ちょっと前に、林家木久扇(当時は木久蔵名義)さんのサインがあったお店、『特一番』を紹介した。
※木久ちゃんも愛した(?)特一番の「味噌らーめん」
全国ラーメン党・党首を名乗った、ラーメン愛好家の第一人者といえる木久扇師匠ゆえ、
マズいと評判(?)の「木久蔵ラーメン」だけでなく、関連著書も出版していたはずだと、
ブログ投稿後に、地元図書館の蔵書を検索してみたところ、
林家木久蔵監修・全国ラーメン党三多摩支部編「多摩の評判ラーメン 名物ラーメン」がヒット。さっそく借りてきた。
発行日は、1984(昭和59)年11月。販売元は、私の地元・立川市にある『けやき出版』で、
上記以外にも、「多摩のラーメン」「多摩のごちそう200店」など、以前から多摩地区の飲食店関連の書籍を、多数発行している。
「東京」とタイトルの付くグルメ本の大半が、23区内の店、せいぜい吉祥寺までしか取材しないのに対し、
東京の西側にもスポットを当てる、けやき出版さんの編集方針は貴重だし、地元民としても支持したい。
けやき出版の関係者の方、よかったら地元のライター(私)にお仕事をください(笑)。
ハナシを戻す。上記書籍は、今から38年前に多摩地区で営業していた、ラーメン屋さんを100店紹介している。
ただし、木久蔵さんはあくまで「監修」で、お店の選択と取材は、女性ライター8名と、ラーメン党事務局の方が務め、
師匠は前書きとコラム「ラーメンひと口メモ」の執筆、そして、さっき掲載した表紙や、書籍内のイラストを担当している。
落語家になる前は、漫画家を志望していただけあり、イラストもさすがの腕前である。
ラーメン店100軒について、文中では住所と簡単な地図、電話番号、営業時間と定休日などの基本データの他、
主なメニューと価格、店主の名前、年齢、顔写真や取材時のインタビュー、
さらにはお店の外観なども紹介しているが、ラーメンの写真はほぼナシ。
最近のガイド本ではあり得ない構成だが、店主の意見や主張が掲載されているのが、個人的には気に入った。
インターネットもない昭和の時代に、評判のラーメン店を多摩地区だけで100軒も集めた、関係者の努力には頭が下がる。
ちょっと長くなるが、以下でその100軒を、掲載順に転記していく。
店名は、常用外の漢字など、実際と異なる場合もあるが、書籍の記載どおりに記した。
保谷市や羽村町など、現在は使用されていない地名も、当時のまま転記。
屋号の下には、私がネットでざっと調べた、現在の営業状態や、簡単なメモも追記。
「営業中」のお店は、屋号を赤字で表記。廃業したことを確認できたお店は「閉店」と表記し、
現在、文中の住所に店舗はないが、閉店情報を確認できなかった店は「閉店?」とクエスチョンマークを付ける。
ネット普及以前に廃業したと思われる、検索しても店舗の存在自体が見当たらない、「情報皆無」のお店も多数あった。
なお、閉店のお店も、他地区への移転や、三鷹の『江ぐち』→『みたか』のように、屋号を変えて弟子が継いでいたり、
反対に、現在も営業中だが、経営者やメニューが変わり、実質別の店になっている場合もあるかもしれない。
あくまで「ネットでざっと調べた」程度なので、事実と異なっていたらゴメン。
〇武蔵野市
『一圓』
いわゆる一圓本店。当時の場所から移転して営業中…と思いきや、10月末で閉店していた!
三鷹北口の系列店は営業中。
※一圓三鷹北口店の「ジャンボ餃子」4個
『糸ぐるま』
閉店? 群馬県高崎に同名店舗があり。京風ラーメンのチェーン店?
