農協の直売所へ寄ったら店先のバケツに菜の花が束ねてあった。
一束200円。
灰緑の釉がかかったどこか九州あたりの海から揚った小壷とこの菜の花が丈でも、色の補完でもバランスがいいものだから、毎年活けることにしている。
飽きたら横に置いてある石ハゼの突起に野趣のある信楽タイプの素焼き壷に挿しかえるのも楽しい。
こちらはツートンカラーが見所!
グレーがかった肩付近の濃茶と明るい茶の胴体に例の「蛙目」の粒が模様を作っている。
「蛙目」とは陶芸語で「ガイロメ」と呼んでいる。
田の土に目だけ出している蛙の風情からそういう名前がついたらしい。
この素焼き壷を作った陶芸家は今年88歳!
三浦の海岸から少し山へ入った辺りで農園と登り窯を兼ねた「夢の遁坊窯」の主宰者だ。
高齢ということもあるが、「遁坊窯」になってから窯の空気や温度の関係でかっての衣笠付近にあった穴窯で作られたこの壷のようなしっとり感のある好調を取り戻せないでいる。
浮かない顔の先生には失礼ながら、元の穴窯で焼きあがってかって譲っていただいたこれを含めた三点の大きな花入れは我が家のスタンダードとして四季の枝ものを挿す必須品として活躍している。
あと一月もすればソメイヨシノや山桜の季節、信楽で菜の花を愛でたあとは、丹波風の船徳利型をした先生の旧作大壷に桜を挿す楽しみがやってくる。
一束200円。
灰緑の釉がかかったどこか九州あたりの海から揚った小壷とこの菜の花が丈でも、色の補完でもバランスがいいものだから、毎年活けることにしている。
飽きたら横に置いてある石ハゼの突起に野趣のある信楽タイプの素焼き壷に挿しかえるのも楽しい。
こちらはツートンカラーが見所!
グレーがかった肩付近の濃茶と明るい茶の胴体に例の「蛙目」の粒が模様を作っている。
「蛙目」とは陶芸語で「ガイロメ」と呼んでいる。
田の土に目だけ出している蛙の風情からそういう名前がついたらしい。
この素焼き壷を作った陶芸家は今年88歳!
三浦の海岸から少し山へ入った辺りで農園と登り窯を兼ねた「夢の遁坊窯」の主宰者だ。
高齢ということもあるが、「遁坊窯」になってから窯の空気や温度の関係でかっての衣笠付近にあった穴窯で作られたこの壷のようなしっとり感のある好調を取り戻せないでいる。
浮かない顔の先生には失礼ながら、元の穴窯で焼きあがってかって譲っていただいたこれを含めた三点の大きな花入れは我が家のスタンダードとして四季の枝ものを挿す必須品として活躍している。
あと一月もすればソメイヨシノや山桜の季節、信楽で菜の花を愛でたあとは、丹波風の船徳利型をした先生の旧作大壷に桜を挿す楽しみがやってくる。
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