あの街この町♪

青春18キップやツアー旅行などエコで省エネな小さな旅日記。

かたくりの里(H20年3月)

2008年03月29日 | Weblog

今回のルート(湘南ライン→赤羽8:12→高崎9:50~両毛線→佐野着11:24~かたくりの里~佐野厄除大師~佐野発14:17→栃木着14:30~うずま川~山車会館~栃木発17:22→大宮着18:35)

前橋から両毛線に乗り換え、駅裏公園の桜が満開の佐野駅前から大型の無料シャトルバスで約15分。うららかな春の日差しの下を大きなカメラをぶら下げた大勢の観光客と一緒に歩いて万葉の里へ。

途中の道端に、思いがけず水芭蕉の白い花の小さな群生があり一度で二度おいしい気分に。万葉の里自然公園は山の斜面いっぱいに、紫色のかたくりの花と白い小さな「イチリンソウ」などが群生しており、まさに見頃。地面に這いつくばるカメラマンを横目にしばし散策。

帰りがけに公園入口広場で炊きたての山菜おこわで小憩。400円で超大盛り、しかも抜群に旨かった!。  佐野駅に戻り、有名な佐野厄除け大師へお参りの後、せっかくだからと近くの観光会館で名物の佐野ラーメンといもフライを食べたがごく普通で特に感想なし。

 再び両毛線で次の目的地である蔵の町栃木へ。夕方近くのためか降りる観光客は少なかったものの、数名のグループがちらほら。駅前もきれいに整備され、町なかの大きな寺や蔵造りの古い建物などの名所スポットは、ゆっくり歩いて回れるほどの近いエリア内に点在している。町の東側を流れるうずま川の両域には遊歩道があり、川岸に建ち並ぶ歴史ある古い石造りの蔵と、満開の桜の花がどマッチし、夕暮れの蔵の町はなかなかの風情がある。近代的な山車会館では、大きなスクリーンに映し出される賑やかな栃木秋祭りの映像と、展示してある劉備玄徳や張飛などの本物の大きな山車とのコラボレーションによるショーは、なかなかの迫力があり楽しめた。   http://www.city.tochigi.tochigi.jp/kankou/kankou.html  


佐原と香取神宮(H20年3月)

2008年03月22日 | Weblog
今回のルート(千葉9:34→成田10:04~新勝寺~12:03→佐原12:33~ランチ「夢時庵」~ジャージャー橋14:30~サイクリングで香取神宮~利根川沿い16:30~佐原17:14→千葉18:23)
 佐原に行く前に春の成田山を散策。広い境内にはピンクの岩ツツジや散り始めの桜の花下で記念写真を撮る中国人らしき観光客もちらほら。
 佐原駅は平屋の小さな駅だが、屋根に駅名の木の看板が懸かかり、軒先には紺地に白で「さわら」と染め抜かれた暖簾がかかるなど訪れた人を旅気分にさせる。駅前の観光案内所で観光マップと見所を聞き市内へ。町全体は静かでのんびりしており、観光シーズンでないためか歩いている観光客も少ない。
 佐原は数年前に「水郷あやめ祭り」のバスツアーでちょっと立ち寄った時に石垣の川沿いの風景が印象に残り、もう一度ゆっくり訪れたいと思っていた所。
 市内を流れる小野川は近くを流れる利根川の支流で、川の両岸は石垣で整備され船外機付の観光用の小舟も走っている。川の両側の車も通る散歩道の柳の木と古い建物が小野川とよく合い旅情豊かな気分に。
 佐原は伊能忠敬の故郷でもあり、記念館や旧宅も観光名所となっており、近くの公園には立派な像もある。伊能忠敬旧宅横にある通称「ジャージャー橋」は、文字通り定刻になると橋の中を通る水が滝のようにジャージャーと川に流れ落ち観光客の目を楽しませる。
 大きな暖簾に「夢」と書かれた川沿いの洋食屋でランチタイム。フォアグラなどのフレンチのコース料理は評判どおりでななかなか美味。お替り自由の自家製の小さな酵母パンも旨い。9個も食べた。 近くの三菱館の観光会館で自転車を借り隣町の香取神宮までサイクリング。香取神宮へは電車の本数が少ないのでマイカーでないと不便。観光案内所の人は20分くらいですよと言ってたが、知らない道をゆっくり走ったので30分ほどかかって到着。焼き鳥や土産物店が両側に並ぶ正面の大きな鳥居をくぐって境内へ。参道の右側に元巨人軍の城之内投手の石灯籠を発見。
 香取神宮は鹿島、伊勢と並んで皇室の参拝も多いとか。桧皮葺の重厚な黒い屋根に鮮やかな迷彩色の絵付けの柱が古の歴史を感じさせ、森厳という言葉がぴったりの古社。
 香取神宮参拝後は春の利根川沿いをサイクリング。帰りは20分位で佐原駅が望めるところまで到着。小野川沿いの小路を沿道の蔵造の建物を見ながらゆっくりとペダル踏んで帰路へ。