『さくらい』
昨年1月に閉店。ラーメン店というより、中華屋さんとして人気を博していた。
『大龍門』
閉店? 味噌ラーメンがウリのお店で、現在『うどん白石』がある場所の近くにあったらしい。
吉祥寺には同名の中華屋もあったが、こちらも閉店。
『はなめんてい』
閉店? ここも京風ラーメンの店だったようだ。
『火の国』
だいぶ前に閉店。熊本ラーメン&ちゃんぽんのお店で、代々木にも支店があったが、こちらも数年前に閉店。
『ホープ軒』
正式名は『ホープ軒本舗』吉祥寺店。言わずと知れた東京屈指の名店で、現在も営業中。
文中に「近所に2号店を出す」との記載があったが、そちらのお店については不明。
〇三鷹市
『江ぐち』
2010年に閉店も、弟子の橋本氏がすぐ近くの場所で、『中華そば みたか』の屋号で再出発。
※みたかの「ラーメン・ナルト増し増し」(詳細はこちら)。繁忙時の注文はNGだ
『彩華』
正式名は『味の彩華』。21年1月に閉店。自家製麺は水を使用せず、牛乳などを入れて打っていた。
『だるまらーめん』
ずいぶん前に閉店? 3人前の「ジャンボラーメン」は900円。38年前とはいえ安い!
『田田(でんでん)』
情報皆無。店主のおばちゃんは元ファッションモデルらしい。二郎系の『田田(だだ)』はおそらく無関係。
『黙古寿』
情報皆無。八王子の狭間に同名店があるが、関係は? 西調布にも同名店があった模様。
文中に「500円はラーメンとしては高価だが…」の記載あり。当時、普通のラーメンで500円は、確かに高く感じた。
〇小金井市
『大番』
情報皆無。小平に支店を出していたらしいが、そちらも不明。同名屋号のお店はいくつもあるが、関係はあるの?
『花いちもんめ』
情報皆無。京風ラーメンだったらしい。玉川学園に同名のラーメン居酒屋あり。
『七福』
情報皆無。店舗があった場所のすぐ近くに、現在は『ななふく』という人気ラーメン店があるのは偶然?
〇国分寺市
『壹番館』
情報皆無。「壹」の字を表記するため、久々にIMEパッドを使用した。
『燕京』
だいぶ前に閉店した模様。その後、働いていた方が埼玉の狭山で、同名店を開いたとの情報あり。
『コタン』
かなり前に閉店? 西荻窪『コタン』など、同名の店はいくつかあるが、のれん分けなのか。
〇国立市
『あじさいラーメン』
情報皆無。谷保駅の近くにあったらしい。『あじさい』という名の中華屋さんが府中にあるが、関係はなさそう。
※2024年2月追記 府中市の『あじさい』について、ブログ書きました
『越前屋』
mixi「国立コミュニティ」によると、だいぶ前に閉店した模様。実は私、今でもmixiを閲覧している(笑)。
『コーライ』
『香来』の名前で営業中。今年の夏頃、「タンメン」と「ニンニク餃子」を食べてきた。
※香来の「タンメン」830円
『大龍軒』
国立店の情報は皆無。ただ、同じようにちゃんぽんがウリの系列店が、小作や立川(閉店)にある。
『丸信』
だいぶ前に閉店。荻窪の名店のノレン分けということで、私も若い頃に食べた。
現在はこちらの出身者が、同じ国立の谷保駅近くで『丸信中華そば』という中華食堂を営んでいる。
『丸八』
だいぶ前に閉店? ツイッターでこのお店の名前を出している方が、「もうない」と発言していた。
〇立川市
『味幸』
13年頃まで営業していたが、現在は閉店。競輪場から近いのに、入ったことはなかった。
『栄華』
コロナ禍で休業し、その後閉店。店の前は何度も通っていたのだが、入店経験はなし。
『歌舞伎』
情報皆無。出版社が立川なので、社員が通っていたのか。
『東京軒』
情報皆無。このお店があった曙町の東側は、当時不良中学生が多く、ガキの私は近寄らなかった。
『ニュー一番』
やはり情報皆無。このお店があった羽衣町など、立川の東側は…以下同上。
『宝来』
同名屋号の中華店は、国分寺→その後西国分寺の『ホーライ』など、複数存在するのだが、立川店は情報皆無。
『満洲里』
現在の髙島屋があるエリアにあったらしい中華店だが、やはり情報皆無。同名のお店が西所沢にもある。
なお、有名チェーン『ぎょうざの満洲』も、1号店の屋号は満洲里だった。
『ラーメンショップ』
コロナ禍直前の19年12月に閉店。私も食べたことがあった。目の前に市役所があった頃は繁盛していたはず。
『来陽軒』
だいぶ前に閉店? インスタグラムで「昔あった」と述べていた投稿を発見。
立川の店舗が、満洲里以外は東側ばかりなのは、失礼だが手抜き取材と言わざるを得ない。
〇日野市
『杏花飯店』
10年以上前に閉店。横須賀に同名店があるが、関係は不明。
『つるや食堂』
情報皆無。高尾の同名中華食堂は無関係?
