336
「わたし、ハリー先生のお手伝いをしたのよ」
「新人外科医のあなたが?」
「ええ、自宅の先生からの指示で手術をしたの。いわゆるリモート手術ね」
「で、上手く行ったの?」
「ハリー先生のリモート手術よ」
「ああ、外の黒い車はそのせいか……」
337
「スミスさんの所、やたらと見舞い客が多いわね」
「スミスさんの奥さんがあちこちから連れて来ているのよ」
「あら、個室になって寂しそうだからかしらね?」
「いいえ、そんな中に一人でもあれの人がいたら、うつしてやろうって魂胆のようよ……」
338
「ねえ、看護師のお姉さん、今はウイルスが流行していて心配ね。どこの誰に感染するか分からないんだもの」
「大人になると、どこの誰でも良いって思う事も多いものなのよ、メイベルちゃん……」
339
「あなた、感染病棟の看護に異動なんですってね」
「そうなのよ。向こうは人手が足りないらしくてね。でも、ちょっと心配だわ」
「あなたなら大丈夫よ」
「あら、励ましてくれるの?」
「いいえ、あなたなら、ウイルスの方から絶対避けて通るからよ」
340
「わたし、アリス先生のお手伝いをしたのよ」
「新人外科医のあなたが?」
「ええ、自宅の先生からの指示で手術をしたの。いわゆるリモート手術ね」
「で、上手く行ったの?」
「上手く行き過ぎて、先生が驚いて失神しちゃったのよ」
「ああ、外の救急車はそのせいか……」
「わたし、ハリー先生のお手伝いをしたのよ」
「新人外科医のあなたが?」
「ええ、自宅の先生からの指示で手術をしたの。いわゆるリモート手術ね」
「で、上手く行ったの?」
「ハリー先生のリモート手術よ」
「ああ、外の黒い車はそのせいか……」
337
「スミスさんの所、やたらと見舞い客が多いわね」
「スミスさんの奥さんがあちこちから連れて来ているのよ」
「あら、個室になって寂しそうだからかしらね?」
「いいえ、そんな中に一人でもあれの人がいたら、うつしてやろうって魂胆のようよ……」
338
「ねえ、看護師のお姉さん、今はウイルスが流行していて心配ね。どこの誰に感染するか分からないんだもの」
「大人になると、どこの誰でも良いって思う事も多いものなのよ、メイベルちゃん……」
339
「あなた、感染病棟の看護に異動なんですってね」
「そうなのよ。向こうは人手が足りないらしくてね。でも、ちょっと心配だわ」
「あなたなら大丈夫よ」
「あら、励ましてくれるの?」
「いいえ、あなたなら、ウイルスの方から絶対避けて通るからよ」
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「わたし、アリス先生のお手伝いをしたのよ」
「新人外科医のあなたが?」
「ええ、自宅の先生からの指示で手術をしたの。いわゆるリモート手術ね」
「で、上手く行ったの?」
「上手く行き過ぎて、先生が驚いて失神しちゃったのよ」
「ああ、外の救急車はそのせいか……」
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