大多喜城と勝浦ひな祭り(H20年3月)

2008年03月02日 | Weblog
今回のルート(千葉8:17→大原9:42~いすみ鉄道~上総中野→大多喜13:08→大原14:27~内房線~勝浦14:42~市内散策~勝浦18:31→千葉19:52)
 JR内房線で大原駅へ。快晴だが風はやや冷たい。
いすみ鉄道は1両だけの単線でローカル色豊か。桜と菜の花が一緒に楽しめる4月上旬頃はこの電車も観光客でいっぱいになるそうだが、さすがにこの時期は地元の人が目立ち観光客らしき人はまばら。切符は乗ってから車掌さんから1日フリー切符を購入。途中の沿線で今週から菜の花祭りをやっているとの情報で楽しみにしていたが、周りが畑だらけの平地の中の一角に黄色のノボリが立っている菜の花畑ポツンとあるだけで車内から眺めてがっかり。終点上総中野駅を目指す。上総中野駅は五井からの小湊鉄道の終点でもあり、両方の鉄道の乗換駅となっている。駅舎は小さい山小屋のよう。上総中野駅から折り返しUターンした同じ車内に、地元千葉TVのキャスターらしき若いお姉さんと武士の格好をしたおじさんがスタッフと一緒に乗り込み、マイクを持ったおじさんの観光案内を撮影していた。その案内によるとこの近くは竹の子が日本一の産地とのこと。そういえばあちこちに孟宗竹が目立つ。大多喜のとんかつ屋さんでもこのロケ班と遭遇。
 昼食後、観光地図を見ながら町なかを散策。江戸時代からの大きな旧家や川越の火の見櫓の小型版のようなものもあり、メイン通りの両側に古い建物が並んでいるため、ぶらっと見るだけなら狭いエリアなので時間はかからない。町なかは人通りも少なく静か。大多喜城は旧家のあるエリアとは反対側の山側にあり、駅から山道を歩いて約30分近くかかった。この大多喜城は徳川四天王の一人といわれた本多忠勝公が築城。現在のお城は昭和50年に建て直ししたとのこと。城の眼下に県立大多喜高校と城下町全体を望む。
 再び大原へ戻り内房線で勝浦へ。漁港で有名な勝浦は、毎年3月に町を挙げて行われる勝浦ひな祭りでも全国的に有名なところ。残念ながら今年2月の勝浦漁船とイージス艦衝突事故の影響で、恒例のひな祭りパレードは中止となったが、勝浦駅のホームをはじめ、八百屋さんや食堂、洋服屋さんの店先など町じゅうあらゆるところにお雛様置かれ、交差点や神社の前などにも大きなひな壇が飾られ、まさに街中がひな祭り一色で華やか。観光会館の1階には横10m位の天井まで届くダイナミックなひな壇が2つあり、大勢の人でぎっしり。2階の各部屋にも江戸時代からの旧い歴史雛など珍しい物が展示されている。
 街頭売りのサザエのつぼ焼き100円!、つぼ鯛の干物も100円!。さすがは本場。去年も昼食バイキングで立ち寄ったホテル三日月で小憩。
 遠見神社の有名な石段飾り(写真)は、全国各地からいらなくなったお雛様が送られてきたものが集まり、今では約1200体にもなったとのこと。真撮る人でいっぱい。

