団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

再び酒について

2012-10-12 09:10:21 | Weblog
 前回の「酒の付き合い方を変えよう」で、顔が腫れてしまったことを書いた。あれから二週間。ようやく眼の周りの隈が薄くなってきて、右目全体の腫れもなくなってきたが、眉のところのコブがまだくっきりとある。
 この間、メーカーの発表会に出て、常連の飲み屋で2回飲んだ。さすが飲み屋ではみんなの注目を浴び、あれこれと言い訳をして、九時には酒杯を置いた。まさに優等生である。
 ところが次に空きっ腹で飲んで、時間は早かったのだが、あまり記憶がなくなってしまった。むろん失敗はしていないが、記憶をなくすことだけはやめよう、と誓ったばかりで、このザマである。威張れたものではない。
 なぜ記憶がなくなるのか。目では周りを見て、ちゃんとしゃべっていることは確かなのだが、たぶんそれらが酒によって、網膜からの情報が頭の記憶に残らないわけだ。
 酒を飲む時になにを注意すべきか。私の経験では、飲み始めに、かなりしっかりと食べることである。ただ私の場合は、基本的には晩酌酒で、飲んでから食べるほうで、あとで食べるからと思っているから、飲んでいる時はあまり肴もいらないほうだ。
 外で飲む時は、これをひっくり返して、まず食べる努力をしなければならない。やや苦痛ではある。
 もうひとつは、酒の味を楽しむことだろうと思う。外ではもっぱら麦焼酎で、飲み屋に置いてある「いいちこ」をやっている。
 氷と水を入れてかなり薄くはなるが、これをグイッと飲み、喉に流れ胃に落ちてちょっと熱く広がる感覚を楽しむことだろう。麦焼酎の水割りでも味はあるもので、やや辛口をうまく感じているうちは大丈夫だと思う。
 そして、肴を口に運ぶ際に、いつも考える。酒を飲んで肴か、肴を食してから酒か、という順序である。私は前者で、口中の酒の味を消すように、肴を入れる。そしてゆっくりと飲むことを心がける。
 前回はこれを忘れてしまった。酒はゆっくりと愉しむ、という醍醐味を忘れてはならない。以上のことを頭に叩き込んで、これからも長く細く酒が愉しめればいいなあ、と願っている。
 まあ、長々と酒のことを書いたが、理屈ではなく飲むことである。あっああ、飲みたくなってきた。さあ…、一献。
  
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