以下引用
作品情報
何かと問題を持ち込んでくる隣人に辟易しながら、次第に心を開いていく一家。
孤独とひとりは違うということ、人と人とのつながりの大切さを教えてくれる心温まる作品。
ストーリー
59歳のオーヴェは近所の鼻つまみ者だ。愛する妻を亡くして未来も希望もない。
気が弱くなった彼は自殺をしようとするが、ちょうど隣に越してきた陽気なパルヴェネ一家にじゃまをされて激怒する。
その後何度もパルヴェネ一家に自殺を妨害されるが…。
以上引用
昨日再開したU-nextでつい、自分と境遇の似た作品を探した結果、興味が湧いたので観てみた。
すると、途中から既視感が湧いてきた。
確かに、そのストーリーには記憶がある。
しかし、それぞれのシーンには、それと繫がるものはない。
スウェーデンの作品なので、画像がなんとなく暗い感じがする。
でも、その先で、そうした既視感は、段々と確信に変わっていった。
自分が一度観た筈の映画をこれほどまでに忘れるものか?
最近、寄る年波のせいでそうしたことが増えては来ているが、ここまでに陥ったか?
段々と、自己に対する不信感すら湧いてくる。
それと共に、【孤独とひとりは違う】というテーマに納得したり、共鳴したり。
しかし、劇中の主人公は59歳の設定。
私は現在68歳。
随分と年上じゃないか。
てことは、自分の環境を察知する能力すらも衰えているのか?
色んな意味で寂寥感が迫ってくる。
確かに、最近漸く自分の老いをどう処すべきか、というテーマに対峙し始めたのだが、それが遅いのか?
結果として、勇気づけられるどころか、空しい思いに支配されて、映画は終わった。
そして、最後に関連動画を見た。
するとそこにあったのが、この【オットーという男】。
『あ゛~~~これだあ』
私の既視感は、過日観たこの映画から来るものだったんだ。
スッキリすると共にホっとしたさ。
老いを斟酌する必要のない年齢や環境、心境の人は、別に観なくていいよ・・・