プラハ(中欧の旅2007年冬)

2007年12月04日 | Weblog
11月30日(金)
 7:30 ホテル出発。一路バスでプラハへ。朝ホテルを出るときはみぞれだったが、気温はわりと暖かい。残金290€。
 車窓から見る景色は雪景色一色。天気は晴れたり曇ったり。
 9:00 チェコ国境へ。パスポート提出なし。途中の道端の小さな両替所でユーロからチェココルナに両替。来年はチェコもユーロが使えるようになるそうだが、国ごとに通貨が違うのは不便。ガイドさんがたくさん両替はしないほうがいいですよとの助言で60€を両替(1374チェココルナ、約7.2円/kc)。
13:00プラハ着。曇りだが暖かい。
 小高い丘をバスで登ってプラハ城を見学、聖ヴィート大聖堂のステンドグラスが見事。丘の上からブルタバ川を挟んで川向こうの対岸のプラハの旧市街地区を一望。百塔の街といわれるだけあってあちこちに尖塔が見える。川の手前のプラハ城近くの地区はオレンジ色の屋根が目立つ。下方にカレル橋も良く見える。プラハ城から坂を歩いて下り、カレル橋へ。手前は橋梁工事中だったが、カレル橋の両側には片側15体づつ両側に30体の聖人の像が立ち並び、かのフランシスコザビエル像もある。橋を渡って旧市街へ入るとき、地元らしき大きな若者のグループがすれ違いざまに「サムライ」と叫んだ。小さな日本人としては複雑な気持ち。
石畳の細い街路を抜けてプラハ市民のつらい歴史を見つめた旧市街広場へ。15世紀に作られた中世の時計台の中でキリストの12人の使徒が夕方5時の時報とともに行進。運よくみることができた。
近くの観光会館で翌日用の1日フリー切符を購入。プラハ市内もウィーンと同じく80コルナ(約600円)でどの交通でも24H乗り放題の優れもの。
7:30 プラハの北方郊外のホテル『ホテルデュオ』到着。大きなホテル。
夜はガイドさんたちと一緒に路線バスに乗って、巨大なスーパー「TESCO」へ。そこで軽めの夕食。

12月1日(土)小雨のち曇り 1日自由行動。
ホテルで腹いっぱい朝食を食べてからゆっくり市内見物へ。
9:30ホテル発 バスで地下鉄駅まで行ってトラムに乗り換え、最初の目的地であるモーツアルトがドンジュバンニを作曲したといわれるベルトラカム荘へ。近くまで行ったがなかなか場所が見つからずやっと探して邸内へ。白いハプシコードと古い木目のハプシコードが展示。2階建ての小さな建物で観光客もまばら。受付の人がいたようだが気がつかなかった。再び地下鉄で市街中心地区へ。チェコの偉大な画家ミーシャ美術館を見学(240kc≒1700円/2人)。正直言って名前は知らなかったが、絵は良く見たことがある。女性や花木をモチーフにしたものが多くプラハ城の聖ヴィート大聖堂のステンドグラスにも作品がある。
 市街中心部のバーツラフ大通りから市民会館、火薬塔へ。トラムに乗ってぶらり途中下車の旅へ。通りがかりに入った小さなレストランで遅い昼食。3時頃。リゾットとパスタを注文。当然ビールも。店は女性二人が働いていて、若い美人の娘さんと片言の英語で話をしていたら、お父さんが日本の富山で働いていたことがあるとのことでびっくり。遠い外国でこんな話がでるなんて世界は狭い。
再びトラムでカレル橋へ、歩いて散策後地下鉄でホテルへ。昨夜目をつけておいたホテル内のレストランへ行ったが何と「本日休業」。仕方なく別のレストランでポークリブとサーモンを注文。初めての中欧の旅もいよいよ最後の晩餐となった。チェコビールで乾杯。

