2015年夏アニメの感想の続きです。
◎「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」（全12話）
総合評価5点（5点満点）。
下セカと監獄学園は、とても優れた下ネタアニメでした。
1話からおバカなギャグ。子供の作り方も愛し合えば出来ると教えていて、本当のことは結婚してから知る様子なので（子供が親に聞いても教えないのに、赤ちゃんはできているので。）、えっちぃことというのは知らなければ知らないで育つのかもしれません（現実世界と違って、身の回りにそういうものが全く存在しない世界なので。）。
でも、人間の三大欲求の一つですからね、性欲は（残りは、睡眠欲と食欲。）。「健全な風紀」を目指す公序良俗健全育成法で性的な描写をすべて規制しても、首と腕に付けた超小型情報端末PMで言動を監視しても、本能には逆らえないでしょう。
H（えいち）禁止法ではそれを更に押し進め、実質的な貞操帯を付けることを義務化する法案だそうで。
それはおかしいと、女性用下着をかぶって裸や扇情的な写真をまきちらす女子高生でSOX（ソックス。下ネタテロ組織）の綾女。
ハエの交尾シーンが何を意味するのか分からないほどにまで性的な知識から隔離されている一般生徒ですが、股間などが熱くなる男女の生徒達の様子を含め、この調子で飛ばしてくれれば楽しめそうと思っていましたが、更に上を行く楽しさでした。
声優やスタッフを含めた制作陣の総力の賜物ですが、特にアンナ生徒会長が最高でした。
最後まで下品で露骨な下ネタで駆け抜けた、さりげなく社会風刺も込めた、優れた迷作であり名作でした。
奥間狸吉（おくま たぬきち。センチメンタル・ボマー（○○（１人でするアレ。）禁40日目の全身性器））（cv小林裕介）、華城綾女（かじょう あやめ。雪原の青。）（cv石上静香）、生徒会長のアンナ・錦ノ宮（cv松来未祐（2015年10月27日死去、享年38歳、11月2日公表。合掌。））、早乙女乙女（さおとめ おとめ）（cv新井里美）、鬼頭鼓修理（おにがしら こすり）（cv堀江由衣）、
轟力雷樹（ごうりき らいき）（cv三宅健太）、不破氷菓（ふわ ひょうか）（cv後藤沙緒里）、月見草朧（つきみぐさ おぼろ）（cv上坂すみれ）、奥間善十朗（cv斧アツシ）、頂の白（いただきのしろ）（cv成田剣）、ソフィア・錦ノ宮（cv大原さやか）、びんかんちゃん（cv小倉唯）など。
公式HPからしてアレ過ぎるでしょ。
アニメジャパン2015にて。これもアレ過ぎな宣伝ですが。
○ 2話。相変わらず飛ばしています。男子生徒の尿検査の尿を盗んでから、タンパク質を入れると宣言していましたが、宣言しては入れる意味がないのでは。尿タンパクが何を意味するのか分からない他の生徒の様子を含め、笑えましたけれど。
○ 3話。最後で、ころんだはずみでアンナ生徒会長と口づけをした狸吉でしたが、アンナは何かに目覚めたようで。
・それはそれとして、07月21日は○○○ーの日なので、「下ネタに、市民権を―。」と朝日新聞朝刊に全面広告。やるな！！
○ 4話。目覚めてしまったアンナが夜な夜な狸吉の家を覗いたりのストーカー。
最後は全裸になって狸吉の股の上に乗っていましたし、それを見て驚く綾女というのは意外でしたが、雑誌とかではそういう場面は見ていても、実際に見るのは初めてということなのでしょうかね。意外なウブ設定にニヤリとできたり。
