今回は母校の同窓会バス旅行で新宿から故郷韮崎と白州へ。
工学院前に8時20分集合し、途中西八王子駅で数名が合流後、中央高速で一路韮崎ICへ。参加者は約40名。同級生は私を含めてNくんとMくんの3名。この二人は同窓会幹事のため山寺さんや入江さんなど同窓会の重鎮とも顔馴染みが多い。
今日のツアー幹事の雨宮さんの気遣いでバスに乗ったとたん、缶ビールやらつまみやらお菓子やらがどんどん回ってくる。
おかげでご高齢(失礼!)の諸先輩方のリクエストで予定より多目のトイレ休憩を経て11時過ぎに母校の韮崎高校へ到着。実に40年ぶりに正門をくぐる。校舎も体育館も卒業アルバムを撮った中庭も我々の卒業当時の面影はまったくないが、当時強豪のサッカー部や野球部が使っているグランドはそのままだ。校長先生と一緒に記念撮影後、小型バスに乗り換えて、本日最初の目的地である甘利山へ。
ここは高校時代に一度登った記憶があるが定かではない。途中、同級生の斎藤くんの長兄の案内で車窓から桃畑を見学。山道は狭い。小型バスではすれ違いがやっとだ。一時間あまりでロッジのある中腹のロッジがある広場へ到着。珍しい春ゼミが鳴いている。幹事さんの号令で慌しく弁当で腹ごしらえした後、NPO法人である甘利山倶楽部のメンバの方の案内で近くの山道を散策。この甘利山は南アルプスの鳳凰三山の中腹に位置し、この時期は鮮やかなオレンジ色のレンゲツツジが有名でまさに今が見頃だ。幹事さんありがとうございます。
ロッジ近くの花の周りは鹿除けのネットで囲われているがレンゲツツジの花は実に鮮やかだ。
四阿のある見晴らし台からは釜無川の広大な河川敷が眼下に一望できる。あいにくの雲り空だが、富士山は山頂だけが遠望できる。
山を下りた後は、再び大型バスに乗り換えて、国道20号線で次の目的地であるサントリーの白州蒸留所工場へ。実はこの工場には我々の同級生のMくんが工場の幹部として勤務している。
その伝で今回の見学ツアーが企画されたものだ。というわけで我々一行の乗ったバスは一般の見学者の駐車場よりさらに奥の敷地内まで入ることができた。Mくんは高校時代バスケット部で背が
高い。本来は今年が任期満了だが幸い後5年は勤められるとのこと。お互いによかったね。
約1時間の見学コースでは、我々の高校卒業年度でもあるこの工場の創業時の40年前に仕込まれた40年もののモルトウイスキー入った歴史ある大きな樽も棚に並んでいる。
ここは大阪の山崎と並んでサントリーの顔としていまや白州は高級ブランドとして有名。この工場設立にあたり当時の取締役が自分で日本全国の名水を捜し歩き、ようやくこの南アルプスの天然水にたどり着いたとのこと。Mくんも以前はウイスキー専門だったが、今は水の専門家としてこの工場でも一目置かれる存在。
話によると、日本の水はいろんな規制が厳しく、天然水をそのまま使うのはNGで、常に200回以上の細かな検査を日々繰り返してようやく出荷できる品質になるとのこと。世界でも日本の水はトップレベルの品質だそうだ。
帰り際に売店で白州の18年ものを買おうと思ったが、値段が折り合わず12年ものを購入。ましてや25年ものはまったく手が出ない。
Mくんと再会を約し、小淵沢ICから一路新宿へ。帰りのバスの中でも幹事さんの気配りでプレミアムモルツやら角ハイボールやらサントリー製品が次から次への回ってくる。帰路のバスの中で驚いたのは、昨年、ニュージーランド旅行でグループで数日間一緒に行動を共にした仲良しの方が、たまたま偶然にこのバスツアーに参加していたので、お互いに顔を見てビックリしたとの逸話が紹介され、ツアー参加者全員がこの偶然には本当に驚いた。やはり同窓会には参加してみるもんだとの落ちが付き、温かい和やかな雰囲気のうちに無事新宿西口に到着。幹事さんお疲れ様でした。
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