右前頭角が痛い
高校生ですが、
・右の前頭画が痛い
・右前腕の心経が痛い
ということを訴えてきました。
その頭痛を鍼灸の六経治療で考えると、「胃経」になる。
しかし、右前腕の痛みは、明らかに「心経」になる。
そこからが治療のおもしろいところですが、胃経や心経を使っても、戻り易いです。
ですから、戻らないようにするために「演算」と言うのを使います。
「演算」の話をすると、寝てしまう人もいるので、ここではしませんが、「七星鍼法には演算というのがある」ということだけ覚えていてください。
答えを言うと、「右足肝経の火」に刺鍼します。
そして、
「どう頭は?」と聞くと、
「治りました」と言っていました。
演算は難しいので、実践塾などのように専門的に学ぶ人だけに教えるのですが、これが使えるようになると、おもしろい治療ができるようになる。
上の頭痛で説明すると、
① 痛む場所
右前頭角と右前腕の心経
② 経絡
六経弁証では「胃経」
症状では「心経」
となります。
ここで、「何故肝経?」という疑問が出てくると思います。
そこには、脈診、脊椎診、問診があり、それらから的を絞っていくからです。
この「演算」は、なかなかついて来れる人がいない。
中には五行論での「相生相剋関係」と勘違いする人もいます。
しかし、五行論での相生相剋関係は、実験すればわかりますが、検証されてない理論です。
ですから、機会があったら、この「演算」もセミナーでやりたいのですが、今度のセミナーでは、残念ながらそこまではできないと思います。
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