12月2日(日)最終日。残金200€。思ったより金が残った。
 5:30モ-ニングコール。7:15 朝食後、ロビー集合。一路プラハ空港へ。
 10:00プラハ発→11:00チューリッヒ着。空港から本場のアルプス山脈が雲間に浮かんで見える。
13:00チューリッヒ発が遅れて14:00離陸。さらばプラハよ。又来る日まで。
翌12月3日(月)成田着。曇り。駐車場から運転して帰宅。お疲れさん。

ウィーン(中欧の旅2007年冬)

2007年12月03日 | Weblog
11月28日(水) 快晴
 イーヴィスホテルの窓から早朝のブタペスト市内を撮影。左遠方の丘の上に王宮が見える。車も少なく街は静か。快晴


 8:00ロビー集合。ホテルからバスで市内を抜けて郊外の国道からウィーン国境に向かう。残金580€。
 道路の両側ははるかかなたまで丘陵や畑が広がり高い山は見えない。郊外に出ると両側は一面雪で真っ白。民家もまばらでひたすらまっすぐな道路だけが続く
 10:40オーストリア国境へ。ガイドさんが全員のパスポートを集めて入国の手続きの準備。国境といっても高速道路の料金所みたいなところを通過するだけ。一行は国境過ぎの小さなドライブインでしばし休憩。天気はいいが相変わらず寒い。
 11:50ウィーン市内へ到着。車窓から川沿いのOPEC本部ビルを遠望。小さいビルでびっくり。オペラ座横の観光馬車がいる小さい広場で解散、13:00に集合まで自由にそれぞれ昼食タイム。インターネットで調べた近くの「天満屋」といううどん屋さんへ。従業員もカウンターも日本人で小ぎれいな店内だが値段が高い。駅の立ち食いと同じような普通の山菜うどんが9€(約1600円)。同じツアーの夫婦も食べていた。
 現地の日本人ガイドさん曰く「灰色のウィーンと言われ、この時期はいつも曇っている日が多いんですが、こんなに晴れているのは珍しいですよ」とのこと。これも日ごろの行いがいいせいだろう?!。
 ガイドさんの案内で歩いてぞろぞろ市内を散策。近くの立派で広大なウィーン王宮を巡りウィーンの中心の街のシンボルとして遠くからでも高い尖塔が見える。重厚なステンドグラスと特徴的な幾何学模様の屋根が立派な寺院。 

OPEC本部。意外に小さい建物だ。


ウィーンオペラ座。今夜はここでオペラを鑑賞


立派な石造りのウィーン王宮


王宮前のパントマイム。全く動かない。


ウィーンの中心にあるシュテファン寺院。特徴ある屋根は遠くからも見える。


  15:30ホテル着『アルティスホテルウィーン』大きなバス通り沿いのホテルで中心地に近い。
 17:10 ロビー集合。昨夜も食べた名物のウィンナーシュエルツの夕食を食べに全員でバスでレストランへ。白ワインを注文。いよいよ今回のツアーの目玉の一つであるウィーン国立歌劇場でのオペラ見学へ。座席によっては舞台が見えない席もあるとのことで公平性のためガイドさんのくじ引きで席を抽選。ガイドブックには男性ネクタイ正装、女性ロングドレスと書いてあったが、我々はセーターあり、カジュアルありでかなり自由だがお咎めなし。コートも預けないでそのまま入場できた。服装やマナーが厳しいのは舞台に近いはるか下の方の高い席の人で確かにタキシードが多い。我々観光客の席は5階席でそれも前後左右がキツキツの上、身を乗り出さないと舞台が見えない。運よく一番前の席があたったので何とか舞台を見ることができたが、後ろのほうの席の人はたぶん見られなかっただろう。演目は「ロミオとジュリエット」で事前にガイドさんがストーリーを説明してくれたので何とかストーリーはわかったが、かなり太めのジュリエットで声量も迫力あり。この歴史ある劇場の音楽監督が日本の小沢征二さん。舞台は19:00~22:00まで。疲れた。外へ出ると夜は寒い。

