お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 12 ~記念碑~

2008年02月12日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、未知の惑星を発見しました」
「よし、着陸して早速調査だ」
 宇宙船を着陸させ、格納してある探査車に乗り換え、調査を始めた。
「隊長、分析結果では、地質も大気も全く面白くもない『ただの惑星』です・・・」
 隊員はがっかりした様な声を出した。
「だが、こんな惑星で何かを発見したら、これぞ大発見だぞ。調査を続けるのだ」
 探査車は何もない地表を走り続けた。
「隊長、前方に石碑らしきものを発見!」
「石碑と言うより、その辺りで拾って来た様な岩だが・・・」
「公用宇宙語が書かれたプレートが貼ってあります。ええと、『この惑星のあまりの何も無さを記念する』・・・」
「やれやれ、これも発見なんだろうな・・・」



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