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(担当S)
現代的な見た目の建物だと「建て替えられる前は、きっと違う姿やったんやろうな」とすぐに察しがつくのですが、かなり古い建物だと昔からそのままの姿で建っていたのだと思いがちです。
実は現在の建物は2代目・3代目で、”先代”が存在していた有名な建物5つを、私担当Sの独断と偏見で選んで紹介していきたいと思います。
┃1)「札幌時計台」は建設当時、時計台じゃなかった！？
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幾ら探しても建設当時の写真やイラストを発見できなかったのですが、「札幌時計台」の時計の部分は、実は後から付け足されたモノなのです。
ただし「札幌時計台」に時計が存在しなかった期間は一年にも満たないので、建設されてから現在までの殆どの間、文字通り「札幌時計台」として札幌の人たちに親しまれてきました。
┃2)実は本当に”お城”だった、京都の「二条城」
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京都の「二条城」に観光旅行や修学旅行で行かれた方は、二条”城”と言う名前なのに御殿風の建物なので不思議に思った人がいるかもしれませんが、実は江戸時代初期の「二条城」には立派な天守閣が存在していました。
しかし「二条城」の天守閣は寛延3年(1750年)に落雷によって焼失。以後「二条城」は天守閣を持たないお城になりました。
落雷によって天守閣を焼失したお城は他にも例があり、徳川秀忠が再建した二代目の大阪城も落雷により天守閣を焼失しています。
┃3)木造建築だった明治時代の「国会議事堂」
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「国会議事堂」と言えば重厚な石造りの建物として有名ですが、現在の「国会議事堂」は1936年(昭和11年)に完成した4代目で、それ以前は木造の建物でした。
初代と2代目の建物は共に火事によって失われており、それが現在の石造りによる「国会議事堂」を作る大きな動機になったと言われています。
┃4)建設当時の「東大寺」は今よりも遥かに規模がでかかった？
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長い間、世界最大の木造建築と言われていた「東大寺」の大仏殿ですが、現在の建物は江戸時代に再建されたもので、以前の大仏殿は現在のものよりも1.5倍は大きかったと言われています。
更に大仏殿の西と東に「西塔」「東塔」と呼ばれる七重塔が建っており、残っている資料によると70〜100mの高さがあったとされています。
こう言う大規模な木造建築が建っていた事を怪しむ人もいますが、「東大寺」が作られた当時の奈良は「平城京」として日本の首都が置かれていましたから、こう言う大規模な建物が建てられたとしても別に不思議ではないでしょう。
┃5)なんとビックリ！現在の「通天閣」は2代目だった！？
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「通天閣」と言えば大阪のイメージ・シンボルになっている建物ですが、実は現在の「通天閣」は終戦から6年後の昭和31年(1956年)に建てられた2代目で、初代は明治45年(1912年)に大阪で開かれた第5回内国勧業博覧会の開催に合わせて建設されました。
デザインのコンセプトとしてはパリの凱旋門の上にパリのエッフェル塔を乗せると言う奇抜なもので、これは第5回内国勧業博覧会がパリ万博(1900年開催)をかなり意識していた事から、こう言うデザインが採用されました。
この初代「通天閣」は高さ75mを誇り、建設当時は東洋で最も高い建物でした。
エッフェル塔に範をとった緩やかな曲線を纏った姿から「大阪のエッフェル塔」との呼び声も有り、明治から戦時中の長きに渡って大阪のシンボルとして親しまれた初代「通天閣」ですが、昭和18年(1943年)に起きた火事によって強度不足となり、軍需資材として提供する為に解体されてしまいました。
個人的には現在の直線基調の「通天閣」よりも初代「通天閣」の方が、デザイン的に好みだったりするので、是非残っていて欲しかったなぁ、とか思ったりします。
他にも金閣寺「北山大塔」とか「郡上八幡城」とかがあるのですが、紹介すると内容がお寺やお城に偏りすぎると思ったので今回は見送りました。
個人的には「札幌時計台」に時計台でなかった時期が存在したのは、かなり驚きましたが…
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[gooブログ] 【昔はこんな姿だった!?】今と昔とでは姿が全く違う有名な建物×5つ
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