※2024年6月追記 高尾『つるや食堂』についてブログ書きました
『北海道ラーメン 特一番』
数年前に閉店。冒頭で紹介した『特一番』の日野店。私は餃子とビール、ラーメンを食べた経験あり。
『らーめん 福々』
情報は少ないが閉店? 03年頃には営業していた模様。
『美なみ食堂』
情報皆無。「最近はファミレスやファストフード店が増えて、若い人の味の好みが画一化されてきた」
という女性店主のコメントは、38年前ながら的を射ている。
『珉珉』
17年に現在の場所に移転し、営業中。八王子の老舗ラーメン店『みんみん』の流れを汲む。
〇八王子市
『安斉亭』
名物は巨大チャーシュー。西八王子から北八王子に移転後、13年に閉店。
『寒竹』
閉店? 情報が少ない。旧長崎屋、現ドン・キホーテの脇に存在していた。
『金生』
情報皆無。記載の住所には株式会社金生という会社があったようだが、現在は不明。
『九州ラーメン 桜島』
19年3月20日に惜しまれつつ閉店。その直前に入店した際のリポートはこちら。
『大乗』
19年に閉店。店主は大乗仏教のお寺の息子さんだったそうだ。
『タカミ』
情報皆無。駅ビル「NOW」の1階にあった模様。熊本から「ゆずがらし」(柚子胡椒)を取り寄せていたとの記載あり。
『釜玄 竹の家』
営業中。30年以上前に食べたっきりなので、近いうちに再訪しようか思案中。
※今年の春に撮影した、店頭の画像
『香港飯店』
正式名は香港? いずれにしても情報皆無。
『満福亭』
約10年前に閉店。長年「ラーメン」を100円で提供していた、語り継ぎたいお店。
〇保谷市
『栄福』
取材を受けた東伏見店は情報皆無。住所が掲載されていた柳沢店は現在も営業中。なので半分だけ赤くした。
『海賊ラーメン』
約15年前に閉店。お店のコンセプトは「七つの海を越えて世界の味覚がやって来た」で、
カレー味の「インドラーメン」や、ウインナー入りの「ドイツラーメン」など、多彩なメニューがあったらしい。
保谷市が終わったところで、ちょうど50軒。当初は100店舗一気に記載する予定だったが、
読者だけでなく私自身も疲れてきたので、予定を変更し、ここでいったん中断し、前後編にする。
ここまで目を通してくださった方に、「おお、この店懐かしい!」などと、思い出していただけたら幸いである。
ちなみに私自身は、「こんな店あったっけ?」の方が多かった。特に地元の立川市。
<後編へ続く>
※転記したラーメン店の詳細をご存知の方、情報提供お待ちしております
※木久ちゃんも愛した(?)特一番の「味噌らーめん」
全国ラーメン党・党首を名乗った、ラーメン愛好家の第一人者といえる木久扇師匠ゆえ、
マズいと評判(?)の「木久蔵ラーメン」だけでなく、関連著書も出版していたはずだと、
ブログ投稿後に、地元図書館の蔵書を検索してみたところ、
林家木久蔵監修・全国ラーメン党三多摩支部編「多摩の評判ラーメン 名物ラーメン」がヒット。さっそく借りてきた。
発行日は、1984(昭和59)年11月。販売元は、私の地元・立川市にある『けやき出版』で、
上記以外にも、「多摩のラーメン」「多摩のごちそう200店」など、以前から多摩地区の飲食店関連の書籍を、多数発行している。
「東京」とタイトルの付くグルメ本の大半が、23区内の店、せいぜい吉祥寺までしか取材しないのに対し、
東京の西側にもスポットを当てる、けやき出版さんの編集方針は貴重だし、地元民としても支持したい。
けやき出版の関係者の方、よかったら地元のライター(私)にお仕事をください(笑)。
