万葉の歌碑を訪ねて
歌碑の設置場所/福岡県嘉麻市鴨生480番地1
介護老人保健施設 シルバーケア嘉穂
万葉集/巻5-0803 作者/山上憶良(やまのうえのおくら)
銀(しろかね)も 金(くがね)も玉も 何せむに
優(まさ)れる宝 子にしかめやも
【意味】たとえば銀(ぎん)も黄金(こがね)も玉(たま)も
いったい何になるだろう
どんな立派な宝物(たからもの)でも 子供にまさるものはない
※「何せむ」反語。何になろうか、何にもならない。
※「しかめやも」反語。及ぶだろうか、及ばない。
写真下 歌碑が置かれている介護老人保健施設 シルバーケア嘉穂
写真下 歌碑の全景。
万葉の歌碑とは
万葉集の歌を刻みつけた碑が「万葉歌碑」です。 多くの人々に親しまれた万葉の歌を石に刻み、その歌を作った歌人を讃(たた)え、その歌が後の世に残ることを願っているのです。
現在全国各地に設置されている万葉歌碑は2,000基を越えていると言われています。
歌碑の過半数が実際に歌碑が詠まれた場所、または歌碑に関連する場所に設置されており、「歌碑を訪ねる」=「実際に万葉の故地や史跡を訪ねる」ことになります。
私の地元「福岡県」は、大宰府政庁に関係する歌や防人の歌があり、万葉の歌碑も多くあります。
万葉歌碑から万葉の時代にタイムスリップし、万葉人に会える旅へ出かけてみましょう。!
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