へんくっつじじいの日常

お役には立ちません。

ポンチ(小沢先生)の中一の数学の授業(1回め~3回め)

2022年05月12日 19時00分01秒 | 日記
●ポンチ(小沢先生)の中一の数学の授業の1時間め
「aと書いてあるのは、プラス1掛けるaのプラス1乗の略である」
「aの2乗というのは、+1にaを2回掛けるという意味である」
「aの3乗というのは、+1にaを3回掛けるという意味である」
「何か質問は?」
 質問はと言われてまじめに質問するやつはクラスに一人もいなかった。
 そもそも何言ってるのかわからなかった。
「aの0乗というのは、+1にaを1回も掛けないという意味である」
「0倍じゃなく1回も掛けないという意味なので、aの0乗は+1である」
 ゼロ乗っていうのはあるんですか?と質問してほしかったらしい。
 さらにマイナス1乗・マイナス2乗っというのもあるんですかと質問
 してほしかったのかもしれない。
 しかしそんな思うつぼの質問するやつはクラスに一人もいなかった。


●ポンチ(小沢先生)の中一の数学の授業の2時間め
「線とは何か」
「これからみんなに線を見せてやろう」
 ポケットから財布を取り出し、中空をつまむしぐさをし、
 つまんだ見えない糸をほぐすようなしぐさをする。
「これが線だ」
 両手を広げて糸の両端をつまんでいるようなパントマイムか。
「ちょっとわかりにくいがこれが線だ」
 だれもなにも言わない。
「線には面積が無いので目には見えない」
 見えません!と言ってほしかったのかもしれない。
「貴重なものなのでしまっておく。何か質問は?」
 線を畳んで財布にしまうしぐさをゆっくりやってた。


●ポンチ(小沢先生)の中一の数学の授業の3時間め
「点とは何か」
だれかがハイと手を挙げて何か言うのを待っているようだったが、
そんなやつはクラスに一人もいなかった。
「ちょっと黒板に点を書いてみてくれ」
当てられた人が黒板の前に立ちチョークで「・」を書いた。
「それは面」
今度はチョークで「点」と書いた。
「それは点という漢字」
ポンチ先生は黒板に「×」を書く。
「線が交差した中心が点である」
「線と同じで点にも面積が無い」
「何か質問は?」
「ウンとかスンとか言ったらどうだ」
「スン」「スン」「スン」「スン」「スン」
ほとんどクラスの全員が「スン」と唱和(輪唱か?)したと思う。


4時間め以降は、因数分解とか2次元方程式とかその解の公式とか、
普通の数学の時間だったんだと思う。覚えてないので。
数学の小沢先生がなぜポンチというあだ名なのかは誰も知らない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひよどりがベランダのバケツ... | トップ | ルーターのグリーンランプが... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事