オペラ座の中。1F席はタキシードとドレス。我々はセーター。


11月29日(木)快晴 本日は一日自由行動。
7:30 ホテルで朝食。量も味も満足。旨い。
 前日購入した1日なんでも乗り放題のキップ(5.7€)を使って観光へ地下鉄U1路線で、今回の目的地のひとつであるシューンブルン宮殿へ。10:30着。
マリ-アントワネットの生母であり女帝であるマリアテレジアが1740年に完成させた建物で、その名前にちなみマリアテレジアイエローと呼ばれる薄黄色の外壁が特徴のハプスブルグ家ゆかりの宮殿。幾多の歴史の戦火に焼かれた城で1955年に修復。日本語のオーディオガイド付のインペリアルツアー(9.5€)で宮殿内を見学。約30分。広大な敷地内を散策後、再びウィーン市内へ。昼食はガイドさんお奨めの「オバラ」へ。店に入ると先客あり。永井さん夫婦と同じツアーの娘さん二人がちょうど食事が終わって帰るところで、おいしかったというので、永井さんと同じメニューを注文。まんまるのものが二個のった肉料理。ビールとマリアテレジアコーヒーを飲む。計30.6€。
 ヨハンシュトラウス像のある市内の公園を散策後、有名な高級スーパーマーケットでお土産のコーヒーとチョコレートを購入。かの有名な「デーメル」本店でお菓子を買う。大勢の観光客でかなり店内は混雑。
一度ホテルに戻って荷物を置き、再びトラムに乗ってリンクで市内を一周。支庁舎前の広場で大勢の人手で賑やかなクリスマスバザーを見学。飾り付けとイルミネーションがきれい。寒いのでホットワインが旨い。一度カップ買えば違う店でも中身だけ飲めるのを後で知った。一杯で返してしまったので失敗。リンクでウィーン市内を一周しても約30分。

第三の男の舞台。プラッター遊園地の大観覧車


シュテファン寺院の中庭。マリアテレジアイエローの壁が特色。


ウィーン市内「オバラ」の昼食。まんまるの肉料理が旨かった。


市庁舎のクリスマスイルミネーション。屋台のホットワインで身体を暖める。


ブタペスト(中欧の旅2007年冬)

2007年12月02日 | Weblog
11月26日(月)東京は快晴
 成田発11:10 スイス航空LX169便 <両替100,000円⇒€600(166円/€)>
  ガイドは中里さんという40歳前後のキャリアウーマン。後日、プラハで一緒に食事をしたときに旅行会社の契約社員ガイドといっていた。
 →チューリッヒ23:40着(現地時間15:40~17:25発)<両替50€→1300ft(≒8100円)>
 空港内はチョコレート土産が目に付く、喫煙ルームやインターネットルームもある。
→ブタペスト~くさり橋夜景見事~20:30ホテル到着『イヴィスヴァーチウート』
                    近くの雑貨屋さんで缶ビール500ml

11月27日(火)快晴 
7:00ホテル朝食 ソーセージなどボリュームたっぷりのビュッフェで腹いっぱい
9:00ロビー集合 午前中はバスでブタペスト市内観光。快晴だがさすがに風は寒い。
ハンガリー建国の祖といわれる17人の部族長の騎馬像が立ち並ぶ「英雄広場」へ

