お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 58 ~救助の礼~

2009年03月01日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、宇宙人と接触しました」
「異星人か地球外知的生命体と言うのだ」
「救助信号が出ていますので、向かいます」
 信号の出ている惑星に着くと、立派な造りの小型宇宙艇が岩に挟まっていた。探検隊の宇宙船はアームを伸ばし、岩を除去した。それから、小型宇宙艇の中で気を失っている異星人を助け出す。
「宇宙艇と言い、服装と言い、立派ですね」
「どこかの惑星の代表かも知れんな」
「助けてくれたのか?」意識を取り戻した異星人が言った。「どこの惑星の者だ?」
「地球の宇宙探検隊だ」隊長が胸を張る。「救助も任務の一つなのだ」
「地球か・・・」異星人はにやりと笑った。「ならば、救助の礼に最後に征服してやろう」
 その時、部下である宇宙征服軍団の大船団が、異星人の首領を迎えに集結した。





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