お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 56 ~知識を分ける~

2009年02月12日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、宇宙人と接触しました」
「異星人か地球外知的生命体と言うのだ」
「『こちらは全宇宙の様々な知識を収集し、宇宙大百科事典を編纂している団体だ。宇宙探検隊の知識を是非分けてもらいたい』との通信が入っています」
「なんと、この様な事に遭遇するとは大変に光栄だ。喜んで協力しよう」
 隊員が協力する旨を通信した。
「隊長、返信です。『知識収集光線を使うので少し時間を頂きたい。これは生体にも機械にも全く影響は無いので安心して欲しい』」
「喜んで時間を割こうではないか」
 隊員が了解の旨を通信した。相手の宇宙船から光線が探検隊の宇宙船に放射された。
「『そちらのコンピューターの記録はとても役立った、協力に感謝する』・・・」
「なんと、知識より記録の方が重要なのか」





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