旨くてボリュームたっぷりの朝食


英雄広場。天気快晴だがとにかく寒い。


その後、バスでくさり橋を渡り、石造りの坂道を登ってドナウ川対岸の高台にある新ブタ王宮や有名な漁夫の砦のある王宮の丘から、眼下にくさり橋と対岸のペスト地区を一望。

モザイク屋根のマーチャーシュ協会は外壁工事中


漁夫の砦。ここから対岸の旧市街が一望できる。


 午後は自由行動だが、ガイドさんが中央市場へ行って昼食を食べるといったので、ツアー全員でガイドさんの後をついてぞろぞろ。街の中心のバーツラフ通りでは、あちこちでクリスマス飾りの取付け作業中。天気はいいが風は相変わらず冷たい。
 12:30中央市場2Fのファーストフード店が立ち並ぶ店の前で立ち食いの昼食。言葉は通じないが指さしでOK。照り焼きチキンとパプリカを丸ごと一個酢漬したものが実に旨い。ビールにぴったり。

バスを降りたところ。エリザベート広場。


広い中央市場2階のフードコーナーで現昼食。パプリカが最高!


 隣で食べていた長野県からきたという年配の永井さん夫婦と話をしているうちに、今夜、民族音楽を聞きながら食べられるレストランに同行させてもらうことになり、早速、地図を見ながら一緒に店を探し、エリザベート橋近くのホテルの地下にある店を夜7時に予約。
 午後はガイドブック片手に市内をあちこちぶらぶらしながら、15:00のオペラ座の見学ツアーに参加。外人ばっかりの英語のガイドのため内容はさっぱりわからなかったが、ウィーンのオペラ座と同じくらい有名なブタペストのオペラ座は、玄関前にリスト坐像があり、建物内の天井画やたくさんの彫刻、円形の客席などさすがにどっしりとした重みが感じられ一見の価値あり。

ヨーロッパ大オペラ座の一つ。ブタペストオペラ座


旧市街からブタ王宮側を望む。くさり橋は夜はライトアップされてきれいだ。


 ドナウ川近くのホテルでコーヒータイムの後、待ち合わせまでしばらく時間があるので国会議事堂からくさり橋を歩いて往復。夜の橋の上の風は特に冷たい。ライトアップされた美しい景観を堪能するどころではない。早めに待ち合わせホテルへ。
永井さん夫婦と一緒に地下のレストランへ入ると、客は我々4人と地元の人らしき数人のグループだけで、広い店内の割りにややもの寂しい感じ。ボックス席へ案内され、メニュー見たがチンプンカンプン。
 英語表記があったので永井さんが電子辞書で調べながら、2人づつ違うものを注文しようということで、ホタテと肉料理を注文。
ところが出されたものは、明日の夜、ウィーン国立劇場へ行く前にみんなで食べる予定の、地元名物の薄く延ばしたヒレカツ「ウィンナーシュエルツ」だった。店の人に聞いても注文の品物に間違いないとにべもない。注文した両方の違う料理とも付け合せのポテトフライが特盛りでメイン料理もイメージとかけ離れていたためお互いに顔を見合わせて苦笑。ビールを飲みながらしばし談笑。
永井さん夫婦の旅談義に花が咲く。
 客が少ないので嫌な予感がしたが、食事中に始まった5人グループの民族衣装を着たバイオリン弾きが我々の席へ。リクエストを求められ、永井さんが慣れた調子で、「ハンガリアンダンス」と「ドナウウエーブ」をリクエスト。♪聞きなれたおなじみの明るい曲を目の前で演奏してくれたのはいいが、何回もしつこくリクエストされたので、チップを渡してようやくお引取り願った。
 食事の後それぞれ別ルートに分かれてホテルへ。

小湊鉄道で秋の養老渓谷へ(H19年11月)

