明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

日野橋の早期開通を願う!

2019年10月17日 | ジョギング、ウォーキング
東日本地区に甚大な被害をもたらした、先日の台風19号。
私が住んでいる立川市でも、多摩川に近い地域の住民には避難勧告が出ていた。
台風が去った翌朝の時点では、大きな被害は報じられていなかったが、
昼頃、知人がSNSに「日野橋が破損して不通になってる」と投稿しているのを見た。

知らない方のために説明すると、日野橋というのは立川市と日野市の間を流れる、多摩川にかかる橋であり、
ここが不通になると、多摩川を渡るには立日橋か市外の石田大橋まで、迂回しなくてはならない。
通勤・通学などに利用している方も多く、交通の要としても大事なポイントであり、
近隣住民にとっては、スエズ運河のようなものである。橋と運河は真逆の性質だが。
私自身は、日野橋はジョギングで利用する程度なので、日常生活に支障こそないが、
平成元年開通の立日橋とは違い、物心ついたときはすでに存在していた、日野橋には多少の愛着はある。
不通から3日たった今日、ちょっと様子を見に行ってきた。

ジョギングコース途中にある池がだいぶ濁っており、普段はたくさん泳いでいる大きな鯉がほとんど確認できず。
大雨でみんな流されちゃったのだろうか。濁っている水面の底にいればいいのだが…。
その一方、高校野球の予選が行われる、市営立川球場は、ほとんど無傷だった(ように見えた)。
球場脇の階段を上ると、日野橋が見えてくる。


通行止めを伝える黄色いテープ、手前にはガードレールが設置してあり、交通誘導員も立っている。


テープの向こうには、調査員らしき方々がいて、そしてよく見ると、橋の一部が明らかにへこんでいる


なんか、3日前にネットで目にした画像より、ひどくなったような気がする。徐々に沈んでいるのだろうか。
脇道から撮影した写真がこちら。これでは、交通止めも致し方ない。


立川側からだけでなく日野側からも見てみようと思い、先述した立日橋を利用し、多摩川を渡ることに。


モノレールが走っている下に見える赤いラインが、立川と日野を結ぶ立日橋だ。
拡大して撮影したので、実際はそこそこ歩く。下記写真の歩道、左側は川沿いだったため、


草木がなぎ倒されたような跡が残っている。ちなみに、写真中央上部分にある黒点は、この日釣りをしていた方の頭部だ。


一方の右側は、左のテニスコートも、右の野球用グラウンドも特に異常なし。歩道が堤防になったのだろう。


立川市街地は、日野橋&立日橋からはさらに高台にあるため、川の氾濫の心配はなかったが、
この近辺に住んでいる方は、眠れぬ夜を過ごしたに違いない。そんなことを考えているうちに、立日橋に到着。


立日橋から見た日野橋がこちら。


ズームしたのが下記画像。まっすぐではないのがわかる。


また、橋の下を眺めたところ、写真左手前と上半分では、川の色が違うのに気付いた。


左手前は支流の残堀川で、茶色く濁っているのが多摩川だ。なぜそうなるのかわかる人、ぜひ教えてほしい。
日野側の敷地には、写真のような倒木がいくつか見受けられた。台風が原因なのか、前から倒れていたのかは不明。


日野側に渡り、再び写真の歩道を利用し、日野橋に向かう。


少し歩いたところで、写真の立て看板を発見。過去に何度も通ったのに、今日は初めて気付いたよ。


「日野渡船場跡」と書かれたその看板には、
まだ橋がなかった江戸時代には、船で川を渡っていたこと、その船場がこの辺にあったこと、
そして、日野橋が開通した大正15(1926)年に、渡し船が廃止になったことなどが記されてあった。
日野橋は大正、昭和、平成、令和と、と4つの元号をまたぎ、人々の暮らしに役立ってきたのか!
さっき、「物心ついたときからあった」と書いた日野橋が、93年前に竣工されていたとは、今日まで知らなかった。
過去の災害だけでなく、今回の台風にも崩落することなく、結果的に大きな損害を出さずに済んだ、
そんな日野橋を、地元民の私(ただし、税収にはさほど貢献せず)は誇りに思うよ。

日野側の歩道も歩いてみて、橋などの写真を撮った。こちらの草木も、多摩川の氾濫によってなぎ倒されている中、
ずいぶん鮮やかな色の木の実が残っているなと思ったら、釣りのウキだったりして。みんな釣り好きだな。


また、こちら側からも日野橋を撮影したら、橋の真下に調査隊(?)のみなさんがいた。


奥の橋脚には、「立川あるある」の落書きが。さっきとは逆に、地元民として恥ずかしく思う。
日野側は損傷がないためか、橋の下を通ることも可能(立川側は上下とも通行止め)。


今度は、通り抜けた橋の逆側からも撮影。右の照明は立川球場のものだ。


今週末も、高校野球・東京都秋季大会が行われるが、日野側の方は観戦に行くのがちょっと面倒だな。
歩道を上り、日野側の橋入口に。こちらもやはり、交通誘導員が常駐している。


通行止めを知らなかったらしいドライバーもいて、丁寧に説明し迂回してもらっていた。
日野側から眺めた、橋の様子がこちら。丸囲み部分が、へこみ部分。


そういえば、台風の翌日13日は、夜明け前の時間帯は、おそらく通行止めになっておらず、
橋を渡ったドライバーも何人かいたはずだ。途中で損傷に気付き、ビビったのではないかね。
再び立日橋ルートで戻る前に、日野橋・日野側入口そばにある、中華食堂『松月』にて、食事をしていくことに。


ネットにもほとんど情報のないこちらは、ご近所の常連さん相手に営む、家族経営の小さなお店である。
この日はオムライス800円を注文。意外とケチャップ多めで、中華風というより家庭的で、おいしかった。

※付け合わせの野菜が意外と多い

失礼ながら、それほど新しい建物ではなかったので、台風の被害もなく、元気に営業していて安心したよ。
この店については、また別の機会に紹介しよう。

最後に、立川市のHPから拝借してきた、日野橋開通時の画像を掲載しておく。


最後に。日野橋よ、93年間ありがとう。そしてこれからもよろしく!
※当ブログは、日野橋の早期修復及び開通を、心から願っております
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