エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

ラノベじゃないけど『圕(トショカン)の大魔術師』

2024-06-27 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り…ですが、この頃は色々と書いていますね。スミマセン。今回も、ラノベではなくコミック(漫画)です。
 今回紹介する作品は、泉光先生が絵を描いている『圕(トショカン)の大魔術師』です。元々は、ソフィ=シュイムと言う方が書いた『風のカフナ』と言う作品が原作(原案?)の様で、表紙には「画・泉光」と書かれています。
 因みに、「圕」と言う文字はありますが、「としょかん」と言う読み方は見つけられませんでした。もしかすると、このコミック独自に作った「読み方」かもしれません。実際、調べた2つの書店系サイトでは、「圕の大魔術師」ではなく、「図書館の大魔術師」と表示されていました。まぁ、その方が調べやすいからかもしれませんが…。
 この作品、なかなか壮大な物語です。
 舞台は、魔法が存在する架空の大陸。そこでは書物や文書が大きな力をもつため、「圕法」と言う法律により、全ての書物や文書が「中央圕」によって管理されています。そんな世界で主人公シオ=フミスは、とある出逢いをきっかけに「中央圕」の司書を目指す事となり、やがて…と言う感じで展開していきます。現在、8巻まで出ているのですが、まだまだ物語の序盤と言う印象で、この後の展開は全く読めません。
 ところで、このコミック、勝手な私のイメージですが、「とても『アフタヌーン』っぽい作品」と感じます。キャラの立った登場人物、印象的な台詞、既視感のある場面設定…面白いと感じさせる要素を詰め込み、読み手をぐいぐい引き込んでいくからです。
 例えば、「既視感のある場面設定」で言えば、第二次世界大戦中に発生した大量虐殺をイメージさせる事件があった…と、作品の中では設定されています。御丁寧に、そのきっかけとなった書物(史実では『我◆闘争』ですが…)も作品中に存在しており、歴史を知っている読み手であれば、これだけでググッと引き込まれるでしょう。
 そうかと思えば、「空から少女が降ってくる」場面もあります。これ、明らかに『天空の◆ラピ◆タ』でしょう。人類の暗い歴史と結び付けて緊張感を高めたかと思えば、マニアックなネタで面白がらせる…緩急が効いています。
 そして、重要な要素…図書館(圕)です。何せ、書籍案内の文にも「ビブリオファンタジー」と書かれています。この要素は外せません。
 ただ図書館の要素については、「ビブリオファンタジー」ラノベの傑作『本好きの下克上』とも関連します。ですから、また別な記事として書きたいと思います。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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