○ 5話。4話で狸吉の部屋の外にあった水分はヨダレと思わせておいて、アンナの愛の液だったのでしょう。5話では、クッキーに入れて狸吉に食べさせましたし、液ドリンクを飲ませようとしましたし、股間から下に垂れたシーンもありましたし、崖からダイブして、それで虹を作っていましたし。純潔教育を受けてきた故の無知（その液が何かをアンナは知らないし、知らないから他人に見せても恥ずかしくない。）によるアンナの、止まらない暴走っぷりが下品すぎて楽しいです。
純潔教育が良いという人は、もしかしたら年配の人に多いのかもしれませんが、それへの皮肉でもありますね。
○ 6話。オ○○の作り方を本編でアニメで流したと思ったら、EDでは実写でオ○○の作り方を流したり、もうやりたい放題。このアニメならこのくらいはOKです。
小さいローターも作ったり、それを何か分からずペンダントにしたアンナ、下の方に落ちて行って動き出して気持ち良くなって狸吉を襲ったり。
アンナって、素直で良い子に育つように純粋培養され過ぎただけあって、性欲に一番素直だというのは、皮肉ですね。
○ 7話。アンナ、狸吉を捕まえて口でズボンのジッパーを降ろすとは。狸吉の顔面に液を吹き出して未遂に終わりましたが・・・これを未遂と言っていいのかどうか（笑）。
○ 8話。アンナ、とどまるところを知らず。夜中に狸吉の部屋に不法侵入して、狸吉と鼓修理が寄り添って寝ていたので、包丁片手に起きるまでずっと見ていたとか、妹ということにして乗り切ったものの、包丁で鼓修理の形に床を刺したら鼓修理が階下に落ちるとか。
アンナが呼び寄せた月見草がえっちぃ知識をいくらか持っていて、生徒自ら取り締まると。ただ、この本はカレコレこういうものだと言うと不健全指定したり、イヤイヤこうだと言うと取り消したり、基準が意味不明。
バスケのゴールが避妊具みたいとか、バレーのネットが網タイツだとか、トイレットペーパーがオ○○だとか、想像力がたくまし過ぎ。そういう視点こそが取り締まり対象ですよね。
むいたバナナにサクランボを2つつけたエンドカードも、このアニメらし過ぎて、いろいろとダメダメ過ぎでしたね（笑）。
○ 9話。アンナ先輩は狸吉の下着の臭いを遠くからでもかぎ分けられるのか・・・清々しい変態キャラですね。
月見草に電気アンマをした狸吉でしたが、アンナのそばに居やすいように女装していただけで実は男子だったと・・・
さて、男子に電気アンマは効果的だと思いますが、女子にはどうなのでしょう？。男子バレにもっていくためだけの電気アンマだったのでしょう。
○ 10話。綾女達に協力するとして頂の白がバスジャックし、乗客のナマ下着を集めると。
轟力先輩、女性用下着の上下をつけていたのか・・・そういう趣味の人が現実世界にいるとは聞いていますが、ゴリラのような体型だと凄まじい光景です。
このままでは評判が下がるとして主犯を捕まえた綾女達でしたが、鼓修理はここで裏切りました。予想通りですね。
○ 11話。アンナ生徒会長、変態でしかない。あっ、ほぼ最初からか・・・。
一時的に綾女達と生徒会が協力して、単に新鮮なナマ下着まみれになりたいだけの頂の白を倒すと。
○ 最終12話。謎の誘いの手紙に乗って、父の善十朗が残したハンドルみたいなものを持って温泉へ。ここで野球拳ですか！、でも温泉ですからね。バトル諸々の後、ハンドルを使って開けたら出てきたのは、温泉にはつきものだった秘宝館にありそうな卑猥なもの。そう来ましたか！、でも温泉ですからね。
秘宝館と名のつくところには行ったことはありませんが、それらしきところには行ったことがありますが（→リンク「「高柴デコ屋敷」、性信仰玩具「道六館」、「郡山市立美術館」。福島県三春町、郡山市」）、もうほとんど無いと聞いたことがありますが、どうなのでしょう？。マニアックなチョイスですね。
【shin】
