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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

「家系」の新たな魅力を発見! 東小金井『武蔵家』

2023年04月07日 | ラーメン、つけ麺など
濃くてしょっぱくてメシも進む、横浜発祥の「家系」ラーメン
これまで、『武道家』『ぱたぱた家(現:ぱったぱた)』『大山家』『せい家』と、4軒も紹介しているように、
家系を愛してやまない私ではあるが、以前と比べると、食べる頻度がだいぶ減ってきている。
年に一度の健康診断で、「過度な塩分や糖質は控えろ!」と、毎年医師に怒られている身分としては、
しょっぱウマいスープを、ご飯にぶっかけて食べるのが前提(※個人の見解です)の家系ラーメンは、さすがに後ろめたい。
今年、家系を食べたのはわずかに(?)3軒。お店は上記の武道家とぱったぱた、そして今回テーマの『武蔵家』である。

※2018年頃、武蔵家・武蔵境店にて

東京には、武蔵家という屋号の有名ラーメン店がふたつあり、発祥の地から「新中野系」と「吉祥寺系」に分けられる。
今回紹介する武蔵家は新中野系であり、私が愛する武道家も、こちらの出身である。
どちらも、ちゃんとお店でスープを炊いており、それぞれの系列に多くの支持者がいる。
両者の違いは、味については個々の好みもあるので、どちらが上などとは書けないが、
吉祥寺系は、『キッチン男の晩ごはん』など、ラーメン以外の飲食店経営や、ラーメンの通販、
SNSの活用、インスタント商品の開発、他店・他業種とのコラボや、全国各地のイベントへの出店、
さらには有名ブロガーや評論家たちの歓待など、商売上手な印象がある。
一方の新中野系は、店舗こそ多いものの、SNSは活用どころかHPすらなく、
私の知る限り、イベントなどにも縁はなく、マスコミやブロガーらへの忖度はほぼ皆無で、
来店した客へのラーメン提供のみを、黙々とこなしている印象があり、
私が支持するのは当然、ストイックな新中野系・武蔵家である。

武蔵家を支持したいもうひとつの理由が、価格の安さである。
新中野の本店は現在、「ラーメン並」が700円らしいが、支店はだいたい650円。 ※吉祥寺系本店は「ラーメン」780円
しかも、本店・支店共通で、お替わりし放題のライスが無料だ。
そんな武蔵家のラーメンだが、実は私、いまだに本店を訪れたことはなく、初めて食べたのが武蔵境店。
スープは当然、豚骨醤油の濃厚テイストだが、弟子の武道家と比べると、濃すぎず食べやすい。
ただし、クリーム色したエセ家系のスープに慣れた方だと、あまりの濃さに悶絶するかも。
麺や具材は、一般的な家系と変わらぬ品質で、無料のご飯も、武道家ほどパサパサではなく、常識範囲の硬さ。
ちなみに、ここ武蔵境店が、私にとって家系初の「自分でよそる」ご飯無料サービスの店であり、
喜び勇んで盛っていたら、こんなバカ盛になってしまった。無論、残さずちゃんと食べ切ったが。


もっとも、武道家では毎回、ご飯を3杯食べていたので、合わせればこの程度の量になるはず。
最近の武蔵境店は、お替わりは店員への申告制になったので、あのようなバカ盛は難しくなった。
下記は、最初に掲載した画像の日に作った「家系丼」だが、高血圧・高脂肪の私には、ご飯量はこれでじゅうぶんだろう。


上記の食事以降は、武蔵境駅で下車する機会が少ないため、武蔵家も数年ご無沙汰したが、
3年ほど前、私がよく訪れる秋津に支店が誕生。さっそくラーメン+ライスを食べた。


再訪時には、秋津店限定商品の「魚介豚骨ラーメン」750円を頼んでみた。スープの茶色が、普段よりも濃い。


味は確かに魚介豚骨だが、豚骨由来の旨味が薄れてしまっており、私は通常スープの方が好みだ。

そして昨年、別の場所でたらふく飲んだあと、締めラーメンを求め東小金井駅で下車。
当初は、北口の『くじら食堂』に入るつもりだったが、無料ライスの誘惑に負け、南口の武蔵家・東小金井店へ。
初訪問の東小金井店は、学生らしき若者客が多数で、厨房の男性店員も若い。
注文したのは、ラーメン並650円+「味玉」100円+「玉ネギ」100円に、無料のライス。
先にライスが出てきたので、さっそく卓上のふりかけを使い食べ始める。


数分後にはラーメンも登場。刻み玉ネギが大量に盛られていた。血液サラサラでいいね!?


入れ忘れたのかと思った味玉は、丼の底に沈んでおり、発見まで時間がかかった。


最初のライスはすぐに食べ終え、2杯目をお替わりし、玉ネギ主体の家系丼を作ってみた。


ネットで調べたところ、「東小金井店は他の支店より味が薄い」という書き込みもあったが、
私は特に薄いとは感じず、武蔵家らしい濃厚スープを満喫できたが、「店員の態度がちょっと…」という投稿には同意。
それより、この日気付いたのが、武蔵家の「のり玉ふりかけ」がウマい、ということ。
数日後、ふりかけご飯を味わいたくなり、隣駅の武蔵境店に行ってみた。

久々の武蔵境店は、23時台と遅い時間帯にもかかわらず、店内に待ち客が発生する盛況ぶり。
それでも、店員さんたちはイラつくことなく応対。以前は普通だった接客態度が、明らかに良くなっている。
こういう仕事ぶりならば、ライスのお替わりも遠慮なくできる…いやいや、深夜の糖質摂取は控えなくては。
無料ライスは当然いただくが、ご飯を食べ過ぎないよう、スープなしの「あぶらそば」600円を選択。
ただし、「あぶらそば限定マヨネーズ」50円も付けてしまったので、健康面ではやはりアウトだ。
最初に、ラー油やマヨネーズなどの調味料が運ばれ、次に、チャーシューが1枚乗ったライスが登場。