2007年11月23日 | Weblog
内房線五井駅から小湊鉄道で秋の養老渓谷へ。いすみ鉄道とつながる終点上総中野駅の一つ手前の養老渓谷駅で降りて、紅葉で有名な日高邸のある梅ケ瀬渓谷方面を目指す。道端でゆずを売る民家が点在する静かな山道を1時間ばかり歩いたが、景色も紅葉もいまいちのため、途中であきらめてUターン。
 今度は養老渓谷の一番の見所である粟又(あわまた)の滝を目指して歩き始める。1時間ほどで人も車も多い賑やかな養老温泉街へ出た。きれいな渓谷に掛かる朱色の鮮やかな太鼓橋(写真)を渡り源頼朝縁の出世観音へお参り。そこからさらに1時間ほど歩くと山間の広場で紅葉祭りのイベントを開催中、そこでトイレ休憩と軽い食事で腹ごしらえ。
さらに1時間ほど歩いて、ようやく粟又の滝ハイキングコース入口に到着。途中で行き会った何組かの同じような観光客を目印としながらやっと辿りついた。
 養老渓谷入口の看板から急な山道を下って川沿いのハイキングコースへ。緩やかな清流沿いの散歩道は舗装されていて歩きやすい。あちこちにある懸崖の滝や紅葉がゆったりとした清流の流れと真っ青な秋空に映え、散策にぴったりの景色が粟又の滝まで続く。
 いままで何時間も遠い道のりを歩いてきた甲斐があった。いいところだ。さすがにここは人が多い。
 粟又の滝は、養老川の上流、奥養老渓谷にある房総一の名瀑。落差30mほどの岩盤を約100mにわたって清流が滑り落ち、周囲の紅葉と相まってダイナミックに秋の情緒を感じさせる。マイナスイオンたっぷり。
 帰りは疲れたので、粟又の滝始発の臨時バスに乗って上総中野駅へ。

宇都宮・笠間の旅(H19年8月)

2007年08月18日 | Weblog


青春18切符で北関東周辺の夏の旅。
巨大なターミナル駅大宮駅の構内スケールの大きさにびっくり。市内探検も兼ねて駅東側の「氷川神社」まで散策。中仙道の大きな鳥居から両側に大きな欅並木が立ち並ぶ直線の参道が2キロ近くも北へ続く。


 宇都宮では駅近くの二荒山神社や宇都宮城址公園を見てから、珍しい石造りのカトリック教会などを見ながらぶらっと街なかを散策。


餃子で有名な街の割には餃子の看板があまり目に付かない。市内の小さなホテルで昼食後、小山駅から水戸線へ乗り換え。
 結城紬の本場結城駅で途中下車。郷土資料館の2階で数人の女性が静かに機織りをしていた。町なかは閑散としてまったく人気がない。


 再び水戸線に乗り遠く筑波山を見ながら、本日の最終目的地である笠間へ。笠間は日本三大稲荷の一つで1300年余りの歴史がある笠間神社と毎年GWに催される陶炎祭り(ひまつり)で有名な笠間焼きの他にも、さつきや菊でも人々に楽しまれている。5階建てビルくらいの高さの「萬世泰平門」をくぐって本殿へお参りの後、大石内蔵助の像がある佐白山公園まで市内をぶらり歩き。この地は大石内蔵助の祖父が笠間家老だったため今でも旧大石邸の跡地が残っている。

あまり知られてないが、笠間は坂本九の生まれ故郷であり、「上を向いて歩こう」の歌碑が佐白山公園に向かう途中の道端に野草に囲まれてひっそりと。
 笠間はなかなか見所のあるいい町だったが、ゆっくりと見て回る時間がなかったので、駅前の貸し自転車を利用すれば良かったか。帰りは友部駅から常磐線で上野駅へ。

風っこくるり号(H19年4月)

