★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

清水神社(若宮さん)を訪ねる(香川の神社154)

2017-12-21 23:45:23 | 神社仏閣


若宮さんこと清水神社は飯田町。地図で見ると、浄願寺山頂、龍王水分神社、淤加美神社、ここ清水神社、定木神社、岩田神社などが弧を描くように配置されていて、その弧の延長線上に勝賀山頂がある。そのようにみえた……



拝殿





『香川県神社誌』によると、祭神は、弥都波能売神。いわゆる水波能売命で水神である。イザナミがカグツチを生んで死ぬ間際に土の神と水の神を生んだ(というか、彼女の尿から生成された)のだが、ミズハノメは後者である。



本殿

淤加美神社を訪ねる(香川の神社153)

2017-12-21 14:10:38 | 神社仏閣


田んぼの中にこういう空間がある時には、神社や墓がある可能性があり……



淤加美神社は飯田町。ちょうど龍王社水分神社と清水神社の間ぐらいである。淤加美神というのは『古事記』の表記で、それは『日本書紀』では龗神と書く。つまり龍王社水分神社とおんなじ神だということだ。『香川県神社誌』も、祭神を「天水分神 国水分神 高龗神 闇龗神」と龍王社水分神社と同じ記載になっている。





農村地帯の神社をまわっていて思ったんだが、農村は天気によってまるで風景全体のトーンが違う。やはり晴れていなくては風景が輝かない。街中にいると色の違いがそれほどでもないが、農村では全く違うのである。曇ったり雨が降っている時の薄暗い感じは、やはり街中とは格段の違いがある。日本人が天気を社交辞令にするようなったのはそのせいかもしれない。