@Shukubo_hobo 宿坊の掲示板ほぼbotより、引用させていただきました。
【友岡さんとの思い出6】
友岡さんは、教学について素晴らしい見識がある一方、おかしな主張もあった。知る限り2つの点で全くおかしいと私は思っていた。
ひとつは、「鳩摩羅什の妙法蓮華経二十八品の成立は、学会教学で教えてきたことは事実と異なる。安楽行品や普賢品は本来の法華経の教えでないものが後世に混入したもので、差別思想が入っている。安楽行品は権威主義的であり、また、自分はハンセン病差別被害者の支援も行っているが、歴史的に普賢品の癩病(ハンセン病)の記述がその差別の根拠となった。自分の生涯の目標のひとつは、法華経からこの二品を除くことである。」といった友岡さんの主張である。
私はこれを聴いてとんでもないことだと思った。たとえ近年の文献学的に安楽行品と普賢品の成立に疑義があったとしても、日蓮大聖人はこの二品を含めて法華経は一字一句全て真実であるとされ、それを身読して日蓮仏法の教学を体系づけその力用と功徳をあらわされたのである。いわば、法華経二十八品は大聖人によって再解釈され全て真実と証明されたのであり、そこを基盤に今日も教学を考えなくてはならない。大聖人は安楽行品の摂受が関わる矛盾についてご存知であり、御書で言及して解決されている。悪いことに友岡さんは安楽行品の内容も誤解しながら語っていた。また、普賢品で癩病が出るのは妙法の力用と真実をあらわすためであり、差別のためではない。法華経が悪いのではなく、その解釈を誤った後世の者が悪いのである。もし友岡さんがこの二品を法華経や学会教学から排除したいと考えるのならば、道理に基づいた根拠が必要であり、大聖人を超えて身口意の三業をもって証明して新しい仏法を体系づけなくてはならない。しかし、そういうことはまったくなかったのである。
この教学についての誤りは重大であり、友岡さんの立場で色んな人に語っていたことは甚だしく問題があったと言えよう。
【解説】
「鳩摩羅什の妙法蓮華経二十八品の成立は、学会教学で教えてきたことは事実と異なる。安楽行品や普賢品は本来の法華経の教えでないものが後世に混入したもので、差別思想が入っている。安楽行品は権威主義的であり、また、自分はハンセン病差別被害者の支援も行っているが、歴史的に普賢品の癩病(ハンセン病)の記述がその差別の根拠となった。自分の生涯の目標のひとつは、法華経からこの二品を除くことである。」といった友岡さんの主張
これを阪大博士さんは、誤りだと指摘しています。
教学力のない私には、判断ができません。
今後の課題としたいと思います。
獅子風蓮