エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

歩行器か杖か

2024-12-04 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、父や母が外へ行く際の補助具について感じている事を書きます。
 父も母も足腰が弱ってますから、外出する際は補助具が必要です。この補助具、大きく分けると歩行器と杖の2種類がある様に思います。もしかすると、他の補助具も存在するのかもしれませんが、私は知らないので、この2種類で話を進めます。
 歩行器と杖…当たり前ですが、どちらもメリットとデメリットがあります。
 歩行器のメリットは、何と言っても安定性です。4輪あるのが普通なので、接地部分が大きくて倒れにくいです。寄りかかって押しながら歩けて、割と転びにくいと言うのは、かなり大きなメリットです。
 また、大抵の歩行器には座れる部分があります。そのため、父の様に疲れやすい人は、場所を選ばずに休憩する事が可能である…と言うのもメリットでしょう。もっとも私の父は、「そうやって、場所を選ばずに座って休んでいる姿を見られるのは格好悪い」と考えているらしく、それが歩行器導入の大きな妨げになっていました。
 実際、父が歩行器を押している姿を見ると、「あ~、父も老けたなぁ」と感じます。この、見た目が年寄り臭くなってしまう事は、歩行器の大きなデメリットと言えるかもしれません。
 また、歩行器は結構な大きさがあるため、狭い場所や凸凹な場所で使うには少々コツが必要です。この事は結構大きなデメリットだ…と、私は考えています。何故なら、歩行器を使うのは父や母の様な…失礼な言い方になりますが…ヨボヨボのお年寄りです。その様な方々は手先が器用ではなくなっていますし、力も弱くなっています。だから、なかなか上手に操作出来ないのです。
 一方の杖ですが、こちらのメリットは手軽さと軽量さでしょう。その辺に置いておいて、使いたい時にはサッと持つ事が出来ます。片手で扱えるくらい軽量ですから、父や母が使う様子を見ても、「これは操作出来てないな」と感じる事はありません。
 ただ、不安定なのは大きなデメリットです。何せ、体を一点で支えるのが杖です。その一点がズレたら、確実に転んでしまいます。スパイク付きや先端が四つ足になっている杖もありますが、それでも歩行器に比べれば、安定性は弱いと言わざるを得ません。
 この両者のデメリットを解消し、小型軽量で安定性の高い補助具があれば…とは思いますが、まぁ、無理でしょうねぇ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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