ハナシを戻す。上記書籍は、今から38年前に多摩地区で営業していた、ラーメン屋さんを100店紹介している。
ただし、木久蔵さんはあくまで「監修」で、お店の選択と取材は、女性ライター8名と、ラーメン党事務局の方が務め、
師匠は前書きとコラム「ラーメンひと口メモ」の執筆、そして、さっき掲載した表紙や、書籍内のイラストを担当している。
落語家になる前は、漫画家を志望していただけあり、イラストもさすがの腕前である。
ラーメン店100軒について、文中では住所と簡単な地図、電話番号、営業時間と定休日などの基本データの他、
主なメニューと価格、店主の名前、年齢、顔写真や取材時のインタビュー、
さらにはお店の外観なども紹介しているが、ラーメンの写真はほぼナシ。
最近のガイド本ではあり得ない構成だが、店主の意見や主張が掲載されているのが、個人的には気に入った。
インターネットもない昭和の時代に、評判のラーメン店を多摩地区だけで100軒も集めた、関係者の努力には頭が下がる。
ちょっと長くなるが、以下でその100軒を、掲載順に転記していく。
店名は、常用外の漢字など、実際と異なる場合もあるが、書籍の記載どおりに記した。
保谷市や羽村町など、現在は使用されていない地名も、当時のまま転記。
屋号の下には、私がネットでざっと調べた、現在の営業状態や、簡単なメモも追記。
「営業中」のお店は、屋号を赤字で表記。廃業したことを確認できたお店は「閉店」と表記し、
現在、文中の住所に店舗はないが、閉店情報を確認できなかった店は「閉店?」とクエスチョンマークを付ける。
ネット普及以前に廃業したと思われる、検索しても店舗の存在自体が見当たらない、「情報皆無」のお店も多数あった。
なお、閉店のお店も、他地区への移転や、三鷹の『江ぐち』→『みたか』のように、屋号を変えて弟子が継いでいたり、
反対に、現在も営業中だが、経営者やメニューが変わり、実質別の店になっている場合もあるかもしれない。
あくまで「ネットでざっと調べた」程度なので、事実と異なっていたらゴメン。
〇武蔵野市
『一圓』
いわゆる一圓本店。当時の場所から移転して営業中…と思いきや、10月末で閉店していた!
三鷹北口の系列店は営業中。
※一圓三鷹北口店の「ジャンボ餃子」4個
『糸ぐるま』
閉店? 群馬県高崎に同名店舗があり。京風ラーメンのチェーン店?
『さくらい』
昨年1月に閉店。ラーメン店というより、中華屋さんとして人気を博していた。
『大龍門』
閉店? 味噌ラーメンがウリのお店で、現在『うどん白石』がある場所の近くにあったらしい。
吉祥寺には同名の中華屋もあったが、こちらも閉店。
『はなめんてい』
閉店? ここも京風ラーメンの店だったようだ。
『火の国』
だいぶ前に閉店。熊本ラーメン&ちゃんぽんのお店で、代々木にも支店があったが、こちらも数年前に閉店。
『ホープ軒』
正式名は『ホープ軒本舗』吉祥寺店。言わずと知れた東京屈指の名店で、現在も営業中。
文中に「近所に2号店を出す」との記載があったが、そちらのお店については不明。
〇三鷹市
『江ぐち』
2010年に閉店も、弟子の橋本氏がすぐ近くの場所で、『中華そば みたか』の屋号で再出発。
※みたかの「ラーメン・ナルト増し増し」(詳細はこちら)。繁忙時の注文はNGだ
『彩華』
正式名は『味の彩華』。21年1月に閉店。自家製麺は水を使用せず、牛乳などを入れて打っていた。
『だるまらーめん』
ずいぶん前に閉店? 3人前の「ジャンボラーメン」は900円。38年前とはいえ安い!
