用事があって知らない街を訪れた時、たいてい「ハードオフ」みたいな店でジャンクっぽい昔のアンプとか、映写機、カメラ、楽器類などを眺めるのが趣味だ。
この前はアメリカ製ベル&ハウエル社の鋳物ボディーでできた堅牢な映写機があった。
伊達や見栄で部屋のインテリアにしようと、以前だったら衝動買いに走るところだが、貧窮というよく効く制動装置がこのところ働くせいか踏みとどまるケースが多い。
そのコンパクトな映写機は60年代位の香りがあったせいか、次に訪問したときはすでに売れてしまったようだ。
今日も薄手で短命なデジタル機器類に混じってラックス製プリアンプCL35が売っていた。
SQ38FDプリメインアンプと似通ったデザインは70年代のオーディオ全盛期を象徴している。
こうしたものを眺めるとついつい物欲衝動が起きるのがとてもつらい。
これはお店じゃないが、アンプやSP制作に熱心な先輩宅で聞かせていただいたラックスどころじゃない193~40年代のWEアンプの意匠を踏まえたアンプにもしびれた。
文字プレート、丸いインジケータ、鉄製シャーシ、お洒落な白いシャッポを被ったRCAの出力管。
どれも無骨な昔の業務用が持っていた簡潔美学が一貫している。
このアンプで流れたノルウエーのレスター・ヤングともいうべきトティー・バーグのテナーサウンドの円やかなる極み!
またまた物欲衝動の発生だが、こちらは世界で唯一の自作アンプ!
ゆびを咥えて謙虚に聴くしかない。
この前はアメリカ製ベル&ハウエル社の鋳物ボディーでできた堅牢な映写機があった。
伊達や見栄で部屋のインテリアにしようと、以前だったら衝動買いに走るところだが、貧窮というよく効く制動装置がこのところ働くせいか踏みとどまるケースが多い。
そのコンパクトな映写機は60年代位の香りがあったせいか、次に訪問したときはすでに売れてしまったようだ。
今日も薄手で短命なデジタル機器類に混じってラックス製プリアンプCL35が売っていた。
SQ38FDプリメインアンプと似通ったデザインは70年代のオーディオ全盛期を象徴している。
こうしたものを眺めるとついつい物欲衝動が起きるのがとてもつらい。
これはお店じゃないが、アンプやSP制作に熱心な先輩宅で聞かせていただいたラックスどころじゃない193~40年代のWEアンプの意匠を踏まえたアンプにもしびれた。
文字プレート、丸いインジケータ、鉄製シャーシ、お洒落な白いシャッポを被ったRCAの出力管。
どれも無骨な昔の業務用が持っていた簡潔美学が一貫している。
このアンプで流れたノルウエーのレスター・ヤングともいうべきトティー・バーグのテナーサウンドの円やかなる極み!
またまた物欲衝動の発生だが、こちらは世界で唯一の自作アンプ!
ゆびを咥えて謙虚に聴くしかない。