獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

友岡雅弥さんの講演:第3弾!(9)

2023-09-15 01:52:12 | 友岡雅弥

これまで、karagura56さんのブログ「浅きを去って深きにつく」から、友岡さんの言葉を拾ってきました。
同じブログには、友岡さんのセミナーや講演の記録も残っています。

「浅きを去って深きにつく」karagura56さんのブログ
講演 友岡雅弥氏第3弾!(October 21, 2006)


読みやすいように、まとめられるものは整理して再構成しました。
明らかな誤字脱字は訂正しました。


友岡講演 第3弾!ご参考に・・・

■友岡 雅弥氏(東洋哲学研究所・研究員)の講演内容(要約)
■日付/不明
■会合名/不明

 

(つづきです)

大学院の2年に学会に出会ってすごいなと思ったことは幾つもあります。
例えば日本の宗教はことごとく戦争に賛成した。
戦後の宗教団体もあるけどほとんど昔の宗教団体から派生しているんです。
例えば幸福の科学はGLAという法華経を中心とした教団から分裂したんですね。
そして最後まで戦争に反対したのは10個くらいなんですね。
だけど中心者が特高警察につかまって拷問を受けた例は1つだけ学会しかなかったんです。
他はみんなどこか妥協があったんですね。末端の牧師や住職がつかまった例はあるんですよ。
けど中心者が屈しなかった例は学会だけです。
これは本当に努力と信念だなと感動しました。
本当の宗教が残ってたんだなと。

また牧口初代会長は誰も校長になりたがらない東京の非常に差別的な学校、『貧窮児童収容…』特別小学校の初代校長になりに行くんです。
これは貧しい子供たちを普通の子供たちと分離してほとんど勉強を教えないという方針でできたんです。
みんな、本当に貧しくて朝ご飯も食べないしお昼ごはんもなくて、お昼には井戸水の所に全校生徒がならぶという様子だったそうです。
牧口先生はそれを可哀相だと思って、自分の家を売って服を売ってそのお金で、日本で初めて完全給食制度を自分の自費でやったんです。
一家は学校に住みついてです。
日本の学校給食制度の生みの親だったんです。
これが歴史の事実です。

(つづく)

 


解説
アンチブログでは、牧口先生のことを戦時中戦争に反対していなかったとして批判しているものが数多くあります。
たしかに創価学会では、牧口先生を反戦思想によって官憲に捕らえられ獄死されたかのように理想化して宣伝していますが、実際のところは少し違うようです。

以前私は、アメブロでこんな記事を書きました。

読むべきマンガ:「牧口先生」(2021-09-02)

少し引用します。

牧口先生は、弟子の戸田先生らとともに不敬罪と治安維持法違反で検挙され、投獄されました。 
牧口先生は、 特高警察による尋問に対して、「天皇も凡夫である」と答え、自らの主張を変えず転向しませんでした。そのため釈放されず、最後は73歳で獄死しています。
牧口先生は偉大な勇気と信念の人でした。 
しかし、創価学会が今日称賛するような勇ましい戦争反対論者ではありませんでした。
「日蓮を重んじなければ戦争に負ける」と主張していたのです。
日蓮の「立正安国論」から考えれば、たしかにそういうことになるのでしょうが、その原理主義的な考え方は危険です。
そういう限界を認めつつ、牧口先生は、その厳格な精神ゆえに、私の敬愛する対象であり続けます。

時代背景を考慮に入れれば、牧口先生は尊敬に値する人物です。

 


獅子風蓮



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