『田田(でんでん)』
情報皆無。店主のおばちゃんは元ファッションモデルらしい。二郎系の『田田(だだ)』はおそらく無関係。
『黙古寿』
情報皆無。八王子の狭間に同名店があるが、関係は? 西調布にも同名店があった模様。
文中に「500円はラーメンとしては高価だが…」の記載あり。当時、普通のラーメンで500円は、確かに高く感じた。
〇小金井市
『大番』
情報皆無。小平に支店を出していたらしいが、そちらも不明。同名屋号のお店はいくつもあるが、関係はあるの?
『花いちもんめ』
情報皆無。京風ラーメンだったらしい。玉川学園に同名のラーメン居酒屋あり。
『七福』
情報皆無。店舗があった場所のすぐ近くに、現在は『ななふく』という人気ラーメン店があるのは偶然?
〇国分寺市
『壹番館』
情報皆無。「壹」の字を表記するため、久々にIMEパッドを使用した。
『燕京』
だいぶ前に閉店した模様。その後、働いていた方が埼玉の狭山で、同名店を開いたとの情報あり。
『コタン』
かなり前に閉店? 西荻窪『コタン』など、同名の店はいくつかあるが、のれん分けなのか。
〇国立市
『あじさいラーメン』
情報皆無。谷保駅の近くにあったらしい。『あじさい』という名の中華屋さんが府中にあるが、関係はなさそう。
※2024年2月追記 府中市の『あじさい』について、ブログ書きました
『越前屋』
mixi「国立コミュニティ」によると、だいぶ前に閉店した模様。実は私、今でもmixiを閲覧している(笑)。
『コーライ』
『香来』の名前で営業中。今年の夏頃、「タンメン」と「ニンニク餃子」を食べてきた。
※香来の「タンメン」830円
『大龍軒』
国立店の情報は皆無。ただ、同じようにちゃんぽんがウリの系列店が、小作や立川(閉店)にある。
『丸信』
だいぶ前に閉店。荻窪の名店のノレン分けということで、私も若い頃に食べた。
現在はこちらの出身者が、同じ国立の谷保駅近くで『丸信中華そば』という中華食堂を営んでいる。
『丸八』
だいぶ前に閉店? ツイッターでこのお店の名前を出している方が、「もうない」と発言していた。
〇立川市
『味幸』
13年頃まで営業していたが、現在は閉店。競輪場から近いのに、入ったことはなかった。
『栄華』
コロナ禍で休業し、その後閉店。店の前は何度も通っていたのだが、入店経験はなし。
『歌舞伎』
情報皆無。出版社が立川なので、社員が通っていたのか。
『東京軒』
情報皆無。このお店があった曙町の東側は、当時不良中学生が多く、ガキの私は近寄らなかった。
『ニュー一番』
やはり情報皆無。このお店があった羽衣町など、立川の東側は…以下同上。
『宝来』
同名屋号の中華店は、国分寺→その後西国分寺の『ホーライ』など、複数存在するのだが、立川店は情報皆無。
『満洲里』
現在の髙島屋があるエリアにあったらしい中華店だが、やはり情報皆無。同名のお店が西所沢にもある。
なお、有名チェーン『ぎょうざの満洲』も、1号店の屋号は満洲里だった。
『ラーメンショップ』
コロナ禍直前の19年12月に閉店。私も食べたことがあった。目の前に市役所があった頃は繁盛していたはず。
『来陽軒』
だいぶ前に閉店? インスタグラムで「昔あった」と述べていた投稿を発見。
立川の店舗が、満洲里以外は東側ばかりなのは、失礼だが手抜き取材と言わざるを得ない。
〇日野市
『杏花飯店』
10年以上前に閉店。横須賀に同名店があるが、関係は不明。
『つるや食堂』
情報皆無。高尾の同名中華食堂は無関係?