このチャーシューは、あぶらそばに付くのか、マヨネーズに付くのか、気まぐれサービスなのかは不明。
その後、あぶらそばも到着。混ぜやすさを考慮したのか、丼内のチャーシューは切り分けられている。


武蔵家の油そばは、ラーメンにも使う醤油ダレに油を加えたものを、麺に和えたと思われる。
しょっぱいけれど獣臭さがなく、食べやすいのだが、スープがないためライスはあまり進まない。
それでも、50円でかけ放題のマヨネーズを、ラー油とともにたっぷり使い、


さらに切り分けチャーシューもご飯に乗せ、いつものように家系丼も作成し、ガツガツ喰った。


ところで、この日の目的はふりかけご飯だったはずだが、武蔵境店の卓上からは、ふりかけが消えていた(泣)。
とはいえ、武蔵境店の接客良化を確認できたし、来店はムダではなかった。

それより問題は、私の心をつかんだ、例ののり玉ふりかけである。
秋津店にも設置されていなかったし、念のため千歳烏山の武蔵家でも、
店舗の外から店内カウンターを、チロチロと覗き見したけれど(←不審者?)、やはりふりかけは用意していない模様。
あのふりかけを味わうには、再度東小金井店に足を運ぶしかないようだ。

なので先日、東小金井店に2度目の訪問。夕方の時間帯で、店内は私と中年男性店員だけ。彼が店長かな?
若いアンちゃんじゃないからマシかと思いきや、彼も愛想は悪く、しかも私が食券を渡しても調理を始めない(苦笑)。
まあ、仕事の段取りもあるだろうし、時間に余裕はあったのでヨシとする。
このとき買った食券は、ラーメンと「九条ネギ」150円の計800円。無料ライスも当然もらう。


ライスにはご覧のとおり、待望していたのり玉ふりかけをかけた。
念のため、ふりかけ容器のアップ画像も。市販の商品より、明らかに玉子パーツが多い。


その玉子マシのり玉を、ライスだけでなくラーメンにも入れてみたところ、


乾燥玉子が戻って「かき玉状態」になり、さらに、ふりかけには鰹節も含まれているため、魚介風味もプラス!
秋津店の魚介豚骨ラーメンが、豚骨と魚介がケンカしているように感じたのに対し、
ふりかけによる魚介&豚骨は、双方の旨味を消すことなく、むしろ相乗効果でウマさが増幅!
今回の投稿で、私がもっとも訴えたかったことは、
家系ラーメンの新たな推奨トッピング、それはのり玉ふりかけである! だ。

ライスをたいらげ、ふりかけ入りスープもだいぶ飲み干した頃、
若い男性が出勤してきたため、例の中年は彼に店を任せ、どこかへ行ってしまった。
ただ、その新しい従業員はかなり愛想がよく、私のあとから来た客にも、元気に挨拶していた。
彼ならば、ちゃんと応対してくれそうだと感じた私は、帰り際に思い切って質問してみた。
「あの~すみません、ここのふりかけ、すごく気に入ったんですけど、どこで売ってるんですか?」
見慣れない中年客の妙な質問にも、彼は嫌がることなく、
「ええと、これはお店で業者に発注しているので、市販では買えないと思います」と、丁寧に回答してくれた。
やはり、あの玉子マシのり玉は特注品だったか。返答してくれた彼に、お礼を述べて退散。
あの青年はおそらくバイトなのだろうが、彼が店長ならば東小金井店の評判も上がると思うのだが…。

のり玉ふりかけトッピングという、家系ラーメンの新たな魅力を知ったことは喜ばしいが、
いかんせん、ふりかけを設置してある店舗が、私の知る限りでは武蔵家・東小金井店のみだ。
『丸美屋』のふりかけを持参すればいいのだろうが、店内への持ち込みは基本NGだろうし、
そもそも、丸美屋の元祖「のりたま」は、玉子パーツが少ない。

※最近購入し、自宅で食べた丸美屋の「のりたま」。

のり玉ふりかけがある家系のお店と、武蔵家の「玉子マシ」ふりかけを買える業者
双方を知っている方、情報提供をお願いします!



武蔵家 東小金井店
東京都小金井市東町4-43-6
JR東小金井駅から徒歩約2分
営業時間 11時~翌1時
定休日 基本無休
※武蔵境店の住所は、東京都武蔵野市境2-2-2
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ主様へ。 (りくすけ)
2023-04-08 05:55:38
お邪魔します。

僕も
「しょっぱウマいスープを、
 ご飯にぶっかけて食べるのが前提」派です。
これまではスープがけご飯を、
スープが滲みてクタッとなった海苔で巻いて食べるのがせいぜい。
家系丼、次回やってみます。
参考になりました!

では、また。
返信する
Unknown (日が沈む~(略)改めブログ主)
2023-04-08 18:44:57
りくすけ様
コメントありがとうございます。

家系ラーメンのご飯を、海苔を巻いて食べる方は多いようですね。
最近の私は、ハシは使わず、下品にレンゲでご飯を食べているので、
海苔も巻かずに、スープに浸してから、ご飯と一緒に啜っています。

石川県では、津幡町ではラーメンは食べませんでしたが、
小松市で取材先の方と一緒に、『寳龍』というお店で食事をしました。
今、調べたところ、残念ながら閉店(屋号変更?)していたようです。
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