お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 59 ~落し物~

2009年03月11日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、宇宙人と接触しました」
「異星人か地球外知的生命体と言うのだ」
「大きな白い立方体の箱を見なかったかと、あちこちに通信して尋ねいています」
「落し物か。よし、探す手伝いをしよう」
「さすが隊長、探検隊の鑑ですね!」
「いいや、暇なだけだ」
 探検隊は箱の特徴を聞き捜索を行なった。しかし、見つかる気配はまるで無かった。
「隊長、もうあきらめましょう・・・」
「向こうの航路を逆進している。必ず在る」
 さらに数時間進み、ようやく大きな白い立方体の箱が漂っているのが、確認できた。
「やったぞ! 見つけたぞ!」
「隊長、通信です。『もう時間切れだ。睡眠剤が切れた。暴れ出すぞ。大変だ』・・・」
 箱が内側から破られ、宇宙シャチのダンダデが怒りの叫びを上げながら現われた。





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