※2024年6月追記 高尾『つるや食堂』についてブログ書きました
『北海道ラーメン 特一番』
数年前に閉店。冒頭で紹介した『特一番』の日野店。私は餃子とビール、ラーメンを食べた経験あり。
『らーめん 福々』
情報は少ないが閉店? 03年頃には営業していた模様。
『美なみ食堂』
情報皆無。「最近はファミレスやファストフード店が増えて、若い人の味の好みが画一化されてきた」
という女性店主のコメントは、38年前ながら的を射ている。
『珉珉』
17年に現在の場所に移転し、営業中。八王子の老舗ラーメン店『みんみん』の流れを汲む。
〇八王子市
『安斉亭』
名物は巨大チャーシュー。西八王子から北八王子に移転後、13年に閉店。
『寒竹』
閉店? 情報が少ない。旧長崎屋、現ドン・キホーテの脇に存在していた。
『金生』
情報皆無。記載の住所には株式会社金生という会社があったようだが、現在は不明。
『九州ラーメン 桜島』
19年3月20日に惜しまれつつ閉店。その直前に入店した際のリポートはこちら。
『大乗』
19年に閉店。店主は大乗仏教のお寺の息子さんだったそうだ。
『タカミ』
情報皆無。駅ビル「NOW」の1階にあった模様。熊本から「ゆずがらし」(柚子胡椒)を取り寄せていたとの記載あり。
『釜玄 竹の家』
営業中。30年以上前に食べたっきりなので、近いうちに再訪しようか思案中。
※今年の春に撮影した、店頭の画像
『香港飯店』
正式名は香港? いずれにしても情報皆無。
『満福亭』
約10年前に閉店。長年「ラーメン」を100円で提供していた、語り継ぎたいお店。
〇保谷市
『栄福』
取材を受けた東伏見店は情報皆無。住所が掲載されていた柳沢店は現在も営業中。なので半分だけ赤くした。
『海賊ラーメン』
約15年前に閉店。お店のコンセプトは「七つの海を越えて世界の味覚がやって来た」で、
カレー味の「インドラーメン」や、ウインナー入りの「ドイツラーメン」など、多彩なメニューがあったらしい。
保谷市が終わったところで、ちょうど50軒。当初は100店舗一気に記載する予定だったが、
読者だけでなく私自身も疲れてきたので、予定を変更し、ここでいったん中断し、前後編にする。
ここまで目を通してくださった方に、「おお、この店懐かしい!」などと、思い出していただけたら幸いである。
ちなみに私自身は、「こんな店あったっけ?」の方が多かった。特に地元の立川市。
<後編へ続く>
※転記したラーメン店の詳細をご存知の方、情報提供お待ちしております
突出して多いのは「一圓」(移転前)ですが、えー、閉店ですか…?
接客態度が悪すぎて?(笑)
逆に吉祥寺以外で入ったことあるのは「江ぐち」のみと、若いころの内弁慶ぶりがあぶり出される形となっておりますが…。
しかし、入ったことはなくとも、「丸信」「満洲里」「燕京」「コタン」…と、いまに続く流れが見えてくるようで興味深いです。
後編を楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
あと、ムダに長いブログに目を通していただき、感謝いたします。
『一圓』本店の閉店には驚きましたが、建物老朽化が原因のようです。
実は食事したことがないので、態度の悪さは知りませんでした。
系列の持ち帰り専門店『篭蔵』は、悪くない接客なのですが。
後編は、ここだけのハナシ、
hobohoboさんのブログが情報源になったお店も、いくつかあります。
瑞穂の『松屋』とか。
今のうちに、お礼を申し上げておきます。