団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

久しぶりに都電に乗ってきました

2009-05-06 08:03:33 | Weblog
 長い連休中に、久しぶりに都電に乗った。1日フリー切符が400円。夫婦二人で800円で、乗り降り自由だった。
 まず町屋駅前に出た。そこから三ノ輪橋まで乗った。沿線沿いにバラが咲き誇り、また反対の早稲田方向の沿線はツツジが旬。季節感たっぷりのミニツアーになった。
 三ノ輪橋で降りる時に、フリー切符を買おうとしたら、売り切れ。よほどの人気のなのだろうか。運転士さんは「次の電車で買ってください」とおおらか。まず無賃乗車でここまで来て、レトロっぽい街に降り立った。
 ビルの下が通り抜けになっている旧王子電車の本社ビルを抜けたり、いまでも活気ある昭和の香りを残す商店街を見て歩き、赤レンガ塀、銃撃の跡が生々しく残る上野から移した黒門や彰義隊士の墓がある円通寺、吉原の女郎を投げ込んだ浄閑寺、吉田松陰の墓がある回向院などを回り、下町の風情が残る民家の佇まいを楽しみ、有名店のカレーパンを楽しんで、また都電に乗った。
 こんどは切符が買えた。次の目的地は王子駅前。目的は飛鳥山ではなく、今夜の晩飯のおかずになる扇屋の玉子焼き。道を間違えて、飛鳥山沿いに行ってしまい、横断歩道を渡ってようやく音無川親水公園の上に出た。目的の扇屋さんは、以前の料亭ではなくなっており、親父さんがひとりで立つ売り場だけの店舗になっていた。
「以前は大きな工場があちこちにあって、そこだけで商売ができましたが、いまはもう」と、時代の変化に洗われているが、日本橋の高島屋にも出店している元気な店だ。わずか1つ残った玉子焼きを購入。630円だった。昼食は地元の名店が分からず「餃子の王将」にした。
 そこから鬼子母神に出た。この鬼の字はまちがっており、頭の点はない字が正確で、わざわざ案内板の文字は訂正されていた。境内に駄菓子屋があり、子どもたちがたかっていた。
 雨がそろそろ本降りになりそうになり、早稲田の終点まで行って、そこで反転。町屋まで戻って帰宅した。
 都電がクルマに押されて邪魔者扱いされて、この荒川線だけ残った。よく残してくれたと思うし、これからクルマが減る社会になっていくなら、都電の復活を楽しみにしたい。
 
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