シラオイエンレイソウ(白老延齢草)が萩の里自然公園に戻ってきた。
2017年5月20日 北海道自然観察協議会主催の「萩の里自然公園観察会」で
笹ヤブの中に隠れてエゾシカから身を守っていた数株のシラオイエンレイソウを見て以来、2年ぶりの再会だ。
2013年、50m四方の木をすべて伐採し、シカ侵入防止用の網で囲まれた皆伐更新実験地。
6年目の今年、一株のシラオイエンレイソウが花を咲かせた。
たった一株だが見つけた時は感激でした。
シカに食べられ大きくなれなかったものが、今年花を付けるまで大きく成長したと考えられる。(種から発芽したのでは6年では開花できないと思われる。)
北海道大学の大原先生によると、昨年から花を付けはじめたオオバナノエンレイソウは、種からだと10年以上かかるという。
北大低温科学研究所助教授であった、芳賀忞(はが・つとむ)先生により、
白老の原生林に自生しているのを見つけた事から「シラオイエンレイソウ」と名付けられたという。