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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

知識なし・根性なしシロウトの山登り 高尾山編

2019年02月16日 | ジョギング、ウォーキング
実は私、数年前までは、友人の影響もあり、トレッキングをたしなんでいた。
山歩きはツライけど、自然に触れるのは気分がいいし、山頂で飲む「日が沈む前の酒」は最高だったからね。
専門の衣服や道具こそ揃えてないが、一応、登山靴と滑り止めのアイゼンくらいは持っている。
ただし、近年は暴飲暴食による体重増と反比例し、運動量はかなり減り、山登りへのヤル気も失せてしまった。
「これではいかん」と反省した私は、今年こそたるんだ心と身体を鍛え直そう! と決意。
ジョギングの回数を増やし、トレッキングも再開し、昔好きだった女性へのストーキングはほどほどに(←オイオイ)、
身体を絞り、動ける状態にして、今年中にいまだ未踏の富士山頂を目指すことにした。
以前、「富士山なんて、たいしてツラくないっスよ」と、知り合いの若者にナメた口をきかれた際、
「じゃあ、オレのぜい肉と同量の重りを背負って登ってみろ」と反論したことがある。
いい大人ならば、まず相手の立場になり、よく考えてから発言するべきだよな。
わかったか。調理も接客も経営もしたことがない、ただ食べて文句言うだけの食べロガーどもよ。
いかんいかん、「山登り」がテーマなのに、つい食べロガー批判が出てしまった。

閑話休題、日本一の富士山登頂への第一歩として、世界一登山者が多い、高尾山に挑んでみた。
第一歩とはいえ、名門高校を受験するのに、九九から復習するようなレベルだが、まあカンベンしてくれ。
ここからは、先日の高尾山登山をリポートしていくが、山登りシロウトの私が送る、
超・初心者のための高尾山ガイドにもなるので、そのつもりで読んでほしい。
無論、山登りのベテランには、知ってることばかりで参考にならないだろうし、
そもそもシロウトの雑文なので、間違った面も多々あるだろうけど、いちいち突っ込まないでくれ。
なお、上記の「超・初心者」とは、
○登山経験がなく知識もない ○体力に自信がない ○根性もない 
人のこと。ちなみに私は上記に加え、
○あまり社交性もない ○おまけにカネもない
も加わる。そんな人間でも、ギリギリ大丈夫な高尾山の楽しみ方を、以下で紹介していこう。

まずはアクセス。自動車での行き方は、私自身が知らないので割愛するが、
電車ならば最寄りは京王線の高尾山口駅。JR中央線の終点・高尾駅から乗り換えてひと駅だ。

※↑サイト「高尾山遊歩」より。私のブログとは違い、高尾山について役立つ情報が満載である

普通は高尾山口駅から登り始めるだろうが、私はあえて高尾駅からのスタートを推奨する。
「JR利用の場合、京王線を使わないので約130円安い」というセコイ理由もあるのだが、
最大のメリットは、高尾山口までの歩行が「いい準備運動になる」ことだ。
高尾駅の北口から出て、国道20号をだいたい20分くらい歩けば、高尾山口駅に着く。
その、準備運動代わりの「平坦な道20分徒歩」すらツライと感じた方は、すぐに引き返した方がいい(笑)。
登山の途中で「大丈夫かと思ったらダメだった」となっても、いろいろ面倒だからね。
最初に書くべきだったけど、「超・初心者」が守るべきルールとして覚えておいてほしいのが、
まずは、なるべくひとりでの登山は避けること
そして、なによりも大事なのが絶対に無理をしないこと、だ。
とにかく、普段歩く機会の少ない方は、高尾→高尾山口徒歩で、まずは自分の脚力を測ってみてほしい。

徒歩で向かった場合、写真の石像が見えてきたら、まもなく高尾山口駅だ。


駅に到着したら、お土産売場の近くに、写真の案内図があるはず。


そこから高尾山口商店街(本当の名称は知らん)を抜けると、ケーブルカー及びリフトの出発駅(清滝駅)がある。
いろんなコースがあるけれど、ここから山頂に至るのは1号路、6号路、稲荷山コースの3コース。
一番メジャーなのが1号路で、途中にはトイレや食事処などもあり、多くの方がここを利用する。
歩道も大部分が舗装されており、シューズはもちろん、ゲタやハイヒールでも登れないこともない。
普通に歩いて70~90分くらい、さらに、ケーブルカーやリフトを使えば、その後20~40分ほどで山頂に着くはず。
とにかくラクして山頂に行きたい、という方はそのルートを選択すべきだろう。
ただし、カネのない私は、運賃(どちらも片道480円、往復930円)がもったいないので、乗り物を使ったことはない。
そもそも、人見知りの私は、利用者の多い1号路自体が苦手である。
あとから来た人に抜かれるのも悔しいし、登山中なのにいちゃつくバカップルもいやがるし。
そんな私に同意してくれる、ドケチで人嫌いの方には、6号路をおススメしたい。
稲荷山コースは…実はひとりで登ったことがないので、よくわからない。ゴメン。