2007年04月08日 | Weblog
http://www.geocities.jp/azuminorail/kururi/
「風っこくるり」号は毎年4月の土日限定でJR木更津駅から終点の上総亀山駅までの久留里線で運行される臨時列車で1日1往復運行。先頭車両に丸い「風っこくるり号」のヘッドマークを付け、普通車両の後ろにトロッコ車両を連結したもので、このトロッコ車両が人気があり乗るには予約が必要だが、普通車両は並んで普通に座れた。日曜の朝のためか乗客の多くが観光客か鉄道マニアらしき人であり、地元の人はほとんどいなかった。
 風っこくるり号が出発してほどなく、春の青空の下、沿線のあちこちで地元の人が手を振ったり、鉄道カメラマンがあちこちのたんぼのあぜ道で写真を撮ったりでくるり号は大人気!。ちょっとしたスター気分で乗っていて気持ちがいい。
 沿線の菜の花や桜の花もちょうど見ごろで旅気分を満喫。終点上総亀山駅に着いてすぐに、作業員の人が風っこくるり号の看板を外していたところ、周りに群がっていたカメラマンから「もうちょっと外すの待って」との声も。小さな駅舎の周りや線路内には観光客や鉄道マニアでいっぱい。
 帰りの発車時間まで駅から近くの亀山ダム湖まで歩いて散策。ダム湖近くの観光会館らしきところでテントと「農業祭り開催中」のノボリが立つ広場があり、そこで地元産の筍ご飯と無料の温かいトン汁でしばし昼食休憩。風はやや寒かったが天気も良く、ダム湖の横の桜の花も今が盛りできれい。風っこくるり号は一日一往復のため、帰りは普通車両で木更津へ。相変わらず沿線には手を振る人やカメラマンが目に付く。それだけファンが多い人気路線ということか。
帰りは桜祭りの最終日の佐倉へ。

萩・津和野から倉敷へ(H18年12月)

2006年12月06日 | Weblog
広島空港からバスで萩へ。みかん色のガードレールが特徴的。森英恵の出身もこの近くとか。萩では名物ガイドのお土産屋さんの案内で市内見物。口上の面白さに一同大笑い。市内の外れにある稲成神社の参道の夥しい赤い鳥居は浅見光彦にも登場。萩市内のかまぼこ工場見学後にホテルへ。町は夜もさみしい。 翌日は早朝から近くの窯元見学の後、松下村塾、高杉晋作の生家など萩市内の明治維新の歴史を探訪。
 雨に煙る夕暮れの安芸の宮島へフェリーで渡り、観光客慣れした鹿と紅葉まんじゅうのお土産屋さんを横目に、雨に霞んだ海に浮かぶ世界遺産の赤い大鳥居を遠望。釘が一本も使ってなく固定もされずに安定して海に浮かんでいる姿は職人の技を感じる。秋晴れに見たかったが残念。
いよいよ最終日、しまなみ街道で多々良大橋を渡りレモン畑のある瀬戸内海を往復。初冬の柔らかい日差しの下、大原美術館やアイビースクエア、蔵屋敷など倉敷の町並みに真っ赤な紅葉がよく映える。
町なかをゆったりと流れる川と両岸の蔵屋敷の町並が一幅の絵のように見事にマッチし、さすがに歴史を感じさせてくれる。3日間同行して案内してくれた地元のバスガイドさんの博識に驚嘆し、旅の余韻を残しつつ再び広島空港から一路羽田へ。

春の高山祭り(H18年4月)

2006年04月15日 | Weblog
 天理ビル発の日帰りバスツアーで中央高速から残雪残る長野経由の山越えで飛騨高山盆地へ片道4時間のバスの旅。
 日枝神社の大祭、春の高山祭りは毎年4月14日、15日の二日間行われる。今回は時間的に山車行列は見られなかったが、展示してある山車のからくり人形を動かす時間に行って、大勢の黒山の人だかりの遠くからやっと小さな人形の動きを見ることができた。高山の市内そのものは歩いて一周できるほどの狭い範囲だが、有名な肉屋さんなどもあり、宮川を渡った一帯が観光の中心地区。観光客でごった返す狭い通りの両側に古い町並みが立ち並び、土産物屋さんの軒先の時計草の花が格子造りの建物によくマッチしていた。高山の町全体が古い歴史をそのまま現代に残したような趣がある。市内のあちこちの街角では、名物の飛騨牛の串焼きや団子などの立ち食いも目に付き観光客にもなかなかの人気。
http://www.hida.jp/matsuri/