです。アプリ開発者はアップル社の言う事に対しては素直に従うと言う誓約をしてますから。しかし「ダメ!」だと言う事を、どうして後から(※アップデート申請の時の審査と言う意味)言うのではなく、初回審査の時に言わなかった(※却下(リジェクト)と言う意味です)のか、その点については大いに不満を感じます。
 アップル社がダメだと言えばこちらは幾らでもアプリに手直しを入れますし、「折角、俺たちが開発したアプリを却下(リジェクト)しやがって!」なんて言う気持ちも全く湧いてきませんが、コロコロ審査基準が変わるのだけは勘弁して欲しいですし正直イライラします。
 少し話が逸れますが、あなたの身近な所に昨日はOKだと言ってたのに今日になってから突然ダメだと怒り出して、昨日自分がOKを出してた事をすっかり忘れているような困った人が一人や二人はいませんか?アップル社のやってる事は、正にこの困った人と殆ど変わらないような事をやってます。と言うか、全く一緒です。
 「ハゲにハンマー!」の場合、アップル社の言い分を聞き入れて「暴力的」な要素や「特定の身体的特徴(つまり”ハゲ”の事)をした人たち対して攻撃的」な要素をアプリから消し去ろうとすれば、キャラクターを全て変更するしか他に手がなく、しかしそれをやってしまうとハゲにハンマー!」と言うゲームタイトルなのに”ハゲ”のキャラクターが全く出てこない殆ど別物のアプリになってしまいます。
 ちょっと大袈裟かもしれませんが「マリオの〇〇」と言うタイトルがついてるゲームアプリでマリオが全く出てこなかったら、大抵の子供は不満を口にすると思いますが、それと同じ様な事をやれとアップル社は言っているのです(そんな事を言ってるつもりは無いのかもしれませんが、残念ながら私にはそう言う解釈しかできません)。
 一番最初の審査の時に「ダメ!」と言ってくれれば、ゲームタイトルもキャラクターも全く別のアプリに変えて申請できたのに、リリースした後に「ダメ!」って言われると、そう言う事もできません。
 こんなしょうもないゲームアプリだとは言え、コロコロ変わるアップル社の審査基準に対しては流石の私もカチンと来たので、キャラクターを総取っ替えしたバージョンをアップデートとしてでは無く全くの別アプリとして申請したのが、今回新たにリリースしたのが「イモとタマゴ!!」と言うアプリと言う訳です。
 「暴力的」でも特定の身体的特徴(つまり”ハゲ”の事)をした人たち対して攻撃的」でもなくなったので、今度はすんなり審査に合格してもよさそうですが、しかし、このアプリについてもアップル社はすんなりと合格させてはくれませんでした。
 ちょっとだけ話が逸れますが、関西人は思いもよらない指摘を受けると「明後日の方角から何かいわれたで!」と口にしますが、まさにこの「明後日の方角」からの指摘をイモとタマゴ!!」の審査の時にアップル社から受けてしまいました。
  口で説明するよりもアップル社から問題点として指摘を受けた箇所を実際に見てもらったほうが早いと思うので、まずは下の画像をご覧ください。
イメージ 3
 この画像の上側「Before」が最初にアップル社に提出したAppSotre / iTUnesStore表示用のスクリーンショットで下側「After」が審査で合格を頂いたスクリーンショットです。
 上側「Before」のスクリーンショットは知ってる人ならすぐにピンと来ると思いますが、某ニコニコ動画の真似です(笑)。
 某ニコニコ動画を見ている時に横に流れるコメントテロップにそっくりモノの中に、ゲームの特徴(と言うか罵詈雑言)を書き込んでユーザーに紹介しています。
 なんとこのニコニコ動画風のコメントテロップが、アップル社の審査担当員の逆鱗に触れてしまい(って、かなりオーバーに書いてますが…)、一番最初の審査では却下(リジェクト)を食らってしまいました。
 その却下(リジェクト)理由がふるっていて「このゲームにユーザーからのコメントなんて表示されないのに、こう言う訳のわからないスクリーンショットは使わないで下さい」と言う意味合いがこもった英文のメッセージをご丁寧に私の手元に送りつけてきました。
 正直に言うと、この送られてきたメッセージを読んだ時、私は腰を抜かす程に驚きました。「なんて頭が堅くて融通の効かん審査担当員なんや」と…
 アップル社の規定ではアプリの実態とかけ離れたスクリーンショットの提出と使用を禁止していますし、私もこの規定は知っています。
 それは過去に人気ゲームアプリ「マインクラフト」にそっくりなスクリーンショットを使用した詐欺アプリ(有料)がAppStore / iTunesStoreで出回った苦い経験がある為で、その一件が起こって以来、新しくリリースする予定があるアプリのスクリーンショットを一枚一枚アップル社が事前にチェックして、そのアプリの実態とかけ離れたスクリーンショットが使用されてれば却下(リジェクト)するようになりました。
 しかし上側「Before」の某ニコニコ動画風のコメントテロップが入ったスクリーンショットを見て「AppStore(iTUnesStore)で見たスクリーンショットではゲームの画面にコメントが表示されていたのに、実際にDL(ダウンロード)したらコメントなんて表示されないじゃないか!」なんて勘違いするユーザーは恐らく一人もいないと思います。
 某ニコニコ動画を知らない人でも、このスクリーンショットに描かれているテロップコメントを見たら、後から画像の上に書き込んだものであろう事はだいたい分かると思います。
 この記事で話題にしているハゲにハンマー!」や、その前作である「木寸田だ!」と言うゲームアプリでは某ニコニコ動画風のスクリーンショットを作ってアップル社に提出しましたが、その時には特に何も言われませんでした。
 しかし今回は「このゲームにユーザーからのコメントなんて表示されないのに…(以下省略」と言う理由で、見事却下(リジェクト)を食らってしまいました。
 たまたま運悪く頭の堅い審査担当員に当たっただけなのかもしれませんが、それにしてもこんな理由で却下(リジェクト)を食らうとは…
 と、ここで私からのささやかな提案ですが、アップル社としてはこう言うスクリーンショットは認めていないそうなので、もしAppStore / iTunesStore提出用のスクリーンショットに某ニコニコ動画風のテロップコメントを入れてみよう考えている方がおられたら、今すぐその考え方を改める、あるいは本当にアプリ上で某ニコニコ動画風テロップコメントが表示されるように改造して下さい(笑)。
 今回の話はこれで終わりにしますが、前回、却下(リジェクト)されたままアップデート申請にストップがかかっていた「ハゲにハンマー!」については、結局今回は何も進展がなかったので、またなにか進展がありましたら、このブログでご報告したいと思います。
  
 
 
+++++アプリの宣伝です+++++
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 5月1日よりAppStoreから配信となりました、カラフルなサイコロが印象的なアクションパズルゲーム「ダイスポップ」。
 ゲームのジャンル的には落ちもの系ゲーム(いわゆる、落ちげー)になります。
 指一本で遊べるとても簡単な操作性ながら、ぷよぷよの様な「連鎖反応消し」等のテクニックも使えます。
 興味のある方は下記のリンクからどうぞ。



 [gooブログ] アップデート申請したiPhoneアプリが「ガイドライン1.1 不快なコンテンツ」でリジェクトされた件(5)
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