こちらが、6号路のスタート地点。


この日は、自宅で昼過ぎまで寝ていたので、高尾駅到着が14時45分、この地点に到着したのが15時20分。
さすがに、この時間に登り始めるヤツは私だけで、たまにすれ違う下山者たちが、不審者を見るような視線を向ける。
なお、この日に着用していたのは、迷彩服の上下つなぎ。山岳ゲリラかよ。
念のため書くけど、万が一遭難したとき発見されない危険性があるので、迷彩服での登山は避けるべし!
6号路は、シューズで登るのもギリギリ可能だと思うが、せっかくなので登山靴に履き替えると、少し楽になった。
あ、楽になった理由はね、登山靴は意外と重いため、リュックで背負い重荷になっていたのが解放されたから(苦笑)。
途中、少しだけ脇道にはずれると、琵琶滝を見ることができる。


希望者は、滝に打たれる「水行体験」もできるらしい。夏は涼しくていいかもね(←罰当たりな発言)。
道中は、写真のような、「7 アジサイ」などと、数字と花などの見どころを記した看板が建っている。


看板の端には、頂上までの簡単な地図と道のりも。


番号は1~14まであり、ここは7だから、もう中間くらいに来たのかな…と思いがちだが、
5と6、7と8が妙に近いなど、距離が均等ではないので、実際は1/3くらいしか到達していない。
高尾駅から歩き始めて約1時間。久々の登山でバテてしまったため、11番看板のあるベンチで少し休憩。


ノンストップで山頂まで行きたかったけど、無理は禁物だからね。
その先は、飛び石を渡っていくのだが、石の下はチョロチョロと水が流れているため、滑りやすいので注意。


ようやく最後の14番地点に到達し、あとは階段を登るだけ…なのだが、この階段がキツイ!
どれだけキツイかといえば、写真を撮るのを忘れ、立ち尽くしてしまったほど。
イメージ写真がこちら。前回のブログで紹介した、担々麺『五ノ井』さんの帰りに利用した急階段。

※御茶ノ水駅へ向かうルートより

途中で終わったかと安心したところ、その先にまた階段があるのもムカつく。全部で200段以上あるらしい。
山頂の手前、最後の最後にこんな試練が待っているとは…まるでゲームの大ボスではないか。
引き返すのもイヤなので、気力を振り絞り登っていく。時間的にも下山者はおらず、人の気配もない。
青空の下、聞こえてくるのは、小鳥のさえずりと、オッサン(私だ)の苦しそうな吐息のみ。
階段を登り切り、少し歩いたところで、ようやくゴール!


時刻は16時20分。6号路スタート地点からちょうど1時間。さすがにこの時間だと、山頂にいる人数はわずか。
こんな遅い時間に山頂にいたのは初めてだが、おかげでキレイな夕日を拝むことができた。

※写真がヘタなので、実際はもっとキレイです

しかし、沈んでいる夕日をノンキに眺めている場合ではない。暗くなる前に早く下山しなくては。
最近改装された大型トイレで用を足し、帰路は一番歩きやすい1号路を選択。
他の下山者は、ケーブルカー(リフトは終了していた)の駅に向かっていたが、ドケチの私は当然通過。
ケーブルカー代480円を我慢すれば、下山後にウーロンハイが飲めるではないか。
舗装された道を歩いていくが、ここで超・初心者へのアドバイス。下りこそ慎重に
「早く下山したい」という気持ちはわかるが、あせって下るのはケガの元となる。
下り坂は足が勝手に動くのに、疲労により踏ん張る力が落ちているため、転倒するケースも多い。
私も過去に、足をくじいたり、踏ん張ったときに足の親指に体重をかけ、爪を痛めたことが多々あった。
ただし、登山靴を履いていれば、足の捻挫や骨折などの大ケガはだいぶ防げると思うよ。

その登山靴だが、高尾山の1号路と6号路では、正直必要ない…ともいえる。
せっかく持ってきたのだから、役に立てたいと思った方は、1号路の途中でルートを変えればいい。


写真の、見晴らしのいい金比羅台園地展望台から、国道20号に至るルートがあるのだが、
途中、登山靴が必要な「いかにも山道」な地点があり、登山気分を味わうために、私はよく利用する。
ちょっと遅い時間だけど、この金比羅台ルート(?)を下って帰ることにした。こちらがその入口の道。


撮影したのが17時7分。冬は日が沈むのが早く、しかも木々の中を進んでいくのですぐに暗くなる。
歩き始めて5分後には、下の写真のようになり、


さらに15分後にシャッターを切ると、下記のように真っ暗になる。


実際の私の視界=フラッシュ撮影がこちら。もはや明らかに夜である。


今だから明かすけど、予想以上の暗さに道中は少しビビってた
過去の記憶では、もっと短時間で下れたはずなのだが…高尾山だからといってナメてはいけなかったね。
さっきの写真撮影地点の直後に、人工的な手すりが見えてきて、ようやくゴール。


時刻は17時27分。金比羅台ルートは、ちょうど20分かかったことになる。
ちなみに、このゴール地点のすぐ横は、普通の民家なので、迷惑にならないよう静かに立ち去ろう。


このルートへは、国道20号の途中、「高尾山××入口」と記された石標を曲がったところにある。


調べたところ、「高尾山古道入口」と刻まれているらしいが、読めないね。
とにかく、無事に下山できた。「高尾山で遭難」は、さすがにみっともないからね。
超・初心者に心がけてほしいことを書くのを忘れていた。早めの出発・早めの下山だ。
あと、もう一度繰り返すけど、絶対に無理しないこと
この日の私の行動は、説得力ないけどね。
【シロウト登山シリーズ】(仮称)、今後も続くと思うのでよろしく。
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