以前、大学院のT君が紹介してくれた作品。アホの虫の交響曲(交響曲第7番)を聴きながら読んだ。孤独のグルメなのは、いきなり各話の冒頭でいつも猛烈に腹が減っているゴロー氏が一人で食事するからであるが、その「孤独」は、店に客や主人がわらわらいるのでゴロー氏の食べながらの心的独白がいかにも内的な感じがするからである。先日グログに書いた「うんまーい」と部屋の中で悶絶している人妻マンガとはここが違う。どうも私は、ゴロー氏の気分がよくわかる。ときどき、いかにも安かろう不味かろうという食堂に入り、演歌がかかりブラウン管テレビがしゃべり、まわりのおじさんやおばさんが一言も「旨い」とは言わずにあーだこーだしゃべっている中で、ハンバーグ定食(←味覚崩壊した私でも明らかに旨いとはいえぬ)を食べていると妙に気分が落ち着いてくるのである。
以前、大学院のT君が紹介してくれた作品。アホの虫の交響曲(交響曲第7番)を聴きながら読んだ。孤独のグルメなのは、いきなり各話の冒頭でいつも猛烈に腹が減っているゴロー氏が一人で食事するからであるが、その「孤独」は、店に客や主人がわらわらいるのでゴロー氏の食べながらの心的独白がいかにも内的な感じがするからである。先日グログに書いた「うんまーい」と部屋の中で悶絶している人妻マンガとはここが違う。どうも私は、ゴロー氏の気分がよくわかる。ときどき、いかにも安かろう不味かろうという食堂に入り、演歌がかかりブラウン管テレビがしゃべり、まわりのおじさんやおばさんが一言も「旨い」とは言わずにあーだこーだしゃべっている中で、ハンバーグ定食(←味覚崩壊した私でも明らかに旨いとはいえぬ)を食べていると妙に気分が落ち着いてくるのである。