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青春18キップやツアー旅行などエコで省エネな小さな旅日記。

飯田線の旅(2012年8月)

2012年12月12日 | Weblog
【今回のルート】
一日目 8月5日(日)
新宿9:02発ホリデー快速ビューやまなし号→小淵沢乗中央線→岡谷→飯田線→飯田15:44着(ニューシルクホテル泊)
二日目 8月6日(月)
 飯田8:45発→天竜峡9:12~9:22発中部天竜行→中部天竜10:44~11:37発豊橋行→豊橋着13:22豊橋15:04発→掛川16:17→沼津18:05着


 長野県側から見る八ヶ岳もなかなかきれいだ。その昔、八ヶ岳は正面に聳える富士山とどっちが高いか背比べをしているうちについに頂上が爆発して八つに割れてしまったのが八ヶ岳の名前の由来とか。岡谷からいよいよ飯田線へ。車内も夏の日差しで暑い。飯田線は無人駅が続くため最後尾に乗っている車掌さんは駅に停まる度に前のほうに走ってきて切符を回収してから再び走って戻って乗車。やや太り気味の車掌さんは汗だくだ。飯田線の勤務は体力勝負だ。北アルプスの玄関口」駒ヶ根駅を過ぎ、飯田駅へ到着。飯田駅はりんごのような赤い屋根のかわいい駅舎だ。この飯田市は人形劇が盛んでこの時期は世界中から人形劇の劇団がこの飯田に集まり、市内のあちらこちらで様々な人形劇を上演している。ちょうどこの日が三日間の人形フェスティバルの最終日で残念ながら全部の上演が終了して見られなかった。昔NHKでやっていた三国志の人形劇作者の岡本喜八郎の人形美術館もある。


美術館には三国志の有名な登場人物に混じり、番組の案内役だったあの伸介、竜介の二人の人形も展示してあり、たくさんの手作り人形でなかなか壮観だ。この日泊まった駅の近くのニューシルクホテルも外人客でいっぱいだ。ヨーロッパ系の人が多い。こんな信州の山深い町でこんな世界的な催しがあるとは知らなかった。この飯田市は人形劇の他、歴史的な建物も多く、市内の中央にはリンゴ並木まである。


なかなか情緒豊かな旅情気分を満喫できる町だ。ホテルのレンタサイクルで岡本喜八郎美術館やりんご畑などをゆっくり回り、帰りにレトロ調の店内に懐かしい昭和の歌謡曲がBGMに流れる居酒屋の焼肉で一杯。
 翌日はあいにく今にも雨が落ちてきそうな空模様のため、朝食前にレンタサイクルで市内をお散歩。柳田邦男記念館や丸いコンクリート壁の歴史的な建物の小学校、人情話の文七元結の石碑や飯田市美術館には恐竜の模型もある。ホテル戻っての朝食バイキングは外人がいっぱいだ。


雨模様のため、ちょっと早めの出発で飯田線の列車の旅へ。 途中、天竜駅で岡谷方面行きと豊橋方面行き
の電車が両方で折り返し運転。駅のホームには二人の人形が乗った天竜下りの舟が飾ってあり、駅のすぐ近くに天竜川沿いの遊歩道がある。いい天気で時間があればをゆっくり歩きたいところだ。


次は中部天竜駅でまたも乗り換え、今度は待ち時間が1時間もある。近くの天竜川にかかる鉄橋からしばし時間つぶし。周囲には何もない。釣り人の姿が遠くに見えるだけ。ようやく来た豊橋行きに乗り込む。車内はガラガラだ。



知る人ぞ知る飯田線の名物S字橋

中部天竜で一緒に乗った数人の中学生も三々五々降りていく。雨脚もちょっと強くなってきた。沿線の駅はほとんどが無人のホームだけの駅も多いが、ふくろうの顔をしたユニークな駅舎もあり、なにかほほ笑ましい。途中駅の小和田駅は皇太子とのご成婚当時は恋人やカップルで賑わったそうだが、今は山の中の秘境駅の一つ。ひっそりと佇み訪れる人もいない。

やがて電車は愛知県に入る。長篠城の駅名が目に入る。電車が動き出すと車窓から空き地のようなところに長篠城跡の看板が遠望できた。信長軍が武田勝頼を鉄砲隊で打ち負かしたかの歴史の地。



やがて電車は豊川へ。このあたりまでくると乗客はかなり多い。豊川稲荷への参拝はまた次回。豊橋で軽く腹ごしらえ。駅ビルの喫茶店で名古屋弁?のメニュー書きを発見。「ミックチュジュース」と大きく書いてある。これホントの話。たまげた。豊橋駅から車窓の夕日を眺めながら東海道線でのんびり浜名湖、掛川を経て直通で沼津へ。夜は小田原駅近くの海鮮居酒屋で夕食を兼ねていっぱい。

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