吹く風ネット

パチプロ

2003年2月22日の日記です。

 昨日久しぶりに飲みに行った。12月の忘年会以来である。
 年末に風邪を引いてからは家でもあまり飲まなくなったから、少しの酒でもすぐに酔ってしまう。普通の焼酎のお湯割りがえらく濃く感じたものだった。

 酒の席で、Hさんという人の話題が出た。
 Hさんは、一昨年まで某大手企業で働いていたが、倒産の憂き目に会い、職を失ってしまった。その後、失業保険をもらいながら職探しをしていると聞いていたが、50歳を超えたHさんには、就職先がなかなか見つからないということだった。

 ぼくたちが「Hさん、大変やねえ」などと話していると、ある人が「何を言いよるんか」と言った。
「あの人凄いんぞ。おれ、あの人が会社を辞めてから、毎日パチンコ屋で会うんやけど、毎月の稼ぎが30万円を下らんらしいぞ」
「何しよると?」
「パチンコ」
「パチンコで? でも、波があるやろうもん。平均が30万円じゃないんね」
「いや、あの人には波はない!」
「じゃあ、毎月コンスタントに30万円稼ぎよるということ?」
「おう」
「凄いねえ」
「それだけやないんよ。最近、また一段と凄くなってのう。いつも懐に6、70万円は入っとるぞ」
「6、70万円!?」
「おう、軍資金らしい。生活費の30万円は別でぞ」
「でも、負ける時もあるんやろ?」
「あるよ。でも、あの人は3万円負けたら、見切りつけてさっさと帰る。ただ勝つ時が凄い。30分で10万円分くらいすぐにたまるけのう」
「へえ」
「あの人、博才があったんよ」

 ぼくはよくわからないのだが、ここまで来ればプロと呼んでもいいのではないだろうか。

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