売れ残りの酒を自分の部屋に持ち込んだ。
売れ残りとはいえ純米吟醸酒である。
しばらく楽しめる。
私の部屋には「あんま機」がある。
昔、父が使っていたもので、銭湯によく置いてあった
握り拳くらいの玉が2個、横のハンドル操作で上下する
あれである。
私は肩がこらない、というか、肩がこるという症状が
どんなものか知らないタイプなので、「あんま機」は
必要ないのだが、処分するのが面倒なのと、倉庫の邪魔
になるといった理由から、ソファーがわりに使っている。
この夜もそれに座って映画を観ていた。
当然リクライニングにはならないので、自分の体勢を
変えてリクライニングの状態にする(笑)
くだんの酒はあんま機のすぐ横に置いてある。
察しのいい人はもうお分かりだろう。
体勢を変えるべく足を横に突き出した。
「カチン」という音がしたのでそちらを見ると、
あろうことか酒が床に流れ出している。
酒瓶がいくらガラスとはいえ、フローリングの床だ。
割れる筈がない、筈だった。
そうだ、あんま機の横に鉄アレーを置いてあったんだ。
ひょえ~
うまいことその鉄アレーに向かって倒れたようで、
その辺り一面に小さなガラスの破片が散らばっている。
かくして、開けたばかりの酒は床磨きに。
もったいないは、
手間はかかるは、
あ~情けない・・・・
文字やパッケージにだまされてはいけないと思ってるけど、いつも選択基準になってしまいますね・・
この「伝承の十代目」なんて、つい手をだしますね。きっと。
ヒジョーに勿体ない。
でも、お陰でまだマイルームは酒蔵の香りが
立ちこめています。
これはかなり快適・・・